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花粉症は漢方で快適な春に
  花粉症は体の防衛力の不足=免疫力のアンバランスから発症 

漢方中医学では、花粉や気温の変化に対しての体の第一の守りを{衛気(えいき)=からだの防衛力}といいこの衛気が体表部や体内の粘膜のバリアの役割をはたしています。

 人は本来は常に周囲の環境に適応して健康に生きられるように体の中に侵入してきた病原菌やウイルスや花粉などを排除、死滅させたり、体内の変異細胞を排除する防衛システムを持っています。この防衛システムが免疫といわれるものです。

 かぜは免疫の不足から、花粉症は免疫の過剰反応から起きる病ですが、不足・過剰の違いはあるもののいずれにしても本来持っているはずの免疫調節能力が低下していることに変わりはありません。この免疫調節能力の低下こそが漢方でいう “衛気不足”の正体です。

  衛気不足(衛気虚)の症状 

衛気は脾肺が支配していますので食欲不振や風邪をひきやすい、汗をかきやすい、のどが弱くて炎症を起こしやすい、鼻がいつもぐずぐずしている、低体温、寒がり、冷え症などが みられます。e0024094_18284483.jpg

  花粉症には二つのタイプがあります

 二十四節気の ”雨水”の前後になると鼻がムズムズ、クシャミ、鼻水などの花粉性鼻炎の症状を発症する方は衛気が不足(自分を守る力の不足)なのです。衛気を補うことが必須です。

    ① 冷えタイプ(このタイプが多い)      

 クシャミ、透明の鼻水が多い、鼻つまり、背筋に寒気が走る、頭重、倦怠感、涙目などの症状が多く、早朝に激しい症状(モーニングアタック)が起きる。
 乾姜、甘草、細辛、辛夷、半夏など体を温め水分代謝の改善を計ります。
 ◎ 体質が弱い人が発汗作用の強い漢方薬(小青龍湯など)を長く使うと衛気虚になります。要注意
  
    ② 熱タイプ(このタイプは少ない)       

 クシャミ、鼻水(白濁)、鼻づまり、鼻や目がかゆい、充血眼、日中気温が上がると症状が悪化。
 蒼耳子、菊花、インチンコウ、薄荷などを用い体にたまった熱を涼します。

  花粉症の漢方根本療法 

 冷えタイプにしても、熱タイプにしても上記の療法は単に症状を抑える対症療法(標治法)にすぎません。
根本療法は先述の衛気不足を補い免疫調節能力を上げる生薬の ”黄耆(おおぎ)”がメインの漢方処方が必要になります。
 玉屏風散(衛益顆粒)・黄耆建中湯(補気建中湯)・補中益気湯などがあります。

 鼻は肺に酸素を取り入れる大切な器官です。鼻水や鼻づまりで口呼吸を余儀なくされることは体を酸欠状態にさらすことになり体のみならず脳の働きも鈍化させることになり仕事や学業の妨げになり社会の損失です。この酸欠や抗アレルギー剤による生体機能の低下はインペアードパホーマンスといい、”気づきにくい能力低下”をもたらし気づかないうちにミスを起こすことになりますので軽い病とみては危険です。

 免疫調節能力を上げ根治療法ができる漢方療法がお薦めです。倦怠感や鼻やのどの粘膜が乾くなど副作用の無い体質に合った漢方薬を調合いたします。



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by home-k | 2015-02-21 18:42 | 花粉症・鼻炎