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お血と微小循環障害 Vol.29 -生理痛と瘀血ー
 生理痛は女性にとって身近な苦痛ですが、検査などを行っても何ら問題は無いことが多く、鎮痛剤などでその場をしのいでいる方が多いのではないでしょうか。

 中医学(漢方)では鎮痛剤をのんだり、寝込んだり、日常生活に支障がでるような生理痛は治療が必要で、子宮筋腫や内膜症、卵巣の異常、不妊症、更年期障害などの予防や改善にもつながり婦人科疾患の治療の原点です。

 痛みの表現も様々で、脹るような痛み、刺すような痛み、引きつるような痛み、シクシクする痛みなど多くの訴えがあります。その痛みも、生理の初めに痛む人、終わる頃痛む人があります。

 今回のテーマは生理が初まる頃、下腹部に脹るような刺すような痛みを訴えるタイプについて漢方の立場から原因を考えてみたいと思います。

 このような症状は「気滞血瘀型痛経」といい、気の滞りから血の滞を生じ古血(瘀血=おけつ)が形づくられた病態です。

 このタイプの人は精神的なストレス、ゆううつ、イライラ、緊張、怒りなどにより気(肝気)の流れが滞ることに発症の原点があり、漢方の古典に「気は血の帥」とあり、気は血を推動して流れさせていると考えていますので、気が長く滞ると子宮部位に気血の流れが停滞し古血となり、それが流れを阻み「通ぜざれば痛む」で脹痛の強い痛みが発現します。

   気滞血瘀型の主要症状

 ○ 生理前あるいは生理初~2日目に下腹部が脹るように痛む。
     脹る症状は気滞により、痛みは血瘀により起こる。
 ○ 下腹部を抑えると痛みが増す。
 ○ 気が停滞して血を運ぶ力が弱いため生理血の排出が少ない。
 ○ 出血の色が暗紫紅色でレバー様の血塊がある。
 ○ 生理前に乳房がはる。  
  ・・・など。   

 ストレス社会の中で、このタイプの生理痛は最も多く、治療原則は漢方にしかない「理気活血法」により気血の調節と止痛の方法で滞った古血を排出します。その結果、レバー様の血塊が徐々に少なくなり、鎮痛剤なしでも不快な痛みから解放されます。

   繁用される漢方薬

  四逆散 柴胡疏肝散 加味逍遥散 血府逐瘀湯 桃核承気湯 桂枝茯苓丸 桃紅四物湯
 




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  オーストラリア シドニー湾のサンセットクルージング ’08.05

 
by home-k | 2008-09-25 15:35 | お血(おけつ)
金時山の花  Vol.  44
 ’08.09.06(土) くもり

仕事前のひと時、金時山の初秋を探しに入山。無風で蒸し暑く体が重い。
 夏には紫の奇麗な花穂をつけて咲いていたウツボグサは漢方名:夏枯草(かごそう)といいますが今はその名の通り枯れた穂になっています。リンパや乳腺、甲状腺、耳下腺などの腫れ物に繁用されます。
 山頂からは秋霞に浮かぶ富士山を望むことができました。

今日出会えた花たち

 シオガマギク(しおがまぎく属 ゴマノハグサ科)
   
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 シラヒゲソウ(うめばちそう属 ユキノシタ科)
   
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 タマゴタケ(テングタケ科)
   
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   奇妙な形ですがこれから傘が開くということです。ベテラン氏に案内され写真に収めることが出来ました。



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by home-k | 2008-09-06 18:09 | 箱根・金時山の花