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カテゴリ:健康寿命( 3 )
心臓神経症・狭心症?発作頻発に漢方薬養生
 20年余お付き合いの漢方服用のお客様 87歳 女性  BMI 20

初来店  平成10年67歳時 「心臓神経症 狭心症発作が時々あり、年に数回、救急車のお世話になることがある」と来店された。高血圧薬2種・不整脈・高脂血症・精神安定剤2種・ニトロ外用薬などを処方されている。ご主人が定年退職されたころから?具合が悪いような気がする。他店でカロガイハクハンゲ湯の処方を受けている。
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 問診;眠り浅い、憂鬱感、イライラ、驚きやすい、神経質、動悸、脈早い、食欲並、便秘気味で小便遠い、足冷えるなど 舌診;形大きい(胖大)、色 血の気少ない(淡>紅)、白苔乾
 弁証;気の滞りに逍遥散、血の不足に婦宝当帰膠を処方。
三年間服用していただいた。この間救急車のお世話一度もなし。

平成14年4月 71歳時 心臓が気になる、静時ときどき小刻みにドキドキツとする、心臓部が熱くなる感じあるのでかかりつけ医受診。帰りに来店。
 舌診;以前とは異なり白苔は無く紅く裂紋(小さな裂け目)多数あり。舌診を怠っていた。これは漢方でいう陰虚の証(体の血や水分の不足、血虚が進んだ状態)急ぎ他店の漢方薬を中断をお願いし、陰液を増やす炙甘草湯または生脈散・婦宝当帰膠・天王補心丹を処方。症状は安定した。断続的に9年間服用。救急車の御用なし。

平成23年4月 80歳時 ふらつくようなめまい感ある、目が乾く、涙目、足腰がだるく痛むなどの申告があった。さらに肝腎の陰液を補う杞菊地黄丸を加入した。

平成29年10月 87歳 「漢方のお付き合いが20年余になるがこの間、救急車のお世話にもならず元気で過ごせるのは漢方薬のお蔭」と。勿論医師の管理もあり、漢方薬を信頼いただき、長年ご愛用いただいたことがQOLの向上に効を奏したのではないかと思います。現在も上記の処方を症状に応じて日に1~3回服用されています。最近便秘が酷いとのことで麻子仁丸を夜1回服用中。

 ご主人89歳、お二人ともお元気にお過ごしで、加齢による筋力や心身の活力が低下した状態(フレイル)が少しみられるものの日常生活には何の問題もなく自活されています。健康寿命を享受され健康長寿のモデルですので、これまでの生活習慣などいろいろ詳しくお聞きしておきたいと思います。



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定休日;日・月・祝日   営業日;火~土  Am9.~Pm6.
by home-k | 2017-10-25 21:20 | 健康寿命
健康寿命は創るもの
 日本での65歳以上の高齢者の割合が総人口の25%を超えたとの報道に驚きです。4人に1人が65歳以上だなんて・・・・!!。

 高齢になつても健康で元気でいたいのは万人の願いです。 これから高齢者がたどる人生をいかに健康的にすごし要介護の期間を最短にするか社会的にも個人的にも喫緊の課題です。

 最近の人口動態統計に”健康寿命”を目にするようになってきました。健康寿命とは介護なしで健康で活動的に暮らせる期間を言います。
 また、平均寿命というものさしは以前から使われていて、つい最近まで日本は長寿大国ともてはやされ喜んでいましたが、この内容は様々な病気や療養生活者など介護を受けている人を含み心臓が動いている全ての人の寿命をさします。

 要介護期間の人生は男性9年・女性12年半

  健康寿命=平均寿命ー要介護の期間 (男71.5、 女74.4歳)

  平均寿命=健康寿命+要介護の年数 (男80.5、 女86.8歳)

  要介護年数=平均寿命ー健康寿命  (男9、 女12,4年)  となります。

 健やかな健康寿命は創れます

歳を重ねるにつけ、過去の生活習慣の差、食生活の差、運動の差などが表面化されます。
夜更かしの生活、美食飽食三昧、外食の多い生活、野菜・果物・海藻類が少ない、食品添加物の多い加工食品の多食、酒類の過飲、喫煙、ストレスの多い生活、運動不足など心当たりの人は今すぐ生活の質の改善が必要です。食生活面では包丁・まな板・なべなど調理道具を使った手作り料理をプラス一品から始めましょう。運動は30~40分のウォーキングか一駅手前下車のウォーキングがいいのでは。就寝は23時前が最適。

 私の健康長寿対策挑戦中!! テクテク・カミカミ・ニコニコ・ドキドキ!!

