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お血と微小循環障害Vol.34  脳梗塞
 脳梗塞の予兆&症状;手足のしびれや麻痺・箸の捌きが悪い・ろれつが回りにくいなどの言語障害・頭痛やめまい・視野が狭くなつたり物が二重に見えるなどの視力障害・真直ぐに歩けないなどがあります。

 脳梗塞は脳卒中・中風・中気などともいわれていますが脳血管障害の一つです。脳血管は脳の細胞に酸素や栄養を運ぶ大切な働きをしています。その血液が遺伝性や環境因子により凝固の方向に傾きその結果、血栓が脳血管にできます。形成された部位で血液の流れを妨げることもあれば分離して塞栓となり遠く離れた血管を塞ぐこともあります。

 詰まった先の脳血管は時間とともに脳細胞が壊死していきます。その部位により全身に様々な障害が現れ半身麻痺でリハビリをしても上肢の回復に難があったり、言語障害があったり、不幸にして死に至ることもあります。e0024094_1572549.jpg

 血栓の詰まり方により ① 心原性塞栓症 ② アテローム性脳梗塞 ③ ラクナ梗塞に分類されます。

  心原性塞栓症は脳以外の部位、主に不整脈などが原因で心臓内でできた血の塊(血栓)がはがれ血液の流れにのって脳血管に達し内腔を塞ぐことにより突然発症します。

  アテローム性脳梗塞 は生活習慣病などが原因で頸動脈に硬化が起こり、ここで形成された血栓が脳内の血管に詰まる閉塞性の脳梗塞です。

  ラクナ梗塞は脳内の細い血管などが詰まることで起こる脳梗塞です。脳塞栓の中では最も軽症で予後が良い場合が多いのですが多発する場合は脳血管性パーキンソン症候群の原因になることもあるといわれています。

 漢方では

脳血管障害の原因物質 ”血栓”は中医学漢方では瘀血(おけつ)という病変そのものと考えます。日本では古血(ふるち)ともいいます。瘀血とは血液の流れが悪く滞りやすくなったり、滞ってしまった状態を指します。その結果 血液そのものが粘り気を帯びて汚れ動脈硬化の原因になり脳梗塞の発病因子となります。”流水腐らず”です。血液検査で血糖やHbA1c、中性脂肪、コレステロール、尿酸値などが高いのは要注意です。
 サラサラ血液は健康維持の基本です。中医学漢方でしかできない瘀血の治療法・活血化瘀(かっけつかお)の漢方薬が予防や予後の回復のスピードアップにきっとお役にたちます。ストレスをためず、食養生や日に30分の有酸素運動など生活習慣の見直しも大切です。







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by home-k | 2016-06-22 16:59 | お血(おけつ)
お血と微小循環障害Vol.33  心筋梗塞
 日本人の死亡原因第2位の心筋梗塞は、心臓を養う冠動脈の硬化が進行して血栓によって詰まる(閉塞)ことにより、その先の心筋に血液が流れなくなり心筋の細胞が死んでしまう状態(壊死)のことを言います。

 症状の特徴は前胸部の固定性の激烈な痛みで、その痛みは30分以上続き数時間に及ぶこともあり顔面蒼白、冷や汗、呼吸困難、手足の冷えなどを伴います。e0024094_16361038.jpg

心筋梗塞は命がけの病 予防が大切

 中医学漢方ではこの激烈な痛みの原因を「不通則痛」といい、血栓により塞がれ詰まり通じないので痛むのだと表現しています。まさに漢方の得意分野の瘀血(おけつ)の範疇で、活血化瘀薬の応用が期待されます。
活血化瘀薬はドロドロの血液をサラサラにする働きがありますので、ストレスや不養生などで煮詰まり血栓を形成する前の状態に優れた効果を発揮します。

 瘀血の予防や治療で丹参が主剤の冠心逐瘀丹や麝香(じゃこう)が主剤の感応丸が注目されています。心筋梗塞の予後や予防に十分応用できる分野です。
数年前、上海の病棟研修時に心筋梗塞の患者に麝香製剤を点滴していたことが思い起こされます。







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by home-k | 2016-06-04 17:25 | お血(おけつ)