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カテゴリ:膀胱炎( 2 )
毎年繰り返す初夏の膀胱炎(湿熱の膀胱炎 治験例)
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57歳 主婦 BMI 21.4
 毎年、ゴールデンウイーク前のころ初夏を思わせる暑い日があるとほどなく来店される方がいます。膀胱炎症状の訴えです。病院処方の抗生物質を2週間服用し尿道の灼熱感・排尿痛・下腹痛などの激しい症状はやや軽減し、尿検査で「菌はなし」と判定されたにもかかわらず、依然として排尿痛・残尿感・頻尿・尿の濁り・下腹部の違和感が解消されない・・・・・・と同じパターンを7~8年繰り返しています。

 漢方での根本治療を提案していますが継続が難です。この方は冬は冷え性の訴えが強いのですが冷えが原因の膀胱炎は発症しません。冬場は体調も良く無難に乗り切れますが、暑さを感じるようになると、暑さが苦手・胃が重い・体が重い・下肢のむくみ・倦怠感・尿量の減少・スッキリでないなどの訴えが多くなります。そして膀胱炎の発症です。

 この方はストレスの感受性が強く、それを加味した処方に体に溜まっている湿と熱を捌く清熱利湿薬の竜胆瀉肝湯と五淋散を服用していただきました。3日で快方に向かい5日でスッキリし休薬。中医学漢方では湿熱性の膀胱炎といい、近年多い病症です。

 膀胱炎には上記のような湿熱型、冷え、ストレス、過労、加齢、妊娠など多くの原因がありますので選薬にはその弁別が大切です。

 膀胱炎に対する漢方治療効果は即効性があり比較的対処しやすく治りやすい病症です。 ご相談ください。




漢方ホーム薬局のHPはこちら
定休日;日・月・祝日   営業日;火~土  Am9.~Pm6.
by home-k | 2017-05-16 17:48 | 膀胱炎
初夏の膀胱炎 漢方養生
 三寒四温の季節病・花粉症も終わり、散寒至温?の初夏となりました。日中25℃にもなる夏日になったりしますが、このころになると膀胱炎や痔、痛風発作・にきびなどの皮膚トラブルが多くなってきます。暑さ慣れがうまくいかない人に多く見られます。

 今回は初夏に多い膀胱炎について解説いたします。
普段から水分代謝が悪く・暑さの熱が体にこもり易い人(湿熱タイプ)に多く発症します。女性に多く、トイレが近い・尿意促迫・排尿痛・排尿困難・残尿感・尿道の灼熱感・尿の濁り・血の混じり・下腹痛など様々な症状を伴います。

 この時期の尿色は体にたまった余分な熱で尿が濃縮されるので、いつもより黄色味が強いことが多く、排尿痛や下腹痛が強いのが特徴です。e0024094_16071407.jpg
病院では急性膀胱炎なので抗生物質が処方されますが、漢方薬でも十分対応できます。中医学漢方では外気温の熱が膀胱を犯したと考えますので、熱を取り去る処方が用意されています。
 八正散・五淋散・竜胆寫肝湯・清心蓮子飲などが繁用されますが生薬の構成内容により使い分けに注意が必要ですので、選薬は漢方専門薬局での判断が早期治癒への近道です。

 膀胱炎の寒(かん=冷え)と熱(暑熱)について
漢方ではその症状が冷え(寒)なのか熱なのかの判断は診断上重要な事項です。治療方針として冷えならば温め、熱ならば冷やすことが先決事項ですので、湿熱による膀胱炎の食養生においても熱ならば温める食材は禁忌で、ピリ辛ものやニンニク・キムチ・香辛料・酒・脂質などは避けるべきです。ストレスも熱です。

初夏の膀胱炎の症例は次回にします。



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by home-k | 2017-04-28 16:58 | 膀胱炎