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2007年 08月 21日 ( 1 )
お血と微小循環障害 Vol.16  -高脂血症ー
 食や運動など生活習慣の悪い状態が続くと内臓の働きに無理が生じ本来の仕事をしてくれなくなり、その結果、不完全燃焼物である糖・尿酸・脂質が血液の中に入り込んでそれぞれ糖尿病・高尿酸血症(痛風)・高脂血症などを発症します。これらは全て血の汚れ(お血)の病です。

 食べ物の脂肪分は消化吸収された後、中性脂肪として蓄えられます。また肝臓では糖質を原料として中性脂肪が合成され体内で広く利用されます。このように脂質が体内で作られ、利用されていく事を脂質代謝といいます。

 脂質代謝が正常に働かなくなると血液中の脂質であるコレステロールや中性脂肪が増加してきます。この状態を高脂血症といい脂質代謝異常を示す代表的な病気です。

 漢方では、高脂血症という病気は「痰湿」「お血(おけつ=血の滞り)」の範疇に分類されます。
「痰湿」とは内臓の仕事が正常でないために体内に余分な濁れた水分がたまり、血脂(血漿中のコレステロールや中性脂肪)が高い状態です。血管の中壁に粥状のドロドロした血脂が沈着(アテローム)し、その結果血液の流れが悪くなったり、滞ってしまう(お血)ものです。痛みや苦しさといった自覚症状がないので放置しがちですが動脈硬化をはじめ、脳梗塞や心筋梗塞など重大な障害にも結びつくので油断大敵です。

  簡単な自己診断法
 1 やや肥満体である
 2 舌の色が暗紫色、舌下(裏)静脈怒張、舌に紫色の班点がある
 3 まぶたに黄色腫或いは腱・皮下に結節性黄色腫がある
 4 耳たぶに横溝がある 

  漢方療法
  痰湿のもとである水分代謝の改善に脾・肺・腎の働きを正常化する化痰利湿・補腎薬を主  に血の改善を計る活血化お薬を併用することで血栓(血液の塊)の形成や動脈硬化の発症  を予防することが出来ます。

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  生活習慣の改善
 油脂類や糖質を摂り過ぎないことが基本ですが食物繊維の多い食べ物を多く摂ることが大切です。卵黄・バター・ラード・モツ・たらこ・かずのこ・うなぎ・糖度の高い果物・菓子類・アルコールなどは少なく、背の青い魚(EPA・DHA多い)・海藻類・豆類・きのこ類・ビタミンA,C,E,B2、B6などは多く摂ると脂質代謝を促進させLDLの酸化を防ぎます。
 適度の運動はエネルギィー代謝を活発にするので中性脂肪を低下させ善玉コレステロールを増やすので大切です。生活にリズムをつくりましょう。

 病院などでよく処方されている高脂血症改善薬(コレステロール)のスタチン系薬などを漫然と長期間服用し続けることは黄紋筋融解症(骨格筋の成分が血中に溶け出す)をひきおこす恐れもあり注意が必要です。
        



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by home-k | 2007-08-21 15:46 | お血(おけつ)