ブログトップ
<   2013年 08月 ( 2 )   > この月の画像一覧
卵子の老化とアラフォー世代  産みたいのに産めない
 2011年の人口動態統計によると平均初婚年齢は、男30.7歳 女29歳で年々上がり続け晩婚化してきているということです。それと共に、子供を生む年齢が高齢化する晩産化現象も着実に進み、第一子出産時の母親の平均年齢が30.1歳とついに30歳を越え出生児の4人に1人は35歳以上の高齢初産で生まれているということです。

 最近、マスコミが「卵子の老化」をよく取り上げていますが、「産みたいのに産めない」悩みが現実の事例と共にレポートされています。
 今増えているのが夫婦のどちらにも器質的な疾患が無いのに、自然妊娠は勿論のこと人工授精、体外受精など高度生殖医療(ART)に何度も挑戦しているのによい結果が得られないという方が多く見受けられます。主な原因は「晩産化と卵子の老化」ではないかとコメントされています。

 女性の社会的役割が大きく変わった今、出産年齢がある程度上昇することは先進国に共通の現象でもはや避けることは出来ないのではと思はれます。
 当店の不妊相談でも卵子の老化も考えられる方が来店されますが「卵子の老化と精子の質の低下」に悩んでいる方が多いように思います。原因は仕事がきつく帰宅が遅く、食事も不規則、睡眠時間も短時間で日々の生活に追はれ、子づくりどころではないけれど子どもが欲しいというようなカップルが多いのが気になります。やはり生活の質の確保と工夫も大切なのですが・・・。

 「なぜ卵子だけが老化するのか」が問題になりますが、卵子の生い立ちにさかのぼると理解できます。卵子は母体中の胎児の時に最も多く(700万個)、出世時に200万個、初潮を迎える頃には20万個、アラフォー世代では5~10万個と減り続け卵子の老化が始まり、在庫数が1000個をきると排卵が起きなくなり閉経となります。
 このように、卵子は生涯新しく作られることはなく、減り続けています

 当然のことながら卵子の老化にも個人差があります。日本女性の閉経年齢は平均が50歳。そして45~56歳の範囲に8割の人が入るということですので個人差は10年にも及ぶことになります。出産にベストな時期は卵巣の働きが最も活発になる20歳代なのでしょうが「ベストな時期」だけが全てではなく個人差があるのですから「ベターな時期」にも産むし、「何とか可能な時期」にも出産があってもいいのではないかと思います。e0024094_18263063.jpg
当店では、このような時に卵子の老化のスピードを安全に緩めることの出来る体質改善漢方薬を身体に取り入れてみることをお勧めしています。


  卵子の活性化と中医学 
 
 卵巣年齢を知りその働きを元気に保つよう積極的なケアーをするのに中国医学(中医学漢方)の考え方が非常に参考になります。中医学では「腎は精を蔵し生殖機能を主る」と言っていて生命エネルギーの源を蓄える腎の機能を保持することを優先し腎精不足にならないようにして卵子の老化に対応しようとしています。

 「中医学でいう腎」とは単に腎臓のことではなく脳下垂体、副腎、性腺、甲状腺、膵臓などのホルモン系や泌尿生殖器、免疫に対する働きが含まれます。つまり体を健康に保つための調節器の役目をしているわけです。この働きが衰えることを腎虚といい、腎虚が進むと腎精不足となります。この進み方に個人差があり卵子の老化の個人差に結びつきます。腎を補うことが卵子の老化対策といえます。

 補腎薬は中医学の得意とするところで植物性補腎薬の六味丸、八味地黄丸、杞菊地黄丸などがありますが、動物性補腎薬の鹿茸、海狗腎、蛤蚧、紫河車(プラセンター)、海馬などの優れた生薬が必要になります。これら中医学の宝と活血薬を使用することで骨盤内臓器の血流も改善され、年齢と共に変化する卵巣を健やかに整えて充実した人生を送ることが出来ます。



