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2008年 06月 21日 ( 1 )
お血と微小循環障害 Vol.26 -ニキビあと(難治性)ー
 顔の T ゾーンの青春ニキビは治りやすいので瘢痕になりませんが、20歳前後に発症し Uゾーンにできる大人のニキビは一般に難治性といわれています。それ故、皮膚科の治療を諦めている人が多いように思います。しかし漢方の理論には治療法が確立されていてさほど難しいことではありません。

 アクネ菌による炎症・雑菌による化膿を長期に繰り返した結果、肌細胞を深くきずつけて紅黒色の色素沈着のあるクレータ様の瘢痕を残すことになります。

 中医学(漢方)では ”皮膚は内臓の鏡” と表現していて、内臓機能の異常が皮膚表面に現れていると診ています。

 特に若い女性の U ゾーンの紅黒いニキビや瘢痕は子宮・卵巣・大腸などの骨盤内臓器の不調和に起因するものが多く生理の痛み・血塊・不順・帯下や便秘など瘀血(おけつ=古血の滞り)の代表的な症状が見られます。

 この治りにくいニキビや瘢痕は漢方では微小循環障害・瘀血そのものであり患部に汚れた血や気の滞りがありその上、滞が熱を生み、新鮮な気や血の補給が十分にできなくなり、肌細胞の生まれ変わり(ターンオーバー)が正常に機能しなくなっている状態といえます。

 漢方独自の治療法である血熱を涼し気滞瘀血を除くことで(活血化瘀=かつけつけお)、お肌のターンオーバーを活発にし組織の修復を計ります。難治性の瘢痕も古血を除き新血をそそぐことが出来る漢方薬は素晴らしい治療法なのです。

 血熱とは

  血(けつ)の病的状態の一つで、ほてりや発熱などの熱を思わせる症状のほかに紅みのある発疹(吹き出物など)、紫斑、出血など「血」の症状をいう。

 血熱瘀血(けつねつおけつ)にならない生活習慣

  ○ ストレスをためないように自分に合った気分転換をみつける
  ○ 肌のターンオーバーの時間(Am 0時前後)には就寝し体を休める
  ○ 甘味、油物、激辛、濃い味を避ける カロリー過多に注意
  ○ 夏野菜のトマト、キュウリ、スイカ、ゴウヤ、緑野菜を多く摂る
  ○ 便秘をしないようにゴボウ、レンコン、バナナなど繊維の多いものを多く摂る
  ○ ウオーキングなどの有酸素運動は気血の滞りを改善する
  ○ 汗のかきすぎは血を濃くし血熱の要因になる

 ストレスは主要な原因で鬱熱(血熱気滞瘀血)にスグ変換しますので要注意です。

次回に、ニキビの瘢痕の治験例をUPします。



   漢方ホーム薬局のHPはこちら




My off time

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オーストラリア ブルーマウンテンズ国立公園 この地のユーカリの木から発散する精油が揮発しそれに太陽光が反射して一帯がブルーに見えとても神秘的です

 




 
by home-k | 2008-06-21 17:58 | お血(おけつ)