ブログトップ
<   2007年 06月 ( 5 )   > この月の画像一覧
金時山の花 Vol.21
 6月24日(日)くもり 6時40分金時山登山口の足柄峠口車止め着。小田原とは5度の気温差で18度。快適!!。山開が間近にせまる富士山が梅雨空の下に全容を見せてくれています。報道によれば残雪が例年になく多いとのことですが、これではアイゼン・ピッケルの装備なくして登頂は無理なのではないでしょうか。今日も多くの花たちに出会うことができました。
  
e0024094_1235854.jpg


  スイカズラ(スイカズラ属すいかずら科)

 漢方名は葉や茎を「忍冬藤」、花蕾を「金銀花」といい他の生薬に配合して繁用されています。中医学では清熱解毒薬に分類されていてアトピーなどの皮膚の炎症が酷いとき、のどの痛みから始まる風邪薬(銀翹散)などによく使用します。銀翹散(ぎんぎょうさん)は今の日本人の体質に最も合う風邪薬です。市販品もありますお試しあれ。 腫れ物や瘡に茶として服用もします。
  
e0024094_12335867.jpg


  ドクダミ(ドクダミ属どくだみ科)

 下界では5月から咲き始めていますが、山では漸く開花です。なじみの薬草ですが漢方名を「魚醒草」「重薬」「十薬」などといい全草を用いる。清熱解毒薬に分類され他の生薬と共に痰の膿血性のもの、ちくのう、慢性鼻炎、アレルギー性鼻炎、痔の腫れ痛みなど極めて応用範囲が広い。花期の今が採取時期です。夏季の小便チョロチョロにもお茶料としてのむと出がよくなります。1日15gを600mlの水で短時間煎じる。一般に葉類は長時間煎じない。漢方で言う「痰湿」の改善にもなります。我が家では今年も1.5kgの乾燥品が出来上がり、お茶代わりにのんでいます。
  
e0024094_15384033.jpg


 登山道のあちこちで、夏鳥のホトトギスが「トッキョキョカ」がどうのこうのと難しいことを言って鳴いています。托卵の特許のことでしょうか?。

  漢方ホーム薬局のHPはこちら
by home-k | 2007-06-26 15:53 | 箱根・金時山の花
お血と微小循環障害  ⑭  -痛風の漢方的考察①ー
 痛風は体内のプリン体の老廃物である尿酸の廃棄物処理が上手くいかず血液中に尿酸がたまり、高尿酸血症を経て突発的に痛風関節炎を起こす病です。

 この病を漢方(中医学)では「痺症」「白虎歴節風(びゃっこれきせつふう)」といい痛みの程度を虎に咬まれた痛みと表現しています。古代中国では、痛風は帝王病・富貴病つまりぜいたく病と言われていました。日本では今、飽食の時代で気の向くままに高カロリー食になっていて中国の皇帝以上の物を食べているのではないでしょうか。その結果内臓の働きに負担がかかり消化不良(完全栄養化・無毒化できない)の結果、未消化の尿酸が血液中に増えてしまう人が多くなり年々若年化の傾向にあります。

 尿酸という代謝老廃物は組織に尿酸塩という細かい結昌をつくって炎症反応を起こしたり腎臓に結石を作ったりします。この結昌や結石を中医学では「痰湿お血(たんしつおけつ)の病症」といっています。

 自分の体の消化能力を越えた飲食物は「痰湿」(痛風の場合尿酸)を生じさせ、痰湿は血液の中にもたまって血流を妨げ「お血(おけつ:血の滞り)」という状態を引き起こします。「痰湿」と「お血」というマイナス要素が相互に働きあって結晶になり関節組織の中で沈着すると急性の炎症が生じて「痰湿お血の痛風発作(赤く腫れて痛む)」を発症します。

 漢方による痛風の予防と治療の基本は「痰湿お血体質の改善」で体に溜まった非生理的な水の痰湿を本来の胃腸の働きである消化・解毒・水分代謝作用を高め(健脾利湿)、尿酸などで汚れた血のクリーニングと血流改善(活血化お)の治療方法をとります。

 尿酸値を下げるには上記の方法で尿酸の生成を抑えると共に一方で尿酸の排出を促進することができ漢方で十分対応が可能です。予防の基本は「痰湿の改善」にあることは明白です。内蔵機能が十分働けるように食養生もまた大切です。

 食養生
痰湿タイプ:昆布や海藻、いわし、さんま、あさり、しじみ、小豆、緑豆、春雨、ごぼう、しいたけ等のきのこ類、こまつな、にんじん、大根、ピーマン、かぶ、冬瓜など、飲み物は緑茶、ウーロン茶などのホットが基本です。
お血タイプ:にんにく、ニンニクの芽、たまねぎ、らっきょう、黒きくらげ、桃、さんま・いわし・あじなどの背の青い魚、しょうが、山椒、シナモン、黒酢など、飲み物は紅花茶、バラ茶、ほうじ茶など温いものが流れを良くします。
6月1日投稿記事:痛風とビール
 痛風とビールの因果関係など、食と痛風について考察した内容になっています。そちらも合わせてご覧下さい。

