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カテゴリ:季節の養生( 1 )
秋の養生
 焦げるような炎暑の夏がようやく終わりを迎えたようで、彼岸のお中日を境に涼しくなってきました。猛暑日・真夏日・熱帯夜と暑さのバロメーターも日を重ねて新記録続出で、振り返ればよくぞ乗り越えてきたものと思います。しかし漢方的に観察すると、肉体は暑さのために発汗過多になっていて、体に有効な水分(津液しんえき不足)が少ない状態になつています。

 爽やかな秋の気配を感じるようになってきましたが、夏の暑邪にかわり秋は空気の乾燥が気になる季節。漢方では燥邪といい乾燥によるトラブルが起こりやすくなります。夏の津液不足で体内の潤いが回復しないままこの燥邪に犯されるとドライシンドロームのさまざまな症状が発症します。のど風邪、乾いた咳、ふけが多くなったり皮膚のカサカサやかゆみ、髪のパサツキ、目の乾き、コロコロ便の便秘など体に身近な異常を感じることが多くなります。

 このような乾燥症状に対して、漢方では潤いを増す漢方薬が数多く用意されています。
1.口・鼻・咽喉などの上気道の乾きには麦門冬湯・養陰清肺・生脈散・天津感冒片、ゆり根・梨・蜂蜜など。
2.ドライアイには杞菊地黄丸・瓊玉膏・クコの実・ブルーベリーなど。
3.皮膚の乾燥・かゆみには当帰飲子・婦宝当帰膏・瓊玉膏・スキンケアにフタアミンクリーム、紫雲膏。
4.コロコロ便秘には麻子仁丸e0024094_1241110.jpg

 中医学では水分代謝を受け持つ臓器は肺・脾・腎で、なかでも肺は全身に潤いを届ける大切な役割があります。そのため燥邪によって肺の働きが低下すると全身いたるところにトラブルが発生することになります。

この夏汗をかきすぎた方、秋の乾燥した空気(燥邪)に要注意です。
漢方薬に秘めた潤い効果を是非体感してください・

 
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by home-k | 2010-09-25 12:44 | 季節の養生