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2008年 03月 31日 ( 1 )
お血と微小循環障害 Vol.23  ー肩こりー
 肩こりは冷えや湿気、ストレス、内臓や頚椎・肩関節の異常、筋肉疲労、外傷など多くの原因が指摘されています。
 
 漢方では肩こりは上記の原因などにより、肩~首筋の筋肉や組織に局部的な気(エネルギー)や血(栄養)の流れが滞って発症するとしています。

 最近、マッサージや針・灸、外用薬、ビタミン剤、消炎鎮痛剤、葛根湯(冷えの肩こり特効薬)などでも改善されない頑固な肩こりを訴える方が多くなっているように思います。なかなか改善されない頑固な肩こりは漢方でいう瘀血(おけつ)の範疇に属し、血流量の多い心臓・脳・肝・腎などの疾患がべ-スになるケースも多々あります。

 この瘀血性の肩こりは、イライラ・憂鬱・ヒステリックなど精神的な症状を伴い、目の疲れ・ドライアイ・髪につやがないなど「肝の機能」に問題があるのが特徴です(漢方では肝気うっ血という)。中医学では肝は ”血を蔵す” ”疏泄を主る” "筋を主る” ”目に開竅する”などの働きがありますので「肝気うっ血」の症状が長期化することで、気は流れず血流も滞るので筋や目に栄養が届かなくなります。

 「血」がイキイキせず、ドロドロ状態では血液成分の赤血球や白血球などは血球の変形能(2006年8月8日のブログ参考)を失い自己より細く小さな毛細血管を通過することができず益々瘀血は悪化していき、肩こりの自覚症状は強くなり、うっ血性で痛みやしこりを伴うようになり夜間に増悪することにもなります。

 このような時、漢方では「瘀血除けば、すなわち新血生ず」で瘀血の治療を優先し、血液をサラサラにして新しい血を増やします。気や血を動かす代表的な生薬の川芎をメインに当帰や芍薬、丹参・紅花・香附子などを主成分とする血府逐瘀湯、冠元顆粒、逍遥散、十全大補湯などを使い改善を計ります。



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  スイス グリンデルワルト付近登山電車窓より
by home-k | 2008-03-31 18:21 | お血(おけつ)