ブログトップ
花粉症治療は・・・新薬?漢方薬?
 NPO花粉情報協会によると今年のスギ花粉の飛散量は「少ない」と報道されていますが、さてどのようなことになるのでしょうか。アレルギー反応は少しのアレルゲンにも反応してしまうのが常で、アレルギー体質の悲しいところです。

 花粉症鼻炎の主な症状は
  鼻の症状;くしゃみ、鼻水、鼻づまり、鼻粘膜のかゆみ
  目の症状;目のかゆみ、充血、なみだ目
  その他;頭が重い、さむけ、外耳道のかゆみ、息苦しさ、寝苦しさ など多岐に亘ります。

 このような症状に対し、耳鼻科では第二世代抗ヒスタミン、ステロイドの点鼻薬や内服薬などが主に処方されています。資料の整理をしていると面白いレポートがありました。前C大学病院耳鼻科教授A・Kさんが抗ヒスタミン薬治療に対する満足度を調査したところ「何らかの不満があった」との回答が65%を占め、そのうちの66%の方が最も不満を感じた項目として「効果不十分」であったと報告しています。思いのほか新薬の効果が低いのに驚かされました。また、眠気や口の渇き、排尿障害などのほかインペアードパホーマンスなどの副作用も問題視されています。

 漢方での対策は、体質に合わせた用薬で十分に研究されていて副作用もなく高い治療効果があります。                     e0024094_17513530.jpg     
 花粉症などのアレルギー症状が起こりやすいのは
  1.虚弱体質の人
  2.呼吸器の弱い人
  3.胃腸の弱い人  などに多く発症します。
 
 虚弱体質の人はからだを温める力が不足しエネルギー不足のため免疫力のバランスが悪いために花粉などの外敵に侵されやすくなります。
 呼吸器の弱い人は呼吸器には邪気(風邪というウイルスや花粉や寒邪という冷えなど)の侵入防ぐバリア機能があるのですが、その機能低下は防御システムを十分に発揮できません。
 胃腸の弱い人は食べ物をエネルギー化出来ず全身の臓器の機能低下を引き起こします。

 このような鼻炎体質に対し漢方では肺や胃腸(脾)、腎の機能を高める生薬を用いることで、それぞれの臓器の機能を正常化させます。

 特に花粉性鼻炎の特徴である水様鼻水などは肺の気化力の低下であり、肺にめぐってくる津液(しんえき;からだに有益な液)を水蒸気化できず水様鼻水になって漏れでるようになるのです。
 この水様鼻水は栄養のあるエネルギーが含まれた有益な水分(津液)ですから疲れやすくなったり、皮膚の乾きを自覚するようになります。

 鼻炎の根源は肺・脾(胃腸)・腎の機能の低下ですので肺や胃腸・腎を温めこの津液の気化力を高めることこそ花粉性鼻炎の基本治療といえます。勿論これらの大切な臓器を冷やさない食養生も大切です。

 今冬は寒さが厳しく、からだがかなり冷えていて寒邪による内臓機能が低下している方が多いと思いますので、花粉が少ないとはいえ注意が必要です。



漢方ホーム薬局のHPはこちら

 

  
by home-k | 2012-02-04 17:46 | 花粉症・鼻炎