ブログトップ
~みかんの効用~
みかんが色づきを増して美味しくなつてきました!!
手軽に食べられるみかんに、色々な効用があることをご存知でしたか?
でも、食べ方により、その働きが安定したり増したりするのです。
みかんは「薄皮ごとたべる!」が、正解です。

  ☆みかんにはこんな効用が☆
①かぜの予防
②整腸作用
③脳卒中の予防
④抗癌作用


①ビタミンCがイッパイ「かぜの予防」
 みかんといえばビタミンC。これには免疫力を向上させ、かぜを予防する
 働きがあります。
 また、薄皮にはビタミンCの損失や、酸化を防ぐ物質があり、水溶性で
 壊れやすいビタミンCを無駄なくからだに取り入れる働きがあります。

②食物繊維のペクチンがイッパイ「整腸作用」
 薄皮にはペクチンが多く含まれる。ペクチンは腸内水分を調整するので
 整腸作用があり、便秘、下痢の解消に役立つ。
 果肉だけを食べるより4倍近く多く摂ることができる。

③へスペリジンがイッパイ「脳卒中の予防」
 薄皮には血管を強化するヘスペリジンが多く含まれる。これは、ソバに
 多く含まれるルチンと同様の働きを示し、加齢などによりもろくなつた
 血管を新生させ、毛細血管の弾力性を保ち出血を防ぐ。
 みかんを多く食べる地方では脳卒中の死亡率が低いといわれる。

④βークリプトキサンチンがイッパイ「抗癌作用」
 果肉の鮮やかなオレンジ色は今注目されているカロチノイドの一種である
 βークリプトキサンチンで抗癌作用があり、発癌性物質に対する
 活性化阻害作用はβーカロチンの約5倍といはれています。
 βークリプトキサンチンは温州みかんに特に多く、他の柑橘系果実の
 約100倍量を含んでいます。
 抗癌作用に必要とされる量は1~2ミリグラムですから温州みかんなら
 1~2個で十分です。
  (京都府立医科大学西野輔翼教授 H10.5.14 日本農業新聞)   

皮を乾燥したものを「陳皮」といい漢方薬の原料として多くの処方に用いられ
て、健胃、鎮咳、去痰作用があります。
「陳」という字は「古い」という意味があり旧いもの程価値があり真黒な陳皮
は値も高くなります。七味唐辛子にも入っています。

今年は鳥インフルエンザが不気味な動きをみせています。                   
いつその変異株が新型インフルエンザとして人類を襲うかもしれません。
インフルエンザやかぜなどにやられないように免疫力を養う方法として
漢方栄養学にもとずいたバランスのとれた食養生を心がけ、
デザートにみかんを毎日1~2個たべると良いのではないでしょうか。


東海道線を走る湘南電車はオレンジと緑色のツートンカラーで
昭和30年?頃さつ爽と登場しました。
こげ茶色の列車だけだつた時代にこの配色は驚きでした。
今走っている車両は帯状になつていますが初登場の時は窓枠がオレンジ色で
その上と下は緑色で当時としては非常に斬新なものでした。
このオレンジと緑色の配色はこの地方のみかんの果樹の緑色の葉とオレンジ色
の実に由来していると言われています。
今では、全国でこのツートンの湘南型電車がみられますが小田原地方の
みかんがイメージカラーだったのです。

当店HPのURL http://www.homek.biz
# by home-k | 2005-11-15 00:45 | 食養生
みかん狩りのご案内 ~晩秋の一日を自然の中で~
神奈川県小田原市で、みかんの木オーナ制でみかん狩りを
楽しんでいただこうという農家を見つけましたのでご紹介いたします。

このみかんのオーナ園は小田原市の東丘陵に位置(小田原市田島地区)
し、富士山・箱根山・相模湾・小田原市街を一望できる大パノラマの中で、
取れたての美味しいみかんを味わい収穫を楽しむことができます。

みかんの木のオーナ制とは、お客様のご希望のキロ数(キログラム)に
応じたみかんの木を丸ごと一本オーナ契約していただき、
自分の名札のついた木をお客様自身の手で収穫を楽しんでいただくものです。

