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”痛み”の原因と漢方的考察
 一陽来復の日

昨日は”冬至”でした。太陽の高さが一年中で最も低くなり、そのため昼が一年中で最も短くその分夜が長くなります。陰陽論からすれば冬至の日は陰気に満ちた日でもあります。「陰極まれば陽になる」といいますので今日からは陽の気が徐々に多くなり日脚ものび始めます。一陽来復です。
陽が増え始めたとはいえ、今冬の寒さは大変厳しいです。寒さにやられるて痛みを訴える方(頭痛・胃痛・肩痛・腰痛・膝痛・生理痛など)が例年より多く見受けます。

 ”痛い!”にはわけ(素因)があります。
 
痛みを引き起こす原因を中医学(漢方)では「不通則痛」と「不栄則痛」の二つの原因に大別されると表現しています。
不通則痛ふつうそくつう」とは通じなければ痛むという意味で、自然界の風・寒・湿やストレスという外邪がエネルギー(気)と栄養素(血)のめぐりを妨げ代謝障害を引き起こします。それ故、冷たい風にあたったり、寒くて冷えたり、湿度が高い雨や曇りの日などに痛みが起こりやすいのです。
 「不栄則通ふえいそくつう」とは気や血の栄養が足りないという内因のために痛むという意味で身体に必要な気や血の不足、肝腎の働きの低下によるホルモン系の失調などにより組織や細胞を養えなくなり痛みが引き起こされます。虚弱体質や慢性化した時、老化時の発病にはこの治療法が奏功します。e0024094_14573254.jpg

 医療機関で保存療法や運動療法、物理療法を行っている場合でも上記の観点から、からだの状態や体質を改善することは可能で漢方による根本治療が大いに期待できるようになります。

 漢方の治療法則に「急なれば則ちその標を治し、緩なれば則ちその本を治す」という表現があります。症状が急で激しい場合は症状にあわせた対症療法を行い、症状が緩やかであったり、長期化した場合は原因と状態に応じて体質に合わせた根本治療を行なうということです。

 長く痛みでお悩みの方、痛みの漢方治療の原則の中からきっといい方法が見つかります。あきらめずに漢方で元気を取り戻しましょう。

 人生の喜びは健康にあります。



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by home-k | 2012-12-22 14:38 | 痛みと漢方