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2006年 12月 12日 ( 1 )
お血と微小循環障害  ⑪   -胃袋とストレスー
 なんとなく胃のあたりが重い、食べたくない、胃が痛い・むかつく・もたれる・はる・つかえる、胸やけがするなど五臓六腑のなかでもこんなに文句をいう臓器は他にありません。体外から直接有益なものは勿論、害のある物などを送り込まれるのですから時には文句の一つや二つ言いたくもなるのでしょう。

 レントゲンや胃カメラなどで検査しても原因不明で、そのうち何となく治った感じになったり、再発したり、時にはキリキリ痛んだり上腹部が重たいなど胃潰瘍を思わせることも。なかなかスッキリしないことが多いように思います。多くは慢性胃炎と診断されています。

 今日の社会生活はテンポが速く、変化も激しく緊張させられることが多くなっています。緊張などのストレスを感じると自律神経の交感神経が刺激されてアドレナリンが分泌され胃の毛細血管が収縮して胃袋にいく血流が減少するようになります。血の不足は酸素や栄養の不足を引き起こし胃の正常な機能を営むことができなくなります。

 日常生活で緊張や心配ごとが続いて、食欲不振や吐気、胃痛などを経験された方も多いのではないでしょうか。

 中国漢方(漢方)ではこんな時、行気薬という生薬の木香・縮砂・陳皮・沈香・厚朴・川練子などで気をめぐらせ交感神経の緊張を解き血行を改善させます。さらに、滞った血を巡らせる活血化お薬(姜黄・田七)なども併用していきます。
 このように毛細血管の流れを回復させることで好結果を得ることができます。

 最近のことですが、「夜中になると胃が激しく痛み目が覚める」という方が来店されました。病院の治療は受けているが治らない、怖くて寝られないとの訴えでした。上記の気の滞りとお血の漢方理論を応用することで短期間にお元気になられました。漢方の素晴らしさを実感させて頂きました。

 病院(西洋医学)ではこんな時H2ブロッカーのシメチジン・ファモチジン系の新薬が繁用されていますが長期連用は避けたいものです。胃液やペプシンの分泌を抑制するばかりでなく胃ガン症状が隠されてしまう危険性もあり要注意です。

 胃は氷嚢ではありません。冷めたいものの摂り過ぎもまた血行を悪くしますので食養生も大切です。


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by home-k | 2006-12-12 17:55 | お血(おけつ)