収穫時のみの契約で栽培管理は園主が責任をもつておこないます。
ご持参いただいたお弁当を味わいながら、自然豊かなみかん畑で
ご家族、ご友人、ペツトと一緒にみかん狩りを満喫してみてください。
毎年おいでになるリピータオーナのお客様が多くなり、残り10本になりました。
  
   ◎みかん園のご案内◎
 
  収穫時期:十一月下旬(大津みかん)~十二月中旬(青島みかん)
 
    場所:神奈川県小田原市田島地区
        東名高速→厚木小田原道路の小田原東インターから10分
        西湘バイパスの国府津インターから5分
        みかん園乗り入れ駐車スペース有り トイレ有り
 ○お申込み連絡場所(園主)〒256-0811小田原市田島978-2
          川口 浩   Fax 0465-42-2423
                    090-9343-6523
   或は、ブログ発信元 ホーム薬局 Tel.Fax 0465-34-7197
     
    価格収穫の目安(1本当たり)
              40kg程度 8000円
              60kg程度12000円 
              80kg程度15000円
             100kg程度18000円

 ○収穫用のカゴ、ハサミは人数に応じてリース(無料)いたします。
 ○贈答用ダンボール(10kg入り100円)用意しています。

※お申込みから一週間以内にお振込みをお願いいたします。
                   (お申込時に振込み先通知)
 ○大津みかん:甘味と酸味のバランスがよく小田原みかんのエースです。
 ○青島みかん:大津みかん同様、甘味と酸味のバランスがよく風味が濃厚
   で日持ちがいい。

今年も順調に色づき始めました。 これからどんどん甘味をましていきます。
 
 ☆みかん園からの眺望☆
e0024094_122277.jpg
e0024094_1224423.jpg


当店HPのURL http://www.homek.biz
# by home-k | 2005-11-03 01:25 | 気分転換
高カロリー食は危険 -ハリケーン被害と和食-

 熱した鉄板、ガーリックオイルでジュージュー焼いているサーロインステーキ。
香りもジュージュー音も、ご馳走で思わずゴックン!
「今日は奮発して厚さ2センチで!」なんて、たまにはオーダーしたいものです。

 我が国の食糧事情も世界のトップレベル、食べたいものは腹具合、懐具合で、いつでも入手可能で贅沢になりました。でもステーキのご馳走も毎日となったらどうでしょう?

 この夏、アメリカ・ニューオリンズに上陸した超大型ハリケーンは大変な被害をもたらし、台風慣れした私どももビックリの悲惨な状況が報道されていました。一日も早く軽快なジャズが街中に響くよう願わずにはいられません。

 でも、その報道でもう一ツ驚いたことがありました。被害に会った人の大きな体格!!テレビの一番面でも数えきれない程の巨体の人々・・・男も女も。さすが世界一豊かな国?と思いました。

 明らかにステーキやバーガーなどの動物性脂質やコーラなどの糖質類の摂りすぎ、摂取栄養素のバランスの悪さの結果なのでしょう。
養殖や保存技術の進歩で、いつでも肉類を食べられるようになりましたが人間のからだの消化能力は昔も今も進歩はなく、これでは不完全燃焼して老廃物の固まり人間になってしまうのは当然です。

血液は汚れ(瘀血:おけつ)、中性脂肪、悪玉コレステロール、血糖は上昇しメタボリックシンドローム(死の四重奏)まっしぐらです。最近、医学会では日本独自の診断基準を追加して、ウエストサイズ男85cm、女90cm以上は要注意と内臓脂肪増加を戒めています。

人類は雑食動物ですから、野菜や海草、豆類や穀類、又魚介や肉を食べてきました。偏った食生活は、生活習慣病予備軍になります。悪い食生活により引き起こされる病は糖尿病、肥満、歯周病、高脂血症、高血圧、心臓病、癌など、寿命を左右する病となる危険性大です。

近年BSEが問題になっていますが、本来牛は草食だったのが人間の勝手で美味しい肉質を作るために動物性蛋白・脂質・骨粉などの高カロリー食をたっぷり与えられて栄養過多になっています。若しかするとBSEの源はこんな所も関係があり、同じ哺乳類として人類に重大な警笛を発しているのかも知れません。

