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2007年 01月 31日 ( 1 )
カム かむ EVERYBODY ① -咀嚼が足りないー 
 1月14日の当ブログで「カム かむ 咬む 噛む 30」を提案させていただきました。

 食べるという行為は単に味覚を刺激しているだけでなく同時に知覚・嗅覚や触覚をも刺激しこれらの莫大な情報量は食事をするたびに脳に送られています。私どもが持っている感覚器としてもピカイチでこんなにすばらしいセンサーは他にありません。このように「かむ」咀嚼行動と脳は密接な関係をもっており、噛まないこと即ち咀嚼不足は脳の働きにも少なからず影響を与えることになります。

 豊かな脳に育てる秘訣はこんな所にもあるのです。

 神奈川歯科大の研究発表に、昔の食事と今の食事の噛む回数を比較したものがありますが、弥生時代の食事は魚の干物、木の実、玄米のような穀類が主で一食につき4000回の咀嚼が必要で、それに対し今時の食事は約600回なつてしまった。ちなみに戦前は約1400回ということですから年々減少の傾向にあり本当に憂うべきことです。

 学校薬剤師として私の関係している学校や幼稚園でも粉食加工品の麺類・スパゲッティやうどん、パン、カレーライス、ハンバーグ、スープなどは大人気で豆類や硬い野菜は残す生徒が多いと言う事です。やはり簡単に食べられる粉食の加工品にについ手が出てしまいがちになりますが硬いものが多い粒食の比率も高めたいものです。早く食べることが先で「味あう」「かみしめる」が疎かになりつつあります。家庭は勿論のこと給食の時間も「よく噛む」ことの大切さを知らせなくてはならないと思います。

 良い食べ物をバランスよく、良く噛んで食べることは健康づくりの土台であり、豊かな人生を送る出発点です。



次回は「唾液と噛む効用」についてもう少し掘り下げてみたいと思います。

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by home-k | 2007-01-31 23:20 | ドライマウス