漢方ホーム薬局のHPはこちら


 
 
by home-k | 2013-08-31 18:19 | ウィズエイジング・抗老防衰
40歳代の健康づくり シルバーエイジへの助走ー2  四十而不惑 
 孔子は「四十而不惑」といいますが現代の複雑化したストレス社会では、むしろ”惑い”は多くなっているのではないでしょうか。
 40代は職場では管理職として精一杯働かなくてはならないし、家庭では子供の進学問題や、住処のローンなどで肩の荷も重くなってきます。そして、健康面では「メタボの改善を指摘された・・・」、「HbA1cが高く食事の指導を受けるように・・・」、「酒は飲まないのにγGTPが高い・・・」、「下の血圧が高くなった・・・」、「生理が乱れることが多くなった・・・」、「目が疲れる、かすむ・・・」、「額の後退が気になり白髪が多くなった・・・」など肉体的精神的な衰えにギクッとすることが多くなる年代でもあります。e0024094_12481041.jpg

 これらは五臓六腑の働きを整えるエネルギー(気血)のパワー不足でもあり、心筋梗塞、狭心症、脳梗塞、肝臓や腎臓病、糖尿病、ストレス性心身症、プレ更年期障害、消化器系の疾患、子宮や卵巣のトラブルなどの病の芽の発症率が非常に高くなってきます。いわゆる生活習慣病に起因する病ですから生活習慣を改善する努力が大切です。それこそ、50代・シルバーエイジの未病対策の出発点ともいえます。その対策には、3000年余の歴史に裏付けられた漢方流食養生を取り入れることをお勧めいたします。何せ、人は食べ物により生かされているのですから、間違いの食べ物で役立たずの気・血を作り出すことだけは避けねばなりません。

「食は命なり 食間違えば病発す 病発しても食正しければ病治す よって医食同源なり」 

 漢方流食養生と五臓の乱れ  
 

 中国医学では漢方薬の原料に寒・熱・温・涼・平の性質があるように、食べ物の性質にも温めるもの、冷やすもの、どちらでもないもの(平性)があり区別しています。夏にスイカやトマトを食べると身体が冷えてきたり、ニンニクや唐辛子,こしょうなどを食すと熱くなるの如しです。、さらに食べ物の味をスッパイ(酸)、苦い、甘い、辛い、塩辛いの五味に分類しています。五味は内臓の働きと深い関係があり酸は肝、苦は心、甘は胃腸、辛は肺、塩辛いは腎を養うとしています。例えば夏に苦瓜(ゴーヤ)を食べるのは、その性質が”苦”であり暑さでオーバーヒートしがちな”心”の熱を冷やすからであり、苦くないゴーヤは食べないことです。それゆえ冷え性の人は温める性質のもの、暑がりの人は冷やすものが体質に合うことになります。個々の体質にあつた食べ物のバランスのいい選択が大事で、五味の過不足は逆にその臓腑の働きを悪くします。中国医学では「五臓の乱れが病のもと」といっています。

 この年代は忙しさに乱れがちな食事をもう一度見直し、自分にあった食事からよい気・血をつくり
内臓を養うことです。特に生命エネルギーのもとが宿る「肝腎かなめ」を調節する漢方薬が必要になります。特に”腎”は肝(肝臓、胆のう、目,筋腱、自律神経などを含んだもの)と協力し合って奇麗な血液を造る働きがあります。肝腎を補うことは肝が関係する婦人病(子宮・卵巣)、性機能減退、卵子の老化、不妊、更年期障害、自律神経の失調、情緒不安定、めまい、耳鳴り、筋肉の痙攣などの予防治療に欠かすことが出来ません。

 さらに肝腎かなめ(要)の調和は、漢方にしかない治療法「瘀血の改善」にもプラスとなります。

ころばぬ先の杖として、3000余年の歴史にその効果を認められた漢方薬を、ご自身の健康管理にお役立てください。

      大自然のめぐみ
       米も野菜もいのちです
       肉も魚もいのちです
      これらのいのちのおかげで
    私たちのいのちも生かされています
    「いただきます」、「ごちそうさま」
       尊いいのちに感謝して
      食事をいただきましょう 
  
      永平寺にて   



漢方ホーム薬局のHPはこちら 



 
by home-k | 2013-08-24 17:14 | ウィズエイジング・抗老防衰