 日本の気候風土や先達に育まれた和食(日本食)は素晴らしい、バランスのとれた献立内容で近年、アメリカでも和食に注目して食生活の改善に取組んでいるとのことです。男78.64歳・女85.59歳の長寿国日本、その原点は和食にあるのではないでしょうか。
和食中心の粗食生活を心懸けていきたいものです。

URL http://www.homek.biz

# by home-k | 2005-10-26 10:26 | 食養生
手アレ・肌アレの原因と対策!ーハンドクリームはこう使うー
 夏の間、シットリしていた肌は秋と共に空気の乾燥や気温の低下で
肌の水分や皮脂量が急激に下がり、肌や指先の乾きを実感している方が
多いのではないでしょうか。

◎カサカサ肌の原因

 夏は体温調節のため血液は体表部を多く流れ、汗や皮脂など
におおわれシットリしています。秋冷を感じる頃から体表部の
血管や汗腺は収縮して肌の隅々まで皮脂を潤す栄養物が行き渡らなく
なり、又、乾燥した空気が角質層の水分を徐々に奪い乾かして
カサカサ肌になっていきます。
これが肌アレのメカニズムです。

専門的に考えると皮膚の表面を覆う細胞層を「角質層」といいますが、
これは角質細胞という死んだ細胞が数層から十数層積み重なり、
その細胞間を角質細胞間脂質が塗り固めたレンガ塀のような構造をして
います。その厚さは台所で使っているラップ位(0.01~0.03mm)で
これがバリアとして保湿の重要な役割を担っています。

角質細胞の中には保湿因子が含まれこれが皮膚の内側からしみ出して
きた水分を角質細胞内に取り込んでその水分を逃がさないように
角質細胞の周りを固めます。
角質層にはこのように、水分を抱き込んで逃がさないというW保湿の
仕組みが備わっています。
この機能が正常に働いていれば冬でも肌アレなしです。

しかし、からだの内側からしみ出してきた水分(栄養成分)が十分に
ないと補絡路を断たれた皮膚表面(角質層)は乾き、ヒビ割れてきます。

◎効果的肌アレ対策!!カサカサ撃退そして潤い肌へ

 一般的には皮膚表面の角質層が乾かないように良質の保湿クリームを
塗ることになりますが保湿剤には2種類あり、
水をはじく撥水性クリーム(長時間型・保湿力は強い)
と水に溶ける親水性クリーム(短時間型・保湿力弱い)があります。
指先やかかとのヒビ、アカギレなど局部的には撥水性、広い範囲の
カサカサ肌アレには親水性が適していて、使い分けると効果的です。

◎肌アレクリームの効果的な使い方

1、浮き上がった角質層は軽石などで軽く擦りとる。
2、風呂上りや水仕事の後など皮膚が湿っている状態のときに素早く
  つけて良くマッサージする。乾いた状態では効果がない。
3、指先やかかとのヒビ、アカギレなどは撥水性クリームをつけて
  ラップで覆い密閉(ODT療法)する
  当店製造ハンドクリーム:撥水性・無臭が最適
4、尿素入りクリームは刺激があるので要注意。
5、広い範囲の保湿には肌になじむ親水性クリームが最適。
  ホホバ油、卵黄油、ビタミンEなどタップリ入った
  フタアミンハイクリームが好評!!無臭。
e0024094_0332629.jpg

◎これでも肌荒れが思わしくない時

四季を通じて肌アレ・手アレする方は血の潤す力が不足で
角質層まで内側からの補給路がつながらないからで血の質の
改善が必要です。

こんな時、漢方では血を補い、潤す働きのある漢方内服療法
をおすすめしています。血を補うセリ科の当帰や血を潤す
にかわ(膠)質の阿膠などが入った婦宝当帰膠(ふほうとうきこう)は
血をイキイキさせるので肌アレや肌のくすみ、髪の乾きなどに
今トップモデルさん達の人気商品となっています。
e0024094_0352751.jpg

◎食養生

肌の乾燥・肌アレには鶏肉や牛肉、レバーなどの肉類、ひじきやアサリ、カキ
などの海藻や貝類、ニラ・クコ・ナツメなど血液を補うものを毎日の
お食事に取り入れましょう。
これで安心、今年の肌アレ・手アレ!!
            
