快食!快眠!快便!:更年期障害の漢方
2012-05-28T16:46:09+09:00
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漢方を中心とした健康情報をお届けします
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更年期障害の症状は百人百様
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2012-05-26T17:17:00+09:00
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2012-05-26T17:17:24+09:00
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更年期障害の漢方
下記の症状はこれまで当店にご来店いただきご相談いただいた方々の苦痛の症状からピックアップしてみました。
精神神経症状
イライラ 不安感 憂うつ感 恐怖感 怒りやすい 驚きやすい 落ち込む 抑うつ 無気力
不眠(寝入りが悪い・眠りが浅い・朝早く目が覚める) 夢が多い ・・・・など
身体(肉体)症状
ホットフラッシュ(ほてり) 発汗 寝汗 のぼせ 頭痛 頭重 肩筋のこり 首こり めまい(ふわふわ感・ぐるぐる目が廻る・立ちくらみ) 耳鳴り(キーンという高い音・蝉が鳴くようなジーという低い音或いはブーンというモーター音・高い山やトンネルでよくある耳のつかえや張り) 動悸 頻脈 息切れ 胸苦しい 血圧の乱高下 のどの痞え 目が疲れる 涙もろい 背中の冷え
手足の冷えやほてり だるい 倦怠感 足腰に力が入らない 手足のしびれ 蟻が這うようなむずむず感 皮膚つやの減少 食欲不振 吐き気 体重減 頻尿 残尿感 排尿痛 便秘 下痢 腹痛 月経周期の乱れ 月経量の異常(過・少) 不正出血 性交痛 外陰部の違和感・かゆみ ・・・・など
これらの多くの症状が百人百様にでるのですから治療法も複雑ですが、多くは陰陽を整える滋腎養肝や自律神経を調整する疏肝清熱の働きのある生薬を使用して調和をはかります。
更年期障害によく使用される漢方薬
知柏壮健丸 杞菊地黄丸 八仙丸 黄連阿膠湯 加味帰脾湯 二至丹 逍遥散 加味逍遥散 生脈散 猪苓湯 半夏厚朴湯 血府逐於丸 冠心逐於丹 冠元顆粒 温経湯 弓帰膠艾湯 八味地黄丸 海馬補腎丸 参馬補腎丸 補中益気湯 婦宝当帰膠 感応丸・・・・などなど
更年期を楽に保つ秘訣
カ キ ク ケ コ を毎日意識する
カ 感動する
キ 興味をもつ
ク 工夫をする
ケ 健康をイメージする
コ 恋をする。こうありたい憧れも含む。
更年期を人生を見直すよい機会と考えて気持ちの切り替えを行ってみましょう。女性は知らず知らず家族の希望を優先してしまいがちです。まずは「誰かのためではなく自分のために行動する」ことからはじめてみましょう。
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更年期障害の漢方的考察
http://homek.exblog.jp/17996363/
2012-05-16T17:47:00+09:00
2012-05-17T16:47:35+09:00
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更年期障害の漢方
軽いほてりや発汗(ホットフラッシュ)、頭痛、肩こり程度の症状なら我慢も出来るのでしょうが、強いイライラや不眠・不安感などが更に重なり、欝症などに陥る人もあります。
このような症状の強弱の個人差はどこに原因があるのでしょうか。
漢方の古典によれば ”腎は精を蔵し、成長・発育・生殖を主る” とあり肉体の老化や生殖器の衰え・月経や閉経と関係の深い臓器は ”腎” にあると考えています。まさに ”かん腎かなめ”なのです。
更年期はこの身体の機能を支える ”腎精” が減少し諸機能が衰え始める時期にあたります。
腎精とは成長・発育などを促進する「生命エネルギーや栄養の基本となる物質」とされています。腎精は身体のエネルギー(腎陽)や身体の潤いや栄養(腎陰)に変化し身体の機能を支えています。
漢方では”病は身体の陰陽のバランスが崩れることにより発生する”と考えていますので更年期障害の病状もこの腎精の腎陽と腎陰のバランスの乱れに病の根源があります。
重い症状の更年期
