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お血と微小循環障害Vol.30 ー月経血の漢方的観察ー
 二次性徴と共に女性には特有の月経が始まります。月経は卵巣ホルモンの命令を受けて変化した子宮内膜の表層部がはがれ落ちるもので、通常月に一回あるので月経といっています。

 中医学(漢方)ではこの月経の状態を細かく観察・分析して、体質を判断しています。
観察のポイントは月経血の色、性質、出血量、生理の周期や出血期間などです。月経血は血そのものの変化したものですから、瘀血(おけつ)にかかわる情報を沢山秘めています

 それ故、漢方の先人達は婦人疾患の治療に当たっては「まず月経を問え」と指示しています。

 観察のポイントと正常な経血

  1)  経血の色:  色調はやや暗紅色。
  2)  経血の性質: サラサラした液状で血塊がない。
  3)  出血量:    50~100ml。
  4)  周期と出血期間: 30日前後(25~38日)で5~7日の出血が好ましい。
  5)  生理痛は無い。

 これらを総合的に観察して血の不足(血虚)、血の滞り(瘀血)、気の不足(気虚)、気の滞り(気滞)、冷えの体質(寒凝・陽虚)、暑がり体質(血熱)などの情報を得ることができ、その結果で体質の過・不足を正すことで五臓六腑の働きが改善され気や血・ホルモンが回復してきます。

 西洋医学では、これらのことはあまり問題視せずホルモン治療に頼っていますのでその副作用と、治療に閉塞感を生じているのではないでしょうか。
  
 次回は経血の色や質の観察についてです。



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 My off time
 
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  オーストラリア・シドニーの街で食後の散歩中、こんなものを発見?しました。’08・05.
 
by home-k | 2008-10-27 15:05 | お血(おけつ)
金時山の花 Vol.46
 ’08.10.19(日)Am9時、あまりの天気のよさに金時山へ。昨夜は夜半まで横浜で漢方の研究会があったので、のんびり出発。日曜日の山行は久しぶりで、時間帯と曜日が異なると思はぬ旧知の方にであつてお互いの健闘振りを確認しあい,これもいいものです。

 紅葉も3分というところですが家族づれや、グループ、こども会、若いカップルなど大変な賑わいです。登る人、下る人の行き違いに渋滞になるほどです。自然に親しむ人がもっともっと増えるといいですネ。山頂は満杯で、皆さんの表情がイキイキしています。

 この時期に咲く花は少なくなり、目新しい花たちをみつけるのが困難になります。今年はヤマボウシの実がたくさんあり、甘味があってなかなかおいしいです。
   ヤマボウシの実
 
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ツリバナの実
 
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 ダイモンジソウ、イワシャジン、サラシナショウマ、トリカブトなどが奇麗な花をつけています。



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by home-k | 2008-10-21 16:48 | 箱根・金時山の花
漢方研究会&世界文化遺産・姫路城
 学究の秋、ひごろ中医学(漢方)を学ばせていただいている日本中医薬研究会の全国大会が'08.10.12(日)広島市で開催され知識の吸収に行ってきました。メイン講師は中国の漢方の大家(老中医)・路 志正教授と元プロ野球広島カープの鉄人・衣笠祥雄氏でした。

 衣笠氏は講演の中で不屈の精神力と忍耐で不滅の大記録(2131試合連続出場の世界記録)を達成した人にふさわしく、多くの工夫と人一倍の努力、性善説の考えを話してくれました。

 その中で死球について、投手は故意にデットボール(死球)を投げる訳はなく手元が狂ったにすぎず、それを避けられなかったバッターの落ち度だというのです。氏も死球を背に受けて肩甲骨を骨折したり、手首の骨折などなどあったけれど隠れて治療して試合に出続けたということです。まさに鉄人です。

 死球はよく乱闘騒ぎにもなりますが、なにかと他人のせいにしたがる今日この頃衣笠氏のお話は私の心にさわやかな風を送り届けてくれました。

 二日目はフリータイム、途中下車して積年の願望でした世界文化遺産・国宝 姫路城の見学です。白鷺城ともいわれ大きな大きな白亜の美しいお城です。”つわものどもの夢のあと”というのも失礼ですが西の要塞にふさわしく難攻不落の工夫や仕掛けが随所にみられ二時間ほどかけて往事を偲びました。天守の中に入ると木造建築の素晴らしさに目をみはります。圧巻は天守閣の背骨でもある二本の心柱です。直径一メートルにも及ぶ東・西の心柱は400年をへて今なお頑張っているのです。そっと手をふれてその気を頂いてきました。

 日本の城の天守のうち江戸時代以前に建築されたものが現代までそのまま存在する天守のことを現存天守というのだそうですが勿論、姫路城はその代表で他に弘前城、松本城、犬山城、彦根城などがあります。これですべての国宝のお城を見学することが出来ました。

   姫路城の雄姿
  
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by home-k | 2008-10-20 23:30 | my off time
金時山の花  Vol  45 -フィトンチットー
 ’08.10.04(土) Am5時 ついこの間まで明るかったこの時間、未だ夜も明けず星空の下、金時山に出発。足柄峠につくころ素晴らしい日の出を迎える。

 早朝の山道は静けさのなかに小鳥達のおしゃべりが心地いい。森林総合研究所によれば、早朝はスギやヒノキ などの針葉樹からの揮発精油成分のフィトンチットという癒し効果のある化学物質の放散がが特に多いということです。理由も無く早朝登山をつづけていましたが、これで納得です。私の五感が癒し物質のフィトンチットを感じていたのでしょう。とにかく気分がいいのです。深呼吸、深呼吸!!。免疫機能のNK細胞も増えてくれることでしょう。

 いま金時山では、ハコネトリカブト(漢方生薬名 附子)、サラシナショウマ(升麻)、イワシャジン、ダイモンジソウ、センブリ、ワレモコウ(地楡)、リンドウ(龍胆)ホトトギス、キンミズヒキ(仙鶴草)、イタドリ(虎杖)など多くの花たちが花盛りです。日頃、漢方薬を処方・調合している者にとってこのような薬草に出会えることは非常に親しみ深いものです。

 実りの秋でもあり、ヤマボウシやガマズミなどが赤い実を沢山つけています。イノシシも冬に備えてあちこちで土を掘り返し腹ごしらえしている様子がうかがえます。

  ガマズミの実 
 
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  マツムシソウ(まつむしそう属 マツムシソウ科)
 
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 金時山に魅せられて17年目、おかげ様で去る9月20日に一つの目標の400回登頂を迎えることが出来ました。健康道場とさせていただいている金時山に感謝です。謝謝。

 里の足柄道は今、多くの彼岸花が満開できれいです。ラジオからリチャードクレイダーマンの♪秋のささやき♪が流れています。



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by home-k | 2008-10-05 12:18 | 箱根・金時山の花