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お血と微小循環障害 Vol.18  -冷え症ー
 これからの季節”手足が冷えて眠れない、ベットの中で靴下が離せない”という声を耳にします。問診で必ずお尋ねする項目に「手・足の冷え」がありますが、女性では7割の方が冷えを自覚されているように思います。

 「冷え性」に対して西洋医学では打つ手が無いのが現状で、ビタミン剤が処方される位で決定打が全くありません。これに対し、漢方ではこの分野は得意中の得意で、その治療法則に「寒はこれを熱す」(漢方古書・素門)とあるように「冷えは温めればいい」と単純明快に指示しています。漢方薬には体を温める生薬が多く用意されています。

 漢方では「冷え性」には二つのタイプがあり、体に必要な物質の不足(虚症)と滞り(実症)がみられます。

 全身が冷えるのは虚症で陽気(温めるエネルギー)そのものの不足により起こります。陽気が不足する原因は、生まれつきの虚弱・病による体力の消耗・無理なダイエット・加齢などによる場合があります。

 手・足・腰など部分的に冷えるのは実証の冷えで陽気(温めるエネルギー)は足りているのに経絡を流れる陽気・血(けつ)が滞り、めぐらなくなり発症します。多くは秋冷や冬の冷えそのもので、冷えを受けると体が収縮するだけでなく経絡も収縮して陽気の流れが悪化し、また「血液は冷えに会うと固まり、温かくなると動く」といわれるように寒くなると血管が収縮して血液循環の障害も引き起こします。この状態を瘀血(お血)といいます。

 また、ストレスのために陽気がめぐらず瘀血(お血)にもなる事もあります(気滞お血)。この場合は「年中手・足が冷える」のが特徴でお血になると体の潤滑油でである体液もうまく働きません。体の動きや生命の維持に欠かせない気・血・水の流れの滞りこそ冷え性の主な原因なのです。最近このタイプの冷えが非常に多くなっています。

 冷え性にお悩みの方は、肩こり・目の疲れ・疲れやすい・めまい・肌のカサカサ・ひび・あかぎれ・イライラ・不眠などなど多くの症状のいずれかを伴っていることが多く「万病の元」ともいえ放置せず漢方薬で優しくお手当てを。これこそ未病の予防になります。


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 ヤマトリカブト(キンポウゲ科)  箱根・金時山頂にて

トリカブトの薬用部分を「附子」といい陽気を補い冷えを散寒するので八味地黄丸・附子理中湯・真武湯・麻黄附子細辛湯など多くの処方に使用されています。


  


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by home-k | 2007-10-25 12:40 | お血(おけつ)
金時山の花  Vol.  28
 10月21日(日) ようやく天候が安定してきたので富士山を眺めに5時半出発。久しぶりに薄化粧の全容を拝見、やっぱりここにきたら富士は最高のご馳走です。         
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 大事件発生!!  捜索願い!!
 3日前まできれいな花を咲かせ登山者の皆さんから褒められ、楽しませてくれていた貴重な貴重な高山植物ダイモンジソウ、イワシャジンが心ない人に盗られました。山野草ブームなのでしょうけど最近こんなことが多い様に思います。残念です。
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先週はこんなにきれいに咲いていました。

 折るまい採るまい高山植物、撮るのは写真だけ!!
みんなで愛でましょう。

  
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by home-k | 2007-10-22 12:09 | 箱根・金時山の花
金時山の花  Vol  27
 10月14日(日)昨夜は漢方の定例研究会が横浜であり就寝が遅かったので、のんびりと出発。10時足柄峠口着。晴れ間なしの曇天。秋は澄んだ青空をイメージしますが、ここ三ヶ月間天候に恵まれず富士山が望めない日が多く今年は2勝10敗、昨年は逆でしたので、いかについてないかです。こんなことはこの山にお世話になって初めての事。ここは日本一の富士山ビューポイントですから富士山が望めないのは残念でなりません。

 それにしてもこの所、登山者が多く賑やかです。家族ずれ、若い二人、大学のサークルの集団、中高年の人たちなど山頂はいっぱいで、なかには豚汁パーティやコーヒーサイホン持参のグループありで皆さんとってもいい表情です。嫌なニュースの多い昨今ですがここに来れば心洗われるのではないでしょうか。

 富士山はダメでしたが、超ベテランの花の師匠・高田和彦さんにお会いすることができ、最新の花情報を教えていただくことが出来ました。私の目にはハコネトリカブト、ヤマトリカブト、サラシナショウマ、ダイモンジソウ、イワシャジン他・・・などしか見つかりませんでしたが、お陰さまで貴重な数種にめぐり合うことができました。
  
  キッコウハグマ (モミジハグマ属きく科)  10cmほどで見つけるのに苦労しました。
    
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  アキノキリンソウ (アキノキリンソウ属きく科)
    
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  ヤマラッキョウ (ネギ属ゆり科)
    
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 高山に咲く花は、色合いや容がとても美しいです。皆さんも一生懸命に咲く花たちに会いに是非お出かけください。サラシナショウマの香りは気になるいい香りです。漢方では麻疹・咽喉腫痛・脱肛・子宮下垂などに繁用されています。 
   
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by home-k | 2007-10-15 13:12 | 箱根・金時山の花