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生活の中の漢方 その2  夏バテにモロヘイヤ
 酷暑つづきと汗に悩まされたこの夏も終盤を迎えています。
漢方では”汗”を大切なものと考えています。

中医学漢方では「汗は心の汗」といい発汗は心の機能を反映しています。
汗は津液(しんえき;漢方用語で栄養物質を含んだ体内の水分のこと)
から化生されたもので単なる老廃物ではなく「気」や栄養物質を含んで
います。

 それ故、汗のかくき過ぎは体内の大切な栄養物質を失うことになり、
血や津液は濃くなり熱を持ち、体の隅々まで栄養が届かなくなります。
疲労感やのどの渇き、熱ぽい、動悸や息切れ、不整脈、頭がぼー
とする、食欲不振など夏バテ症状(軽い熱中症)の訴えが多くなります。

 このように暑さの熱が体にこもり、体液が濃縮され水分が不足(漢方
では陰虚という)する夏バテ症状には、熱を冷まし水分を補う治療法
(清熱滋陰)を応用します。漢方薬では白虎加人参湯などです。e0024094_16583713.jpg

 野菜の中にも清熱滋陰の働きを秘めた野菜が今店頭にあります。
消化酵素や蛋白質分解酵素などを沢山含んだムチン野菜達です。
モロヘイヤを代表にオクラ、やまいも、ナメコ、ツルムラサキなどですが
いずれもネバネバ物質を含んだもので潤す働き(滋陰)があり、モロヘ
イヤの深緑色は熱を冷ます(清熱)働きがあります。秋のカサカサ肌の
予防にもなります。

モロヘイヤは日本では馴染みが薄いようですが原産地エジプトでは
「王様の野菜」といわれよく食べられています。野菜の中でもムチンや
ビタミン、ミネラルなどがトップクラスで飛びぬけて多いのです。
緑野菜が少ないこの季節、沢山食べておきたい野菜です。

食べ方:軽く茹でて、ぬめりがでるまで叩き刻み、みそ汁の具に・スー
プで・甘酢味で・・・味や香りに癖がないのでどんな料理にも合います。

成分の優れた旬の野菜を沢山摂取することは、未病を予防する食養生
の第一歩です。





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by home-k | 2014-08-21 16:38 | 食養生