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50歳代の健康法 シルバーエイジへの助走3
 若いときの不摂生や健康について無関心に過ごしたツケが廻ってくるのが50代です。40代の頃は頭痛や肩こり、腰痛などの症状が出てもいつの間にか忘れ治っています。50代になると初期症状は出ず、本人が症状を自覚するような段階では病気はかなり進んでいて、自覚した時点で病院での治療の対象というケースが多くなります。

 半病人が急に増える50代は一病息災の年代です。一般的には理想とされる無病息災ではなく、一病息災という考え方で自分自身の肉体的な一つの欠陥を知り、また精神的な一つの弱点を掴むことで病気といかに付き合っていくかになります。


  人は血管とともに老いる

 この年代で特に気をつけたいのが血管・血液・血圧の管理です。
エッ!マサカ!!あの人が・・・・心筋梗塞や脳卒中で倒れる人が多くなります。血圧は常に変動していますが、高い状態(収縮期血圧)が持続しているのか、していないのかの判断が大切です。持続して高い場合は要注意で、血液を多く必要とする重要臓器に障害が出る可能性が大になります。
 高い状態が続くと動脈硬化の進行が促進され脳卒中や心筋梗塞・腎臓病など生命維持において中枢的な役割を担う重要臓器が犯され成人病の中でも死亡率が最も高い基礎疾患を抱えることになります。
 漢方では西洋医学のように血圧を直接的に下げる強力な治療薬はありませんが、漢方理論の補血薬や活血薬により血液細胞である赤血球や白血球・血小板などの血液の中身の質を改善することで血管の老化に対処していきます。その結果として血圧異常や代謝異常を改善することが出来ます。


  歳を重ねると病が増えるのは腎精の弱り 

 中国医学(中医学=日本では漢方)の古典によれば、腎は作強の官(さきょうのかん)といい力強さを造るところで「生きる力」つまり「生命力」は腎から生まれると言っています。
日頃の会話の中で「精魂をこめた仕事」「仕事に精を出す」「精魂を使い果たす」など何気なく「精」という文字を使っています。この「精」こそが腎に宿っているとしています。e0024094_10142882.jpg
50代はまさに社会的にも仕事上も決断の年代で「精魂をこめて、仕事に精を出し、精根を使い果たしている」のではないかと思います。それ故、精の不足となり(腎精不足)補腎によるメンテナンスが必要になるのです。


  腎は大木の根っこ?

 人間を大木に例えますと「腎」は根っこの役目をしています。腎である木の根っこは土中に深く広く入り込み地上部の大木をしっかり支え「腎」が正常に働いていれば、即ち、根っこがしっかりしていれば、台風にも負けずしっかり大木を守ります。また、木の幹、枝、小枝、葉は五臓六腑に当たり、地上部に十分な栄養分や水分を供給し続けて成長しています。
腎は大木の根と同様に人体の根本なのです。

   
   こんな症状は腎虚です
 

 □ 視力が低下して目が疲れやすい。かすむ。
 □ 腰や膝がだるく、立ち上がる筋力が衰え、痛みを感じる。
 □ 髪の毛の脱毛が多い。白髪が急に多くなった。
 □ 低い音でジーとかブーンとかの耳鳴りがする。
 □ 物忘れが激しい。同じことを何度も話す。
 □ 心臓が心もとなく気になる。
 □ かぜを引きやすく治りがたい。
 □ 歯が割れたり、ぐらつく。
 □ 口が渇きやすい(乾燥感)
 □ 肌がかさかさしてかゆい。
 □ 精力が衰えた。根気が無くなった。
 □ 尿の回数が夜間に多い
 

中医学でいう腎」とは単に腎臓のことではなく脳下垂体、副腎、性腺、甲状腺、膵臓などのホルモン系や泌尿生殖器、免疫に対する働きが含まれます。つまり体を健康に保つための調節器の役目をしているわけです。この働きが衰えることを腎虚といい、腎虚が進むと腎精不足となります。

 50歳代は腎の養生が特に重要で、体力の衰えのスピードを緩めることが出来ます。







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by home-k | 2013-10-11 10:40 | ウィズエイジング・抗老防衰