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カテゴリ:漢方の話題( 11 )
今も昔も変わらぬ不養生
2000年以上も前の中国・秦、漢の次代に書かれた中国医学書の中でも最古の学術書に「皇帝内経」があります。先日、調べ物がありページを見開いていると「養生」について気になる記述に出会いました。
以下ご紹介いたします。

 大大昔の養生

  大昔の人々の中で、養生の道理を弁えた者は、天文暦数を心得て春夏秋冬の天の気に調和し、飲食に節度があり、起き臥しにきまりをつけ、妄りに心身を過労させることがないというようなわけで、肉体も精神もともどもに調和がとれていました。そのために百年の寿命をまっとうすることができたのあります。

 今どきの不養生(といっても2000年も前の秦・漢時代のこと)e0024094_15271839.jpg
   今どきの者どもは、そのような理にかなった生活を致していません。果汁でも飲むかのようにがぶがぶと酒を飲み、妄りに心身を過労させることなど、日常茶飯事であります。酔っぱらっては異性を求めて、欲情のままにその精力を消耗し、生の泉の真気を失ってしまいます。このようにして、心身の真気を温存しようとはせずに、気持ちのおもむくままに行動して欲望を満足させますし、生きながらえるまことの楽しみを知らないで、生活態度が全く無節制でありますので、五十歳になると、もうよぼよぼに老化してしまうのであります。


ということで、只今発売された新刊の養生本のごとくです。これが2000年余もの間、叫ばれ続けてきたのですから驚きです。人の性(さが)とは・・・・・・・・・・?????


                       意釈黄帝内経素問より


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by home-k | 2015-06-25 15:32 | 漢方の話題
小児の五月病と漢方
 入園・入学式もすぎ早や二ヵ月、集団生活にも慣れて新しい友達もでき楽しい生活が始まっています。反面、浮かぬ顔の家族も見受けられます。この幼・小児期は成長に個人差が大きく小柄だったり、体力がイマイチだったりで不揃いな年代です。

 朝になると、急にお腹が痛い!頭が痛い!元気がない!起きられない!食が細くなった!など・・・・むずかり症状を訴えることもあり保護者は何かと心配の種になります。
 団体生活の中で自分の不都合に気づくのもこの時期なのかも。若しかすると五月病なのかもしれません。e0024094_17454645.jpg

 五月病は一般的に環境の変化に適応しきれなく心身が疲れやすい、からだの発育遅れなどに多くみられます。

   五遅五軟(ごちごなん)

 漢方(中医学)では小児の発育不良を ”五遅五軟”と表現しています。発育の遅れ、智力の未発達が特徴です。
  五遅とは  
   1、立遅 立てるのが遅い
   2、行遅 歩き出しが遅い  速く走れない
   3、髪遅 髪の生えるのが遅い 髪が長くならない
   4、歯遅 歯が生えるのが遅い  永久歯に生え替わるのが遅い
   5、語遅 話初めが遅い   表現力に乏しい

  五軟とは  
   1、頭軟 頭を持ち上げられない  泉門が閉じない
   2、項軟 首が座らない   頸椎が軟弱
   3、脚軟(手足) 手足が萎え力が入らない おぼつか無い歩き 物がつかめない
   4、肌肉軟 筋肉がつかない
   5、口軟 咀嚼力が弱い
                    (漢方用語大辞典より)

  治法は ”腎”を補う

 中医学漢方では幼・小児期の発育不良に対し”腎の役割”を重視しています。中医学でいう腎は西洋医学の ”腎臓”の役割よりも幅広く、成長ホルモンの働き、免疫機能維持、骨や歯をつくるカルシュウム代謝などを含み、生命活動の基である腎精を蓄えるところでもあります。

 漢方の古典には腎の機能について、「腎は成長発育を主る」 「腎は骨を主り、髄を生じ、その華は髪にある」 「腎は精を蔵す」などと表現をしています。

 以上のことから幼・小児の発育不足の「五遅五軟」の改善に、腎を補うことをメインに後天の精を生む脾を補い腎精を充実させることが大切です。発育期の上昇カーブが大のこの時期に、漢方を服用することで骨の発達を促し歯の生え替わり、身長の伸びを期待できます。
 女子では7歳前後、男子では8歳前後にこれらがすべて改善されるのが望ましく、その結果健全な大人へのスタートを切ることができます。