当店HPアドレス→http://www.homek.biz

# by home-k | 2005-10-17 01:02 | 漢方の話題
「風邪」かな?正しく選べば早く治る!!漢方風邪薬の選び方。
 市販の総合風邪薬の適応症に
「風邪の諸症状(鼻水・鼻づまり・喉の痛み・咳・痰・くしゃみ
悪寒・発熱・頭痛・関節の痛み・筋肉の痛み)の緩和」とあります。
非常に広い守備範囲で、この風邪薬一つ常備していれば大丈夫
と思っていいる方が多いのではないでしょうか?

 漢方(中医学)の立場から考えると、こんな無茶な薬はありません。
これでは自分の症状に関係のない薬効成分まで体に取り入れて
しまうことになりかねません。(咳が無いのに鎮咳薬を飲んでしまう如く)

 漢方では症状をさらに細分化。
  ※鼻水でも①透明②粘る③黄色なのか?
  ※悪寒(寒気)でも①強い寒気②弱い寒気③熱っぽいのか?
  ※喉の痛みも①弱い痛み②強い痛みなのか?
 などの鑑別をしてその結果より効果のある漢方風邪薬を選ぶことに
 なります。

◎ファーストチョイスとしては、①の症状が多い時は葛根湯(冷え型)
              ②③の症状が多い時は天津感冒片(熱型)
 ・葛根湯は寒気がメインですから熱いショウガ湯で。
 ・天津感冒片は喉の痛みなど炎症性ですので板らん茶などを
  冷水で飲むと効果はさらにアップします。
  近年②のタイプの風邪症状が多い様に思います。

◎ファーストチョイス2・胃腸風邪
 ・寒気や喉の痛みだけが風邪ではありません。むかつき・吐気・食欲が
  ない・だるい・下痢気味など胃腸症状を訴える風邪が最近非常に多く
  なってきました。
  このときは胃腸症状を改善して、鼻水・頭痛なども解消できる
  勝湿顆粒が効きます。
  小児の風邪にも効果があります。
e0024094_22515389.jpg

◎咳がひどくなったら
 ・咳がひどく粘い痰がからむとき、麻杏止咳錠五虎湯
 ・喉が痛くから咳のとき、清肺治喘丸潤肺糖漿

◎風邪をこじらせて治りが悪い
 ・口が苦くなり、食物の味がいつもと違う、食欲もなくなったなどの症状が
  重なってくると、柴胡桂枝湯小柴胡湯などが必要になります。
  (専門知識での鑑別が必要です)

 以上、漢方風邪薬の繁用薬の一部をご紹介いたしましたが
症状に合せて飲めば市販薬よりズーット早く効きめを体感できます。
その上、胃腸にやさしく眠くなる薬は入っていないのでお仕事や
車の運転などにも影響しませんから安心です。
 
 一方、病院等の風邪薬は解熱鎮痛剤・消炎剤・鎮咳剤などが処方
されることが多いのですが、薬の強さは市販品より強力で副作用も強いです。
 
 もう一つ最悪なのは抗生物質の併用が多いこと。
NHK「ためしてガッテン」(2005・1/19)によると40人中
34人が抗生物質を処方されたということで、日本の多くの医学会でも
「風邪に抗生物質は有害無益」なので使用しないように訴えています。
アメリカの内科学会でも同様で「風邪の治療に抗生物質は使うべきでない」
と指針を発表しています。(読売新聞2001・3/21)

 これからの季節(秋冬9は一年を通じて風邪が流行ります。
薄着やミニスカートで体を冷やして免疫力を失うより、ウォームビズでお洒落
をしながら乾燥と寒冷から身を守り、温かい料理で身体の芯から
温めホットな生活を送りましょう。

「風邪かな?」と思ったら今年から漢方風邪薬にチャレンジして
みて下さい。効きます!!

