ブログトップ
2009年 09月 14日 ( 1 )
婦人疾患と漢方  陰部のかゆみ(陰痒)
 女性器の外陰部や膣内に生じる痒みのことで最近増加の傾向にあるように思います。
患部が湿潤性と乾燥性の場合があります。

 患部が湿潤性の場合(漢方では湿熱の病変といいます)

 陰部に強い痒みがあり悪臭のあるおりものが有ったり、外陰部のびらん、いらいら、口が粘る、尿が濃い、舌の苔が黄色いなどがみられます。
 多くは精神的なストレスや食べ物の不摂生により生じた湿熱の邪が肝の経絡上の通り道である陰部に滞り発症します。

 患部が乾燥性の場合(漢方では肝腎陰虚の病変といいます)

 陰部が乾燥して時々痒みやからだの熱感があり、少量の黄色いおりものを伴うことがあり、夜間に症状が酷くなる特徴があります。
 老化や慢性病などで、からだに必要な栄養物質を消耗し、またそれらが不足し肝の経絡上の陰部を潤すことができなくなり発症します。

 中国医学(中国漢方)では「諸痛痒瘡は皆火に属す」といい、痛み・痒みは熱症状を伴うのが常です。治療はの症状を冷ますことが基本です。漢方薬が奏功します。


 繁用処方;萆薢滲湿湯、瀉火利湿顆粒、茵蔯蒿湯、乙字湯、五淋散、三物黄芩湯、六味丸、瀉火補腎丸、滋陰降火湯など。




漢方ホーム薬局のHPはこちら



      
by home-k | 2009-09-14 17:01 | 婦人科疾患と漢方