 漢方の知恵の奥深さを感じます。



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                       美ら海水族館
by home-k | 2015-05-29 17:51 | 漢方の話題
夏至と二至丸 漢方の知恵
 今日6月21日は二十四節気の「夏至の日」です。
夏至は太陽が黄経九十度の最も高い夏至点(陽極)に達するときで北半球では昼が最も長くなり、夜が最も短くなる日です。今日も夏の日にふさわしく蒸し暑い日になりました。e0024094_1230436.jpg

 二十四節気の夏至や冬至に因んで、漢方の知恵の結晶薬とも言える処方に「二至丸(にしがん)」という名処方があります。この”二至”の意味ですが夏至と冬至の二つの節気を指し夏至に採集される「旱蓮草(かんれんそう)」と冬至に採集される「女貞子(じょていし)」の採集時期に因んで「二至丸」と名付けられています。

 この処方が収載されている「医方集解」という古書によれば「冬青子すなわち女貞子は冬至の日に採る・・・・・・・、旱蓮草は夏至日に採る・・・・・・・二薬を合わせて丸とす」と指示しています。夏至(陽極)と冬至(陰極)に収穫した両薬を配合することで季節が交わり天地の陰陽に応ずることができるのでより優れた効果を発揮することになります。
 薬草の採集時期まで指定しているのは生薬に秘められたパワーが最も充実していることに他ありません。こんなところにもきめ細かな漢方の知恵が生かされており、先人のこだわりに感心させられます。

 二至丸は生命エネルギーのもとである腎精を補う良薬として中国では繁用されています。最近日本でも発売され筆者も腰・膝の異常や不妊、ドライマウス、ドライアイ、肌荒れなどに多用していますが反応はかなり良好です。専門書では早期の白髪、遺精、頭のふらつき、耳鳴り、不眠、多夢、中心性網膜炎、早期老人性白内障などにも効ありと記していますので応用を広げていきたいと思います。






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by home-k | 2012-06-21 23:38 | 漢方の話題
大徳川展  -東京国立博物館ー
 2007年11月25日(日)午後から漢方の研究会があるので上京のついでに大徳川展を観に平成館に立ち寄ってきました。開館10分前というのに30分待ちという混雑振りで人気度が計り知れます。研究会の都合もあり数百点に及ぶ展示品をすべて見るというわけにも行かず、音声ガイドをお借りしてメインのものを見学することにしました。

 戦国乱世に終止符をうち、264年におよぶ天下泰平の世の礎を築いた徳川家康の生活ぶりや考えが随所に見られ感動しました。私の20代の頃、20数冊にも及ぶ山岡荘八氏の超大作「徳川家康」を兄弟でむさぼり読んだことなど思い浮かべつつ見学、なかでも仕事柄くぎ付けにさせられた一品がありました。

 重要文化財の「びいどろ薬壷」です。家康は漢方の研究家としても知られていますが、自身で調合したという「烏犀円(うさいえん)」の薬が愛用のガラス瓶に残っているのです。烏犀円の処方内容は58種の生薬からできているということですが、メモりたくても人の波に押され留まることができません。人の波に入り直すこと10回でほぼ書き写すことができましたが、日頃私達が処方に取り入れているものばかりで、麝香・牛黄・犀角・羚羊角・沈香・虎骨・天竺黄・天南星・天麻・何首烏・当帰・川芎・白朮・茯苓・人参・恙活・独活・石斛・白附子・細辛・乾姜・肉桂・麻黄・陳皮・桑螵・縮砂仁・阿膠・百花蛇・烏蛇・半夏・・・・・・・など、当時こんなに沢山の生薬をどのようにして手に入れていたのか、思いはめぐります。

 この処方は宋代(1080年前後)の「和剤局方」に収載されている強精剤のようですが、子孫繁栄を願っていた家康にとって大切な薬であったことが窺われます。朝鮮版の原本が展示されていたことも驚きです。久能山にまた見に行きたいと思います。

 家康は専門家顔負けの漢方研究家でしたので、人生50年といわれた時代に75歳まで健康に生きたということは、健康管理は漢方で!そして食事には独自の信念があったようで美食をせず玄米菜食で粗食を心がけていたということです。自分を律して健康に長生きできたからこそ天下とりも成し遂げることが出来たのではないでしょうか。

家康の軍師・指南役の天海僧正は:「気は長く、勤めはかたく、色うすく、口食ほそうして、心広かれ」と言っています。

 健康は宝、この教えは今でも十分通用し、心しなければならないのではないでしょうか。
今日はいい日になりました。昼食抜きで漢方研究会場へ急ぐ。

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by home-k | 2007-11-28 14:11 | 漢方の話題
学問の秋   -アトピー性皮膚炎と漢方ー
 秋は医学会をはじめ薬学会、漢方の学術大会など行事が目白押しです。
その一つ私の最もお世話になっている漢方療法推進会の全国学術大会が昨日(10月19日)神戸で開催され店を休業して参加してきました。大会のメイン講師のDr.の講演を何としても聞きたかったからです。