HPアドレス:http://www.homek.biz
# by home-k | 2005-10-09 23:00 | 漢方風邪薬
「秋の風邪」が流行ってきました
 ついこの間まで、フローリングのモップのすべりが悪かったのに
このところ急にすべりが良くなり空気が乾燥してきたことを
感じさせます。
秋の風邪の犯人はこの乾燥と関係があります。
 
 勿論、病原菌はウィルスですが、夏に汗をかきすぎた人や体質的に
潤い成分の少ない人など、どちらかというとドライタイプの人が
この季節口や喉の渇き、喉の痛み、咳、頭痛などの症状を伴った
風邪にやられることが多いようです。

 西洋医学では消炎鎮痛剤や抗生物質(ウィルスには無効)、イソジン
などが処方されますが、副作用などに悩まされ効果もイマイチです。
漢方医学(中医学)には、このような時副作用(胃腸障害・眠気など)
がなく、ウィルスをやっつける漢方風邪薬があります。

 スイカズラの花(金銀花)やレンギョウの実を主成分とした
生薬でウィルスをたたき、炎症を鎮め、喉を保護します。

勿論、眠くなる薬は入ってませんので車の運転や仕事中でも大丈夫。
漢方には珍しい糖衣錠だから服みやすいですネ。
喉の痛みなど炎症が強いときは板藍茶で飲むのがBEST。
今から探しておきましょう。天津感冒片(てんしんかんぼうへん)。

 からだを潤す梨・柿・白きくらげ・ぎんなん・芋類・きのこ類など実りの
秋を沢山食べておくと秋風邪の予防にもなります。

e0024094_18401236.jpg
# by home-k | 2005-10-04 19:32 | 漢方風邪薬
味な話(4)  薬膳の知恵(体質に合った食べ物、食べ方)

 街を歩いていると「薬膳料理」の看板を目にすることがありますが、普通の中華料理店に較べ、高級食材を使って、大変高価な料理に見受けられます。

 薬膳とは
 漢方栄養学をもとに生まれた食文化で、人それぞれの体質や、日々の体調、春夏秋冬の季節などに合わせて、食物の特性を生かし、組み合わせを考えて調理する食事のことです。

  漢方栄養学とは
   西洋栄養学の蛋白質、脂質、炭水化物、ビタミン、ミネラルなどの
   栄養素をバランスよく摂ることは勿論のこと、漢方栄養学ではさらに
   食物の素材に「温める、冷やす」などの特性があり、又、「酸味、
   苦味、甘味、辛味、鹹(塩)味」などの五味があり、それが人それぞれ
   の体質や内臓に影響を及ぼすと考えています。

  自分の体質を見分ける
   体質は人それぞれ、「冷え性、暑がり」などの方があります。
   「冷え性の人」は、寒がりで顔色が青白い、温かい飲み物を好む、
   手足が冷える。
   「暑がりの人」は、暑がりで顔色が紅潮している、冷たい飲み物を
   好む、体が熱い。
   冷え性の人は温める食材、暑がりの人は冷やす食材を摂ることは
   当然のことです。冷え性の人がニンニク、ショウガ、トウガラシを
   食べると温まる様に。

  季節によりからだも変化する
   かなり冷え性の人でも夏には暑い陽気を受けて、冬ほど冷えを感じ
   なくなり、暑がりの人も冬には寒冷の陽気を受けてプラス・マイナス・
   ゼロとなり過ごしやすくなります。冬が好き夏が好きという人はここに
   基があると思います。
   冷える人は秋冬には温性の食物、暑がりは春夏に寒涼性の食物が
   必要となります。

  食材の味を吟味してみる
   レモンは酸っぱい、ニガウリは苦い、サツマイモは甘い、トウガラシは
   辛い、塩は塩からいように食物の素材には独特の味があります。
   この五味がそれぞれの内臓に働くと考えていますので、酸は肝、苦は
   心、甘は脾(消化器)、辛は肺、塩は腎の働きを整えます。
   その摂りすぎや不足は臓腑の働きを悪くします。
   例えば、甘いものを摂りすぎて「胃のもたれ」「食欲不振」の経験を
   されているように。(甘味の過剰摂取は消化器系の働きを悪くする)