 最近、痰湿お血型をベースにストレスや食の間違いで気の滞りや欝熱を伴った痛風が多くなっています。湿熱気滞お血型痛風について近々UPしたいと思います。
  漢方ホーム薬局のHPはこちら  
by home-k | 2007-06-25 21:25 | お血(おけつ)
金時山の花  Vol  20
 6月10日(日)6時40分金時山登山口の足柄峠口に着。13度C. 小田原を出るときは明るい空模様だったが当地は泣き出しそうな空模様、にもかかわらず20台程の駐車場は満杯。

 ヤブデマリの純白の花が新緑の葉の上で満開です。曇天によく映えます。ヤマボウシも咲き始めています。秋には紅い実をご馳走してくれるのではと期待しています。

 頂上近くから小雨が落ちてきて、濡れた新緑がまたきれいです。金時茶屋の名物・味噌汁(具沢山でとてもおいしい!!)で軽い朝食。雨脚が強くなってきたので早々に下山。

 ヤブデマリ (ガマズミ属スイカズラ科)
   
e0024094_1024844.jpg

 ヤマボウシ(ミズキ属ミズキ科)
   
e0024094_10254680.jpg

 ?????    見たこと無いもの発見!
   
e0024094_10282570.jpg

??の きのこはアミガサタケでした。お客様が教えてくれました。謝謝。

 日頃の不摂生を汗で流し、頚動脈を勢いよく流れる鼓動が心地いい。
漢方の弁証論治では痰湿お血(たんしつおけつ)の除去か?。


  漢方ホーム薬局のHPはこちら
by home-k | 2007-06-15 10:44 | 箱根・金時山の花
金時山の花  Vol 19
 6月3日(日) 晴れ Am6起床 2週間ぶりに金時山へ。
金時山は今、花盛りで目が離せません。花の命は短く半月行かないと観逃すもの多数。
雑草などが生い茂ってくるのでスミレなどの小さな草花は姿を消し20~30cmの草花が多くなりました。
  
  金時山にはウツギの種類が多く見られます。
   
e0024094_14323574.jpg
      
e0024094_14333266.jpg

  フタリシズカ(センリョウ属センリョウ科)                                   
e0024094_14421529.jpg

  ヒメシャガ(アヤメ属アヤメ科)
   
e0024094_1445494.jpg


3月頃にくらべウグイスのさえずりがとても上手になり身近なところから歓迎してくれています。
by home-k | 2007-06-06 14:54 | 箱根・金時山の花
氾濫する健康情報 ③ -痛風にビールは禁??-
 ビールの喉ごしがこたえられない季節となり、焼き鳥で一杯が楽しみです。しかし、飲み物の注文になると「オレ痛風だからビールはダメ、焼酎にする!」「・・・・ ワインにする」「糖尿だから・・・・ 」と中高年の仲間との飲み会はこの段階で賑やかです。

   痛風にビールは本当にダメなのか?
   痛風に焼酎やワインならいいのでしょうか?


 焼酎は蒸留酒なのでビールや日本酒などの醸造酒と比べれば確かにプリン体の含有量は少ないのですが、酒の種類によって高尿酸血症の発症率や痛風の発作の頻度が変わるいうデータは見当たりません。

 それでも、酒の種類と高尿酸血症の有病率のデータがありましたが、それによれば日本酒を飲む人の有病率を1とした場合、ビールは1.24、焼酎は1.06であまり有意な差はみられません。酒はプリン体の分解を亢進させるとともに、腎臓からの尿酸排泄を阻害する働きがありますので血液の中の尿酸値はどうしても上昇することになります。結果として、ビールでも焼酎でも飲む量が多くなれば尿酸値は高くなるのは当然です。尿酸はプリン体の老廃物、つまり廃棄物であってプリン体の「ごみ処理」が上手くいかないことです。(中医学・漢方では痰湿お血といいます。後日解説)

 体内にあるプリン体には酒や食べ物から摂取した外因性のものと、体内で生成された内因性のものがありその割合は1対7程度で内因性のプリン体の方がはるかに多く新陳代謝の悪化と共に高尿酸血症・痛風の発症ベースを形ずくっていきます。

 痛風学会のガイドラインでは「一日のプリン体の摂取量が400mgを超えない」ことを食事指導の目安にしていますので、発症の引き金となるストレスや外因性のプリン体を増やさないことが大切になります。

 チョッと一杯のつもりが、つい飲みすぎプリン体の多いつまみ(レバー・白子・カツオ・マイワシ・大正えび・魚の干物などは100g中200~300mg含む)を食べたのでは体は悲鳴をあげてしまいます。

 数ある生活習慣病の中でも高尿酸血症・痛風は高血圧・動脈硬化・心筋梗塞や脳血管障害など多くの病の誘引になりますので生活習慣の改善・漢方による体質改善が必須です。

 漢方による体質改善法は近々UPの予定です。

 

      漢方ホーム薬局のHPはこちら

 

 
by home-k | 2007-06-01 16:30 | 氾濫する健康情報