 83歳の先生は日本漢方界の重鎮で診療の傍ら数多くの中医学の学術書(中国語)を読破・翻訳出版され日本に中国の漢方である中医学(旧来の日本漢方とは異なる)を根付かせた大恩人なのです。中国の老師(漢方の大家)と激論を楽しむとのことです。

 今日のテーマは「アトピー性皮膚炎と火証」についてでしたが先生のご講演はどんな研究発表でも「その研究の深さ」「うなる様な理論」「処方運用の妙」・・・感心させられることばかりです。二時間弱のご講演でしたが千金の価値の治療理論を解説していただき目からウロコでした。
「小児期は治りやすく成人型は難治」「難治であるが適切に対処すれば道は開ける」と結ばれました。

 アトピー性皮膚炎は「先天の不足」から始まると言われていますが季節や環境、食べ物、ストレスなどにも左右され症状の変化も激しく治療にてこずります。ステロイドの害もまた治療を妨げます。

 今日のご講演を糧に難治性アトピーに対し漢方の考えで挑戦していきたいと思います。 


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by home-k | 2006-10-20 18:06 | 漢方の話題
 梅雨と漢方   -梅雨時の過ごし方ー
五月晴れにも恵まれず雨模様の日が続いて空気もジメジメで重く湿気が
充満しています。この時期、この湿気に当てられて、からだの不調を訴え
る方が多くいられます。

 漢方ではこの湿気を「湿邪」と言っています。
この季節多発する水虫、湿疹、重だるい関節痛、腰痛、頭重などはこの湿
邪の仕業なのです。
 
 湿邪の性質
① 重く留まりやすく粘りついて、除去しにくい
② 陰性の性質なので陽性の気の流れを妨げる
③ この病は経過が長く治りにくい
④ 湿気は重いので下に滞るので体でも下部に症状がでやすい

 湿邪の症状
① からだや手足が重だるい
② 頭が重く帽子をかぶったような感じがする
③ 関節が重く痛んだり、しめつけられる感じがする
④ 顔や手足が腫れぼったい
⑤ 花粉症のような鼻炎や喘息の痰が多くなる
⑥ 漫性湿疹でも滲出液が多くなる
⑦ おりものが多くなる

 湿邪対策
① ビールやジュースなど冷たい飲み物、生野菜などを避ける
② クーラーや薄着でからだを冷やさない
③ スパイス(香辛料)を多く摂って胃腸に活!
④ からだの余分な水を取り去る、ハトムギ、アズキ、緑豆、
  枝豆、いんげんなどを多く摂る
⑤ ピリ辛で発散作用のある山椒、生姜、紫蘇やミョウガ、わさび、から
しなどをを料理に付け合せる 発散は水の発散にもなる

湿邪の被害者は一般に太った方や胃腸が弱く水分代謝の悪いタイプの人に
多く発症しますが日頃から脾(胃腸系)、肺、腎の漢方で言う水分代謝機
能に関係するところを調整することも大切です。

 ウオーキングなどの有酸素運動で汗とともに余分な水を追い出し、食養
生、漢方薬で体質を調整して明るく梅雨の季節を乗り切りましょう。
  
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by home-k | 2006-06-28 13:20 | 漢方の話題
認知症と漢方   -映画「明日の記憶」からー
最近の話題作、渡辺謙主演の「明日の記憶」をみてきました。
若年性アルツハイマーの病状が怖いほど見事に演じられて
  ・記憶を次々と失い、もの忘れの自覚が無くなる
  ・行きつけの場所がわからなくなる
  ・怒りっぽくなったり頑固になったり性格が変わる
  ・同じものをくり返し買う などなど・・・
まだらボケで変わっていく自分と本来の自分との闘い、健康時と違って
次々と起きる悲しすぎる事実、ほんとうに恐怖です。
 それでも病気を理解し懸命に夫を支える妻の優しさ、夫婦の絆に救われ
又、自分だったら・・・・いろいろ考えさせられます。

 ストーリーは別として漢方屋の私にとって「アレ?」のシーンがありま
した。それは、病院の薬は別として自分で買い求めたのか漢方の釣藤散(
チョウトウサン)がテーブルの上に置いてありました。この場合この漢方
薬でいいのか気になります。 

