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お血と微小循環障害  ⑥  -糖尿病ー
 糖尿病は体の中の糖質の代謝がうまくいかず血液中のブドウ糖の高い状態が長い間持続するために全身の組織特に血管系が傷害されていろいろな余病(合併症)を起こしてくる病気です。
 
 糖尿病は「血管の病気である」といわれているように血管の多いところに合併症は発症し代表的なものに糖尿病性腎症、糖尿病性網膜症、糖尿病性神経障害などありますがいずれも毛細血管の障害から起こるものです。

 また糖尿病がベースにある心筋梗塞や脳梗塞などは結果として太い血管で障害が起きていますが太い血管はそれ自身、毛細血管により養われているのですから微小循環の障害が原因であることは疑う余地はありません。私達が健康に活動できるのは毛細血管でのガス交換や物質交換がうまく行われているからで毛細血管をうまく機能させなくてはなりません。

 1).気分転換を心がけてストレスを発散させることで血管の収縮は防止でき血液の流れはイキイキとなり、2).30分以上の少し汗ばむ運動もまた血小板の過敏さを抑える薬物質が血管壁から分泌されるようになり血液のドロドロ化を防止できさらに良い酸素も供給されます。3).バランスの取れた食生活は血液に良質の栄養を与えます。漢方では「釜底抽薪」とよく表現されますが熱量の発生源である脂質や糖質を控えることで血液の煮つまりを防ぐことができますます。
                                                          
 血糖値だけ下げればいいのでしょうか?
血糖値の検査にヘモグロビンA1c(エーワンシー)が繁用され血糖値を下げる治療が主流になっていますが漢方では良い血液づくりと共にお血(おけつ・血の滞り)の治療が大切で「活血化お・通絡」という治療法が確立されていて毛細血管のめずまりを改善する事ができます。

    当店HPのURL http://www.homek.biz
by home-k | 2006-09-30 14:47 | お血(おけつ)
金時山の花 Vol.6
 9月23日 秋分の日 くもり 
満開のヒガン花の咲く街道を車で走り金時山北口車止めにAm7時着。すっかり曇ってしまい山頂はガスの中。空気が重くからだも重い。いつもよりペースダウンでのんびり歩く。静けさが秋を感じさせます。

 秋の花を求めてキョロキョロしていると、昨晩イノシシの仕業でしょうか道の両側を掘り返した跡が続いています。ミミズ?球根?美味しいものにありつけたのでしょうか。

 今日の秋の花はノアザミ、キントキヒゴタイ、ツルニンジン、ワレモコウなどなど、トリカブトや
サラシナショウマ、ハンカイシオガマなども咲き始めました。

 ◎ノアザミは漢方名を「大薊」(たいけい)といい止血の働きがあります。
 御土産やさんで良く見かける「ヤマゴボウの味噌漬け」はこの近種のモリアザミやフジアザミ  の根です。
 ◎ツルニンジンは漢方名を「山海螺」(さんかいら)といい気・血を補います。党参の代用にもな ります。
 ◎ワレモコウは漢方名を「地楡」(ちゆ)といい止血の働きがあります。
 この生薬が配合された「槐角丸」(かいかくがん)は痔の腫れや痛み、出血に効果があり愛用 者が多いです。

 注:漢方名はその薬用植物の根や葉や茎の利用部分をいいます。

漢方薬の原料は意外と身近なところにある事に気付かされます。先人の知恵に感謝。


   写真はノアザミ、ツルニンジン、ワレモコウです。
 
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   漢方ホーム薬局のHPはこちら
by home-k | 2006-09-27 11:20 | 箱根・金時山の花
お血と微小循環障害  ⑤   -エコノミー症候群ー
「血液は健康状態を映し出す鏡である」と言われます。
良質の血液をつくるには、日々の食事で必要な栄養素を摂取しなければ
なりません。十分な栄養が入ってこないのに元気な血液を造れという方が
無理なことです。バランスがとれた食事は元気な血液をつくるために欠か
せない条件です。 

 「血液の質」の検査で赤血球が重なっている状態を連銭型赤血球、鎖の
ように繋がっている状態を連鎖型赤血球とよんでいますがこのような奇形
を生む一つの原因は今の飽食の時代、栄養のアンバランス特に糖質と脂質
の摂り過ぎや運動不足が重なり発現すると言われています。

 このような奇形の赤血球の持ち主の方は多くはコレステロールが高かっ
たり血糖値が高かったりして血液にサラサラ感がなく粘りがちでミクロの
最小毛細血管を通過する事ができません。さらに粘りが増せばもっと太い
血管に及びます。

 「エコノミークラス症候群」という病の名を最近よく目にします。
四年前のサッカーワールドカップに日本のエース・ストライカーがこの病
で出場できなくなった事で一気に広まったようです。最近では新潟中越地
震で多くの被災者が車の中で生活することを余儀なくされこの事が大変心
配されました。

 この病は飛行機などの狭い座席に長時間動かないで座り続けることで
太ももの付け根や膝・ふくらはぎなどの血管が圧迫されて足の静脈にでき
た血液の塊(深部静脈血栓)が心臓を経由し肺に流れてそこで血管を詰ま
らせてしまう病気です。医学的には肺血栓塞栓症。

 症状は全身倦怠、息切れ、動悸、胸の痛み、冷や汗、息苦しいなどで症
状が重いと呼吸困難などで死にいたることもあり旅後2~3日たってから
発症もあるということです。

 機内の環境は全て人工的にコントロールされていますので非常に乾燥し
ていて湿度は20%以下とか。体からはどんどん水分を奪われ干物にされ
そうです。この状況下では1時間に80mlの水分が奪われ12時間の
フライトでは1リットル水分を失うことになり血液の濃度が増すことは
必定です。

 女性ホルモン服用者、高脂血症、糖尿病、心房細動などのある方や奇形
の赤血球があり普段から血液が粘っている方は注意が必要で旅には対策
も重要なことになります。

 漢方では「お血(おけつ)」の治療法の「活血化お」という方法が確立
されていて紅花、セリ科の川芎、シソ科の丹参、ボタン科の芍薬などが役
立っています。


 当店のHPです: 小田原の漢方薬 ホーム薬局
   
by home-k | 2006-09-15 11:48 | お血(おけつ)
金時山の花 Vol.5
 9月03日(日)。今年12回目(通算341回)。北口から。晴れ。
標高800mの登山道入り口はAm6時、17度で秋冷を感じる。湿度も下がりさわやか。
 20日ほど前まではウグイスのさえずりが心地よかったのですが今日は全く聞けません。淋しいですね。
代わってユリ科の「ホトトギス」の花が咲き始めました。

 実りの秋、アケビの実を発見、近々幸運な方の胃袋に納まるのでしょう?
アケビのツルは趣味の手芸品などに使われていますが、漢方ではこのツルを[木通(もくつう)」といって中が空洞になっていてパイプ状なので、水を通す働きがあるとされ利尿剤として他薬と組み合わせて使います。

 秋の七草の一つマメ科のクズの花があちこちに見られます。漢方名は「葛花(かっか)」といい酒の毒を消すので二日酔いに他薬と組み合わせて使います(葛花解醒湯)。
根っこ(漢方名 葛根)はご存知、「葛根湯」の主剤で悪寒のするときの風邪薬として有名です。
 葛根湯は発汗剤ですから自然に汗の出る夏場の風邪には使いません。要注意です。
その他、クズの根の粉は「吉野葛」が有名でお菓子や食品に多用されています。

  写真はホトトギス アケビの実 クズの花です
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by home-k | 2006-09-04 18:08 | 箱根・金時山の花