  テクテク;週2~3回のインターバルウォーキング30~50分高低差30mの丘あり
  
  カミカミ;我が家の料理長の手塩にかけた素材からの創作家庭料理と玄米30%入りのごはん
  
  ニコニコ;肝腎かなめを補う抗老防衰薬 数種類
 
  ドキドキ;週2回の社交ダンスレッスン(90分x2回)、月1~2回のダンスパーテイ参加。男はリードが大変なんです
     
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             料理長とソロデモ

そして、今日も テクテク・カミカミ・ニコニコ・ドキドキ!! ミトコンドリアの活性化を願って・・・・・・・・・







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by home-k | 2016-01-29 18:18 | 健康寿命
健康寿命を延ばす漢方理論
  平均寿命 ー 健康寿命=要介護の年数(不健康な年数)

 日本人の平均寿命は世界でもトップクラスと長い間言われ続けていました。その内容を深く理解もせず日本は健康?で長寿の国なのかと思わされてきました。
 しかし近年「健康寿命」という表現が使われるようになり、その思い込みは間違っていました。単に生存していることと、介助なしで健康に生活をしていることとはイコールではないのです。健康寿命とは他人の手助けなしで自活できている年数のことです。
 平均寿命から健康寿命を引いたものが要介護の年数で不健康な年数でもあります。日本の女性を例にして計算してみますと、平均寿命87歳ー健康寿命74歳=要介護の年数13年となり不本意な余生を送ることになります。
  
  健康寿命が短い日本

 健康寿命が長く要介護の年数が短い国を統計からみてみますと一位がノルウエーで7.1年、二位がUSAで8年、日本は12位で男性は9年・女性は13年もの間、要介護の生活を送ることになります。要介護の年数を減らすには健康寿命を延ばすほかに手だてが見当たりません。e0024094_13263867.jpg

  健康寿命は正気の充実で延ばせる

 それは正しい食養生であり、正しい運動養生であり、正しい薬養生です。ここでは薬養生についてです。
漢方の古典(素門)に「正気内に存すれば邪干すべからず」とあり正気(抗病力・自然治癒力)が充足されていれば病に犯されないとし、また、「疾病の発生する根本原因は内因にある」としていて確かな正気がないから内因が発生し、病邪を受け入れやすくしてしまうのだと説いています。
 漢方でいう「正気とは気・血・津液・精の人体を構成する基本的な物質が充足されている」ことでこれらによって生命活動および臓腑、経絡、組織、器官の生理機能が維持されています。
 抗病力・自然治癒力・免疫力の源泉とも言えます。

  未病対策の原点が健康寿命を延ばす

 健康な人生は正気の充実ですが、不足は様々な疾患の内因となり、気の不足は気虚といい機能の低下を引き起こし、血の不足は血虚といい栄養不足を引き起こし、津液の不足は陰虚といい潤い不足となります。また、これらの過剰も様々な疾患を誘発し非常に厄介な内因(病理的産物)となります。気の過剰は気滞といい自律神経系の不調和となり、血の異常は瘀血(おけつ)となり血の汚れなどで微小循環障害や脳卒中などを引き起こし、津液の過剰は痰湿となりコレステロールや体脂肪の異常を生じます。それ故、日頃から過不足から生じる体調の異常に気づき早めに対処することが大切といえます。未病への備えはここにあります。

  生命体の基本物質は腎精

  人体を構成する基本物質の気・血・津液・精はどれも大切なものですが、なかでも精は生命体の根本をなす物質で全身の陰液の源泉であると同時に精から生まれる「気」が全身の陽気の根源となって成長・発育・老化・生殖などと直接かかわっています。腎に貯蔵されるので腎精と呼ばれています。

 精は父母から受けた「先天の精」と、生後に消化器系(脾胃)が産生した飲食物の精微物質の「後天の精」が腎において合わさり貯蔵されます。後天の精が絶えず補充される(食養生の大切さはここにあります)ことにより精は次第に充実していきますが先天の精のもつ寿命との関係で壮年以降次第に衰え減少していきます。この働きが衰えることを腎虚といい腎虚が進むと人のもつ生命力や自然治癒力が低下し、物忘れ・無気力・耳鳴り・難聴・骨や歯がもろくなる・足腰のだるさと痛み・頻尿・尿漏れ・注意力散漫・衰弱などの老化現象が出てきます。そして健康寿命に大きな影響を与えることになります。

 ここでいう腎とは単に腎臓のことではなく、脳下垂体・副腎・性腺・甲状腺などのホルモン系や泌尿生殖器、免疫に対する働きなどが含まれています。つまり体を健康に保つためのコントローラーの役目をしています。

  要介護の五大疾患も漢方で対応

 正気(守備隊)の補充が充足されず放置すると健康寿命を損ない要介護や寝たきりになります。その五大疾患は 1.脳卒中 23,3%  2.認知症 14,0%  3.衰弱 13,6%  4.関節疾患 12,2%  5、骨折 9,3%などがあります。これらの疾患はいずれも生活習慣病の延長線上にあり漢方でいう内因に起因する疾患であり,腎精の不足はもとより不健康な生活習慣、不摂生などから体内に発生した病理的産物などが原因になることが多くみられます。これらの対処法は3000余年に及ぶ漢方の経験医学の中に詳解されていますので、この応用こそ健康寿命を延ばす最善の策と思います。

 「 自分の意志で活動できること」 「家族や友人と心通わせること」  そのような人間らしい活動的な日常生活があってこその ” いのち ” なのではないでしょうか。
 要介護を避け健康寿命を延ばすために漢方理論をお役立てください。


  
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by home-k | 2015-01-30 15:28 | 健康寿命