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お血と微小循環障害Vol.31 ー月経血の観察・色と量ー
 中医学(漢方)では生理血の色・質・量などを観察することは、漢方的な体質を判断する上でとても大切なことです。これらが正常範囲を外れていれば、生理不順とみなしています。(基準は前頁Vol.30を参考に)

 経血の観察は月経量の最も多い2~3日目の経血を基準とします。色が淡色系と濃い色系に分類してみました。8分類あり、その特徴を記してみましたが、実際は他の項目と重複することが多いののではないかと思います。

 ① 経血が淡色傾向
  
   経血の色 経血の質  経血の量  特徴    漢方的体質分類

 A 淡紅色   希薄    多い   疲れやすい    気虚
 B 淡紅色   希薄    多い   寒がり      陽虚
 C 淡紅色   希薄   ごく少ない 目疲れる     血虚
 D 淡     粘稠    少ない  おりもの多い   痰湿
 E 淡紅・暗紅 希薄   ごく少ない 腰だる痛い    腎虚 
 F 淡暗紅  希薄・血塊  少ない  下腹・腰腿冷える 寒凝 

 ② 経血が濃い傾向

 G 鮮紅・紫紅 粘稠    多い   暑がり      血熱
 H 暗紫紅色 血塊多い   少ない  刺すような経痛  瘀血 I 暗紫紅色 血塊多い  多・少不定 下腹張る痛み  気滞瘀血


 一般的に、経血の色が淡いことは、気や血の不足、冷え、加齢などで体に力がないことを示し、濃いことは体に不要な熱や血の滞りがあることを推察することができます。


 以上の各項目をチェックしてみて、思い当たることがあれば心に留め置いて中医学を研鑽している漢方薬局に、ご相談をおすすめ致します。


  次回は、生理周期の異常について記してみたいと思います。

漢方ホーム薬局のHPはこちら

   





      
by home-k | 2008-11-20 13:47 | お血(おけつ)