 漢方では西洋医学とは異なる立場から病状を分析しなければなりません。 
認知症を漢方で考えると少し専門的になりますが「腎精の不足」と「お血」
に原因があるのではないかと言われています。

 「脳と腎」現代医学では全く不可解な結びつきですが漢方の古典には
「腎は精を蔵す」「腎は骨を主り、髄を生じ又、精を蔵し血は精によって
化成される」「腎は髄を通じて脳に通じる」「脳は髄の海」などと記され
ていて「腎ー骨髄ー脳」のルートが理解でき髄液の不足は脳と神経の細胞
が壊れていき次第に脳が萎縮するアルツハイマー型痴呆が予想されます。

 又、「お血」という血の滞りは脳血管の微小循環障害、腎精不足による
血の不足などから脳血管性痴呆になる可能性が高いと言われています。

 独特の診断と治療システムが確立されている漢方医学(中医学)は現代
医学で治療が難しい病気に対しても漢方理論を駆使することで思わぬ効果
が期待できます。

 さて、テーブル上の釣藤散には腎やお血に働く薬があまり見あたりませ
ん。(私見)

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by home-k | 2006-06-15 18:08 | 漢方の話題
漢方薬の剤型  ー形により効果も使用法も違うー
 漢方薬は一般に○○湯、○○散、○○丸などそれぞれ固有の名称が
つけられていて、何気なく葛根湯や当帰芍薬散、八味丸などと表現して
いますが葛根丸や当帰芍薬湯、八味散などとは表現しません。
 そこは漢方薬の発祥の地、漢字の国 中国のことですからなぜ「湯」
なのか、なぜ「散」なのか、なぜ「丸」なのかがあるのです。

 湯は「蕩」に通じ、散は「散る」に通じ、丸は「緩」に通じると言わ
れています。

  ○ 湯剤(煎じ薬)

 生薬を混合して煎煮したもので漢方と言えばこの剤型が一般的。
湯は「蕩」で「洗い流す」「払い除く」の意があり、吸収が速く効果も
迅速に現れるので、かぜなど急性病や一般的な疾患に多く用いられます。
 葛根湯 小柴胡湯 補中益気湯 乙字湯 六君子湯 人参湯など

  ○ 散剤
 
 乾燥した生薬を粉末にして混合したものでそのまま服用したり水煎し
て(煮散)服んだりします。
散は「散ずる」「発散する」の意があり吸収が速く少量で効果があるの
で急性病に用いられます。
 五苓散 防風通聖散 当帰芍薬散 逍遥散 参苓白朮散 平胃散など

  ○ 丸剤
 
 生薬を粉末にし蜂蜜や酒、糊、薬汁などを賦形剤にして丸型の固体に
したもの。 丸は「緩」の意があり吸収が緩慢で持続性があるので一般
に慢性の疾患や虚弱体質の人に用いられます。また湯剤(煎じ薬)で
ある程度の効果が得られた後に同じ処方内容を丸剤にして治療を緩徐に
しながら治療の仕上げをするときもあります。(腫瘍など)
 杞菊地黄丸(蝋丸) 参茸丸 参茸補血丸 牛黄清心丸など
  上記の本物の丸剤(写真)は当店で取り扱っています。
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この他にも使用目的に合わせていろいろな剤型がありますがまたの機会
にしたいと思います。
 主要三種の剤型の吸収率は湯剤、散剤、丸剤の順になりますが湯剤は
作用が急なので散剤に変えることでその働きを緩めたりすることもあり
ます。
 
 日本の製剤技術の進歩は素晴らしく、新たに エキス剤をつくりだし
繁用されています。しかし、湯・散・丸の文字に込められた意味を思う
とこのエキス剤は現代のライフスタイルに都合が良いとはいえ文字の意
味は蒸発してしまっています。こうした中で当薬局ではなるべく基本に
忠実に先人の残してくれた漢方の財産を大切に守りお客様のお役にたっ
ていきたいと思います。

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by home-k | 2006-04-21 20:25 | 漢方の話題
漢方式人間ドック   ~未病を予防する漢方の世界~
  漢方薬は病名ではなくて、病状 症状で薬の処方がきまります。
 患者の訴えを中心に心身を正常化し、調和することが大前提ですから
 病気になる一歩手前、からだの調子がちょっと変だという時点で解消
 する病気の予防薬としても、大変すぐれています。
  「上工は未病を治す」と漢方の古典でいわれるように病気は急に  
 かかるわけでもなく、かかる前に必ずからだの異常があるはずです。 
 この未病のときに治してしまう医者が優れた医者(上工)だと
 いっています。
 