更年期は一般に老化現象の一つですから、身体に潤いや栄養を与える物質である腎陰の不足が多く見られ、その分エネルギーの腎陽が勝るようになるので、のぼせやほてり・身体の熱感・イライラカッカなどが強く現れます。このアンバランスが強いほどストレスの影響も受け(肝腎同源)やすくなり症状も更に重くなります。不安感・不眠・動悸なども伴うことがあり腎・肝・心のからみも出てきますので症状は重度となります。
軽い症状の更年期
上記に比べ腎精の陽も陰もどちらも同じように減少する人は相対的に陽と陰のバランスが保たれているので症状も比較的軽く過ごすことができます。
女性の誰もが通過する更年期は人生の転機ともいえる時期ですので、ここをうまく乗り越えて第二の人生を楽しむか、延々と続く強い症状に不安を抱えて毎日を過ごすのか考えどころです。
つらい更年期症状をなるべく穏やかに過ごすのは陰・陽のバランスを整え腎精を養うことのできる漢方療法が最も適しています。このことはアンチエイジングのkey pointでもあります。
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更年期障害のメカニズムと漢方
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2012-03-26T22:34:00+09:00
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更年期障害の漢方
日本女性の閉経年齢は平均50歳といわれています。更年期(メノポMenopause)とは、この閉経前後を指す言葉で性成熟期がすぎ老年期に移行する時期(45~55歳位)に起こってくる様々な心身的な障害を更年期障害とよんでいます。
更年期の症状には個人差がありますが心身が疲れていると症状も強くでる傾向があります。更年期に入る時期は女性にとって、いろいろな心理的悪条件の積み重ねで、こころにも身体にも疲労が溜まっていることが多いように思います。
閉経期にはそれまで卵巣からバランスよく分泌されていた女性ホルモンが卵巣の老化によって生産されなくなってきます。ところが分泌を司令する下垂体前葉は今までどおり働いていますので卵巣に対してその機能を回復させるべく、なお一層刺激を送ることになります。こうして下垂体から卵巣刺激ホルモン(FSH)は分泌過剰となり老化した卵巣からは卵胞ホルモンのエストラジオール(E2)は減少になり調和はくずれてきます。さらに下垂体と隣り合わせの自律神経の中枢にもその影響が及んでしまう結果、自律神経失調といった症状がでてきます。
以上のことから、更年期障害とよばれるものは結果として自律神経失調症の症状として捉えることができます。そして自律神経失調は非常に複雑で多彩な症状の現れ方をするのが特徴です。
一般によく見られるのは、めまい・動悸・頭痛・肩や首こり・不眠・全身倦怠感・月経不安定などで、とくに季節の変わり目になると症状がひどくなります。症状の現れ方は人それぞれですが頑固な頭痛がしばらく続くかと思えば原因不明の微熱が続いたり、寒い季節なのにホットフラッシュ症状でのぼせや汗に悩まされたり、情緒不安定でイライラが募り思わぬ失敗をしてしまったり、一時間に数回の頻尿に悩まされたりその為不眠になったり外出もままならなくなったなど、さまざまな悩みをお聞きすることが多くあります。このような精神症状や肉体症状の訴え悩みは自律神経失調症の特徴でもあります。
このような症状に対して西洋医学ではホルモン補充療法や自律神経調整剤などで対応していますがリスクもあるという報告も目にします。
漢方医学では卵巣機能や性ホルモン代謝は「腎の機能」によるものと考えていますので、このような「こころとからだの異常」は ”腎”の働きの衰え即ち「腎虚」の範疇になります。
なぜなら、”腎は精を蔵し成長と発育・生殖をつかさどる”と定義されていますので更年期はまさに腎虚なのです。それ故、補腎を中心に体質や症状により ”心”や”肝”の手当てで対応します。
この手当ては更年期障害を軽く過ごすための未病対策でもあります。
日本の女性の平均寿命は86歳を超え世界一で更年期以降も25年以上の人生が待っています。セカンドライフを充実して過ごすためにも、漢方的生活習慣を身につけ心も身体も元気に整えておきたいものです。
次回は更年期障害を漢方医学で詳しく分析してみたいと思います。
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