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2006年 08月 08日 ( 1 )
 お血と微小循環障害 ②  -お血の源ー
 暑いときに細かいことで恐縮ですがからだのミクロの世界を見てみま
しょう。微小循環は一般に直径100マイクロメートル以下のごく細い
径を持つ循環系をいいますが今回は細胞レベルの世界です。

 脳血栓や脳梗塞、心筋梗塞などは比較的太い血管で起こっていますが
同じようなことが微小血管(毛細血管)や微小リンパ管、或いは細胞と
細胞の隙間を流れる組織液間でも起きています。

 この微小循環、微小リンパ管、組織液間で行われている物質交換やガス
交換のことを「微小循環」といっています。

 この微小循環は60兆個もあるとされる私どものからだの全ての細胞に
栄養と酸素を供給し利用され、そこから受け取った老廃物を運び出すとい
う大切な役割を担っています。

 今回はこのうちの血管系の微小循環を顕微鏡的に見てみますと驚きの
ミクロの世界が存在しています。
そこには「血管の直径より大きな赤血球が自分より小さい毛細血管を通過
している」事実です!!

 この最も細い毛細血管の直径は5~6μm(マイクロメートル)で血液
成分の一つである赤血球の直径は7~8μmですから明らかに血管の内径
より大きな赤血球が毛細血管を通過しているのです。
(1マイクロメートルは1ミリの1/1000)
物理的に無理なことが何の支障も無くできるのは「赤血球の変形能」(自
らの形を変幻自在に変える能力)によります。実際、身を縮めてパラシュ
ートのような形で一列になって通過しています。
 
 本来この力は誰にも備わっているのですが、ストレスや老化、疲労、運
動不足、食生活の間違いなどが積み重なってくると変形能という血液自身
の調整力も弱まってくるため赤血球が弾力性を失い微小毛細血管を潜り抜
けることが滞りがちになったり滞ったりしてきます。

 これが中医学(漢方)でいう「お血」の源(みなもと)です。

 お血(おけつ)とは血液の流れが悪くなった状態のことです。
このまま放置していると血液は凝集し血栓へと発展していきます。
血球にしても血管にしても弾力性を保つことが大切なのです。

   当店HPのURL http://www.homek.biz
by home-k | 2006-08-08 15:44 | お血(おけつ)