  早くいえば、ガンになったりガン細胞が発見されてからでは遅い 
 わけです。ガンになる前に内臓に異常な自覚症状があったり、痛みが
 あったり、肩がこったり、食欲が落ちたり、吐気があったり、生理の
 異常・出血など何かからだからの合図があるものです。
 全く何の自覚症状もなくてガンにかかるわけではありません。
 それはからだの歪みを自覚しようとしなかっただけです。       
 
  ですから、病名がついた時には病気が進んでおり、からだの機能が 
 こわれてがたがきたということで手遅れ状態なのです。
 病気を発見したときが病気の始まりではありません。
  
  病気は未病のうちに未病理論の確立されている漢方で手当てするこ
 とが最良です。

  漢方式人間ドック    -健康であるためのチェックポイントー
 
 1.快眠   よく眠れますか (寝入りが悪い 眠りが浅い)
 2.快食   食事はいつも美味しいですか
 3.快小便  回数・量が正常で残尿感がありませんか
 4.快大便  便秘・下痢などありませんか
 5.平常心  いらいらや不安感はありませんか
 6.頭寒足熱 頭痛やのぼせ、足腰の冷えはありませんか
 7.皮膚   皮膚が湿ったり、カサカサに乾燥したりしませんか
 8.腹証   腹に動悸を感じたり、しこりがあったりしっませんか
 9.脈証   脈に異常がありませんか  
10.安息   咳、痰、鼻づまり、のどのつかえはありませんか
11.臓腑器官の無意識 内臓の各器官に異常な自覚症状は・・・?
12.男性   精力のおとろえはありませんか
   女性   生理は順調ですか おりもの 流産癖 不妊・・?


 以上のチェックがすみましたら前回(11月26日)のブログの
 九っの穴(九竅)のチェックも重ねることで、からだからの合図
 を発見することができます。

  漢方の世界では、さまざまなからだからの合図、症状に対応する薬が
 4000年に及ぶ中国漢方の医療の積み重ねの中に開発されています。

  煙を見たら、火事にならないように用心、用心


当店HPのURL http://www.homek.biz
by home-k | 2005-12-05 20:55 | 漢方の話題
「九ツの穴」みがいてますか・・・~年末大掃除~
 私たちのからだには内臓の窓ともいえる穴が九ッあります。
眼が二ッ、鼻の穴が二ッ、耳が二ッ、口が一ッ、小便・大便の
出口がそれぞれ一ッで合計九ッで、これを漢方では九竅(きゅうきょう)
といっています。

からだに異常がおきると、この九ッの穴にさまざまな症状が
みられるようになります。
  では 疲れ目、かすみ目、視力の減退、涙目、めやに、充血目など
  では 鼻水、鼻づまり、花粉症、ちくのう、臭覚異常など
  では 耳鳴り,耳だれ、難聴、耳が遠いなど
  では 口唇のあれ、口内炎、口臭、口が苦い、味覚異常など
  小便では 残尿感、排尿痛、血尿、小便が近い遠いなど
  大便では 便秘、下痢、血便、痔など
の症状を経験することになります。

 しかし、目の病気は目だけ、鼻の病気は鼻だけの部分的な原因で病気
になったのではなく、漢方では眼の穴は肝鼻の穴は肺耳の穴は腎
口は脾(消化器)大小便の出口は腎膀胱と密接な関係があると考え
ていますので、臓器の調和を計ることで穴の異常を正していきます。

たとえば、花粉症は鼻水、くしゃみがつづくことで大した病気とも
思えませんが単に花粉によるアレルギーだからといってアレルギー
を中和する抗ヒスタミン剤や抗アレルギー剤をのんでみても、
それほど効果はありません。
漢方ではこの場合、鼻の穴の不快症状は肺の働きの異常と考えますから、
肺の機能を調和して水分代謝免疫力を養う治療法をとることで、
つらい花粉症を忘れられるような素晴らしい効果を発揮することができます。
花粉症だから鼻だけという局部治療法は単なる部品修理でしかなく、
慢性疾患ともなれば原因はどこにあるのか分解大掃除をやらなければ
治癒することはできません。

 漢方療法は人それぞれの不特定な症状を分析し原因を追究し調和する
ことにあります。穴の奥にあるもの(臓器)を研くことが病の根治療法と
いえます。
エントツのすす掃除もしなければなりませんが、その奥のかまどの手入れと、
さらにすすの出ない薪や燃料を選ぶことが,さらに大切になってきます。


 次回は「漢方式人間ドック」について書く予定です。

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by home-k | 2005-11-27 23:35 | 漢方の話題