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NHKTVためしてガッテン・”腰痛”と漢方的考察
 一昨日(11月16日)の ためしてガッテンご覧になりましたか?。「国民的大誤解!驚異の回復腰痛」のタイトルでした。マスコミ的な表現が多々ありましたが、当店のお客様からも大きな反響がありました。

 放送内容は 1、主犯の椎間板ヘルニアは「無罪」!!
       2、犯人は腰ではなく「ストレス」!!
       3、ストレスを引き起こす痛みの悪循環!
       4、脳の鎮痛シィステムを回復させるのは「犬」!

 腰痛の原因別分類では 椎間板ヘルニア 5%
            圧迫骨折    9%
            腫瘍      1%
            原因不明   85%   であり

そして、「ヘルニアをOPEした人と、OPE以外の治療をした場合を比較しても2~10年で患者の回復満足度に差はなかった。
「福島医大が原因不明の腰痛患者の脳血流が低下していて脳の働きも低下していた」との内容でした。

 痛く不安な思いをしてOPEした人にはちょっと残酷な内容だったのではないでしょうか。
漢方屋の私は視聴しながらアレッ!結果的には漢方の考え方に似ていると思いました。

 西洋医学の考え方は痛みならその部分での異常を探し出して処置をすることになりますが漢方医学ではからだ全体の調和から痛む部分を治す治療法をとります。ヘルニアであれば脊髄を支える筋や靱帯の強化をして治します。

 番組中の「脳との関係についての漢方的考え」は腎の関与があり、”腰は腎の府” ”腎は骨を主り髄を生じる””腎は髄を通じて脳に通ずる”とあります。髄は骨髄と脊髄とに分けられますが脊髄は上部で脳につながり、脳は髄が集まって出来ていると考えています。また”腎は精を蔵す”とも考えますので「精」の不足は髄を生じなくなり骨や脳の正常な働きが出来なくなります。

 「ストレスと犬についての漢方的考え」は肝の関与があり”肝は疏せつを主る”といい「怒」を主としたストレスにより自律神経系の過緊張ともたらし精神的な緊張、情緒の過度の変動などにより肝の生理機能である「血を蔵する」働きが低下し、筋膜を養えなくなり筋脈の拘急、肢体のしびれなどが現れます。アニマルセラピーも良質の気分転換になり痛みから解放されたのだと思います。e0024094_17455149.jpg
 また「恐・驚は腎の志」といい、「恐」を主としたストレスにより物事に対して恐れおののきビクビク・おどおどした状態であり、「驚」のストレスは意識せず突然受けるショックであり「3.11の東日本大震災」でも腰痛に悩まれた方が多数あったのではないかと思われます。

 このように漢方では慢性的な腰痛に対し「肝と腎」の生理作用を正常にすることが大切であり、怒・恐・驚の過剰は肝と腎を傷つけます。85%もの原因不明な腰痛に対しても冷えや湿気、血の滞り(おけつ)、気や血の不足、加齢など原因に対し様々な対処法があります。詳しくは当店のHPの「痛み」No.5の腰痛を是非ご覧ください。

 

 
 
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 12月10日(土)に新店舗に移転しますので、その準備作業に追われて記事のUPが疎かになっていて大変申し訳ありません。

 
           
by home-k | 2011-11-18 17:36 | 痛みと漢方