 上記のように、漢方栄養学では食べ物の性質や味がからだとの関わりを持ち、内臓に活を入れています。
 医食同源(医療も食べ物も源は同じ)という言葉がありますが、漢方薬の原料である生薬も食べ物と同じ考えですので、その語源はここにあるといえます。

 薬膳料理は中国の宮廷料理が源といわれていますが、当時、皇帝に仕える医者の中でも病気を治す医者よりも、皇帝の食べ物を考える食医が最も位が高かったことを考えると食文化をいかに重視していたかがうかがわれます。

 たまに食べる高級薬膳料理だけが薬膳ではなく、私どもの日々の食生活の中に薬膳を取り入れていくことが健康づくりの基本であり、最高の養生法であることは間違いありません。家庭薬膳料理を提案いたします。

(追補)
 生命力のある食べ物を食べよう

  種を蒔くと生える、又、葉をつまんでもすぐ生えてくるなど逞しい食物が
  沢山あります。
   1.種子類や豆類、有精卵などは次世代の生命を生むのに必要な
     エネルギーを個々に持っています。生命力のかたまりともいえます
   2.温室栽培された野菜より旬の露地もののほうが生命力が強い
   3.ニラ、ネギ、アシタバのように根さえあればつまんでもすぐ生えて
     くる野菜などは力強い生命力があります

 我が家の自家菜園のハネギには一年中お世話になっています。
# by home-k | 2005-09-26 16:54 | 食養生
味な話(3)  -薬味(やくみ)-

 和食に付きもののおさしみ(刺身)。真っ白なダイコンの千切り、緑のシソ葉、ピンクのシソ花、黄色の菊の花、それにワサビを配した器は美しく膳の花と云えます。
 又、冷奴はかつを節や葱、ミョウガ、おろし生姜などをのせて食べるのも素朴な日本の味です。

 主役は刺身では魚介、冷奴では豆腐に違いありませんが、脇役であるツマが今日は主役です。

 ツマは単なる飾りではなく、薬味(やくみ)とも云われ、主役には無くてはならない存在です。
 この大切なツマ(薬味)にも漢方の知恵が生かされていて、ワサビ、葱、ミョウガ、ショウガなどのピリ辛は冷やす性質のある魚介や豆腐に対して胃腸を暖め消化力を増し、蛋白質の腐敗を防ぎ、又、ダイコンのピリ辛は主役の蛋白質の消化を助け(ジアスターゼ)、カロリーの熱を抑えます。
 シソの葉や花は魚介類の毒消しに働き、防腐殺菌の作用があり、菊の花も又、その苦味で厚味の食べ物の熱をさまし解毒する働きがあります。

 こんなことも漢方を学んで初めて気付き理解できました。
 料理の世界も奥が深く先人の知恵に感心感謝し、日本の食文化を大切にしたいとつくづく思います。

 しかし、こんなに素晴らしい仕掛や工夫のある料理ですが宴会などで刺身皿を見ると多くの方がツマ(薬味)を残しているのを目にします。
 漢方の知恵を学んだものにとっては残念なことです。
 薬味を一緒に食べない人は、せっかくの料理もからだに有効な形で消化されず、ヘドロ化することでしょう。
 その結果の転失気の香りは最悪となるのは必定です。

 西洋栄養学では栄養素を脂肪、蛋白質、糖質、ビタミン、食物繊維などに分類し、バランスよく摂るようにすすめていますが、西洋栄養学だけでは説明がつかないパワーが食物には秘められています。
 漢方栄養学(薬膳)では全ての食べ物には味(酸・苦・甘・辛・鹹)があり、それぞれの味に特有の効能があると考えています(後日詳記)。

 五つの味は内臓に様々な働きかけをします。更に体を温めたり(例、トウガラシ)、冷やしたり(例、ハッカ)する作用もあり、冷やす性質のものを食べるときは、温める物(薬味)も食べるようにしてバランスを取ります。
 刺身には辛味と香気を利用したワサビ、シソの葉などはその典型で素晴らしい組み合わせといえます。

