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箱根・金時山の花 Vol.56
 2009.09.27(日)Am.6時足柄峠口より。山の朝は早く、すでに20台程の車があり横浜・静岡・沼津・湘南ナンバーが並んでいます。

 今日はワクワクするような場面に出会いました。それは貴重な、貴重な渡り蝶”アサギマダラ”さんの朝食会風景です。その場面をそーッと写真に収めることが出来ました。そろそろ南西の方角に2000Kmもの旅に出発するのですがその旅路の相談でしょうか、サラシナショウマの花テーブルでの会合でした。祝悠一路平安(旅の安全をお祈りします)!!。こんなに多くのアサギマダラさんに会えて本当にラッキーでした。
 
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 足柄峠口ルートは山の貴重な花を沢山みることができます。マツムシソウ、トリカブト、シオガマギク、イワシャジン、ホトトギス、ワレモコウ、リンドウ、キンミズヒキ、テンニンソウ、センブリ、シラヒゲソウ、サラシナショウマ・・・・・などなど。

 快適な秋です。大腰筋を鍛えましょう。




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by home-k | 2009-09-29 16:32 | 箱根・金時山の花
身近な薬用植物 その3 -いのこずちー
 イノコズチ (イノコズチ属) ひゆ科
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 この季節、山野の木かげや道端などに良く見かける雑草ですが漢方では、その根を「牛膝(ごしつ)」といい瘀血(おけつ)を改善する生薬で、独活寄生湯・疎経活血湯・四妙散などに配合され血液のめぐりを改善しつつ痛みを除くので腰痛や膝の痛みに繁用されています。

 茎は四角で節が太いことからイノシシの膝頭に似ているので「いのこずち(豕槌)」というようになり、中国ではイノシシではなく牛の膝に似ていると見立てて「牛膝」と表現しています。
 「牛膝」には、おもしろい思い出があります。漢方のせんじ薬を膝の痛みの患者さんに処方して生薬名を記したところ”牛の膝の入った薬は気持ちが悪いのでのみたくない”と血相を変えて持ち帰られたのです。

 シルバーウイークの一日、我が家のミニ菜園の手入れ中に引き抜いた雑草の茎が四角だったので気になり辞典で調べてみたら、なんと日頃大変お世話になっている「牛膝」の薬草だったのです。見慣れた雑草も思わぬことから薬草に結びつき、大発見をしたような気分で疲れも吹っ飛んでしまいました。




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by home-k | 2009-09-26 12:49 | 身近な薬用植物
婦人疾患と漢方  陰部のかゆみ(陰痒)
 女性器の外陰部や膣内に生じる痒みのことで最近増加の傾向にあるように思います。
患部が湿潤性と乾燥性の場合があります。

 患部が湿潤性の場合(漢方では湿熱の病変といいます)

 陰部に強い痒みがあり悪臭のあるおりものが有ったり、外陰部のびらん、いらいら、口が粘る、尿が濃い、舌の苔が黄色いなどがみられます。
 多くは精神的なストレスや食べ物の不摂生により生じた湿熱の邪が肝の経絡上の通り道である陰部に滞り発症します。

 患部が乾燥性の場合(漢方では肝腎陰虚の病変といいます)

 陰部が乾燥して時々痒みやからだの熱感があり、少量の黄色いおりものを伴うことがあり、夜間に症状が酷くなる特徴があります。
 老化や慢性病などで、からだに必要な栄養物質を消耗し、またそれらが不足し肝の経絡上の陰部を潤すことができなくなり発症します。

 中国医学(中国漢方)では「諸痛痒瘡は皆火に属す」といい、痛み・痒みは熱症状を伴うのが常です。治療はの症状を冷ますことが基本です。漢方薬が奏功します。


 繁用処方;萆薢滲湿湯、瀉火利湿顆粒、茵蔯蒿湯、乙字湯、五淋散、三物黄芩湯、六味丸、瀉火補腎丸、滋陰降火湯など。




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by home-k | 2009-09-14 17:01 | 婦人科疾患と漢方
箱根・金時山の花 Vol.55  秋の七草
 2009.9.5(土)2ヶ月ぶり、秋を見つけに今年20回目の山行。5時半出発、9時帰宅。
毎年8月に、もう一つの趣味・Social Danceの発表会にソロデモ(Waltz)を披露することになりその特訓のため、また怪我をしたら困るとのパートナーの忠告もあり金時山は夏休みとなってしまいました。

 60日ぶりの金時山はすっかり秋模様で、はぎ、すすき、くず、おみなえし、おとこえし、まつむしそう、ふじあざみなどの花が沢山みられます。
 
 ヤマハギ  はぎ属 マメ科
   
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    紅紫色の蝶形花を沢山つけて可愛い花です。秋の七草の代表花です。

 秋の七草と漢方考

  ”萩の花 尾花 葛花  瞿麦が花 をみなえし また藤袴 朝貌が花”と万葉集に山上憶良が詠んだように秋の野に咲く花の代表になっています。尾花はススキ、瞿麦はナデシコ、朝貌はキキョウの花とのことです。

 このうち五種類が漢方薬の原料として繁用されています。なかでも瞿麦(くばく)の表現にはビックリでした。
漢方の知識があったからこそナデシコだとピンときました。
 漢方では
 葛の花:葛花(かつか)といい酒毒を消すので悪酔いに用います(葛花解醒湯)。
 ナデシコ:瞿麦といい膀胱炎や血尿に用います(八正散)。
 おみなえし:根を敗醤草といい虫垂炎などの化膿止めに用います。
 フジバカマ:佩蘭(はいらん)といい芳香があり解暑に用います。
 キキョウ:根を桔梗といい咳や痰に用います。

 漢方の知識が思わぬところで役に立ち、いい朝のスタートでした。



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by home-k | 2009-09-09 17:49 | 箱根・金時山の花