 食養生は西洋栄養学に漢方の知恵の栄養学を取り入れることで最高の養生法となることは確実です。

 *次回以降の予告:体質に合った食べ物、食べ方
# by home-k | 2005-09-19 22:39 | 食養生
味な話(2)  -ツブあん“おはぎ”ダイエット-

 和菓子の美味しい季節になってきました。
 和菓子といえばアズキ(小豆)、小豆を細工した芸術的なお菓子が沢山店先に並んでいます。
 今日はその“小豆あん”について書いてみました。

 あんには“ツブあん”と“こしあん”がありますが、多分、人それぞれの好みで何気なく食べていたのではないかと思います。
 ところが小豆には思いもかけない秘密な働きがあったのです。。
 漢方薬としても“むくみ”や“利尿”にかなり使用されていて、小豆の皮の部分がとくに、その働きがあるとされています。
 甘い物を食べると飲物を摂りたくなります。その結果、水分代謝の悪い人は“むくみ”となり、やがて中性脂肪に、そして肥満にエスカレートしていきます。
 甘味はゆるむ性質があり、太りにつながります。

 でも、ここで漢方の知恵を応用すれば大丈夫!!
 “小豆あん”には緑茶が合います、しかも濃い目の苦いものです。
 この茶の葉も又、漢方薬として多用されていて、小豆と同様に解毒・利尿の効果があります。
 苦味は新陳代謝を促進しますので、余分な水分を追い出します。

 ですから、太りたくない人、ダイエット中の人は食べるのなら“ツブあん”、お茶は濃い目の緑茶の組み合わせが良いことのなります。
 くれぐれも淡いお茶や、こしあんだけしかない甘味処には近寄らない方が身のためです。
 ダイエットの出発点はこんなところにも有ったのです。

 秋の彼岸には“ツブあん”のオハギと濃い緑茶でティータイムしましょう。
# by home-k | 2005-09-12 14:06 | 食養生
味な話  -酒と肴-
 お酒の美味しい季節になりました。湿気の多い夏とは違い空気も澄んできて、月もクッキリ、月見酒もいいですね。

 最近の日本酒は甘口が多くなり辛口が少なくなってしまいました。
 本来「酒呑みは辛党」というように、上戸には辛口好みが多いように思います。
 酒呑みは味音痴と云う人もいますが、適度な酒呑みの味覚ほど確かなものはありません。
 酒呑みがうるさいのは酒の甘・辛だけではなく、酒の肴を選ぶにもそうです。日本酒の肴に甘いものでは酒が進まず、塩からいものや酢っぱいものが合います。でも長い酒席ですと、塩や酢の味だけでは物足りなくなり、何か探すと、意外にもニガウリ、ギンナン、ふき、タケノコなどのほろ苦い味が合ってきて、また酒が美味くなります。
 これは酒呑みが味音痴ではない何よりの証拠です。

 外国でもアルコール度数の高い蒸留酒を飲むときビッター(苦味酒)をコップにたらすのもこの原理です。
 ビールなどは、その点、大変うまく味覚を調合したお酒といえます。ビールにはホップという苦味が入っていて、この苦味がアルコール分を解毒し利尿するので、からだの熱を冷まし悪酔いを防いでいます。
 水だったらこんなに飲めないのにビールだと何リットルもの水分が入ってしまいます。
 ビールはその味覚の原理をうまく使っているのです。

 漢方では辛開苦降(しんかいくこう)という水分代謝を改善する治療法がありますが、これは辛味でめぐりを良くして、苦味で解毒利尿するという考え方です。
 日本酒に限らず辛いものを口にする時は、苦いものも一緒に摂ることが食養生として大切なことです。
 二日酔いの薬などもこの原理で調合すると、漢方薬と云えどもビックリするような即効があります。

 日常の生活でも、自然界の甘い・辛い・塩からい・酸っぱい・苦いの五つの味を上手く組み合わせると、生活習慣病を予防し、明日への活力を養うことができます。
# by home-k | 2005-09-05 21:41 | 食養生