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人生100年時代!! 2000余年前の記述を発見!! その 2
・・・前回からつづく・・・・。 感動の書物、中医学のルーツである最古の古典 黄帝内経・霊枢意釈書から黄帝と学者との問答のうち今回は長命と短命の人についての抜粋です。

 黄帝が曰く。
同じようにして生まれた人間も、人によって寿命は同じではない。ある者は長生し、ある者は若死にし、また、ある者は突然たおれ、ある者は永く病床にふす。これはどんな差別があつてこのようにまちまちなのか?

 学者(岐伯)が言う。
人の五臓の働きがしっかりしており、血気が調和をたもち、肌肉は柔らかくて潤い、皮膚のきめは緻密で守りがしっかりしており、営衛*の運行は規則正しく、呼吸はゆるやかに、天の気をうけて人の気もそれに従い、六腑は飲食物を消化吸収して地の気を十分にとりいれ、津液は全身をくまなく流通するというように、五臓・六腑・営衛・血気が各々そのきまりに従って運営されていますならば、その人の命はながくあるはずでございます。


先日、空海と仏像曼荼羅・東寺展を国立博物館で拝観させていただきました。入場制限もある大混雑でしたが皆さん至宝の前では静かに整然と1200年の時の流れ、それぞれの思いを胸に見入っていました。・・・・呼吸はゆるやかに・・・・。この世界の中にいると妙に落ち着きます。e0024094_14054625.jpg

*営衛;営は血であり、衛は気としています。水穀の精気の化したもの。営は脈中を行り全身を栄養する働きがある。衛は脈外を行り身体を防衛する働きがある。


日本古来(江戸時代)の漢方を学んでいましたがイマイチ・・・???でした。縁あって中医学漢方を学び始めて36年。以前研修に訪れた北京や上海の中医薬大学の展示室の3000年~4000年以前ともいわれる牛骨や亀の甲に刻まれた人類の英知、中医学のルーツの文字を目にして先人の偉大な業績に胸が熱くなったことを思い出します。歴史に裏付けられた臨床経験の積み重ねは「論より証拠」です。
 中医学漢方は「人生100年時代の健康長寿づくり」のお役に立てるものと確信しています。
 



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# by home-k | 2019-05-22 15:03 | 健康寿命
人生100年時代!! 2000余年前の記述を発見!! その 1
 先日来、調べ物があり中医学(日本では漢方という)の古典を紐解いていて飛び上がるほどの驚きの記述に出会いました。それは中医学のルーツである世界最古の古典・黄帝内経 霊枢 意釈書のいちページにありました。

 2000年余前に書かれたものですが、人の生い立ちが黄帝と学者との問答になっていて今でも通用する大変参考になる書物です。

 黄帝 曰く。「天から与えられた寿命は百年であって、そこで命は尽きる。この天寿を全うすることできる者を、望診によって知る方法はどうか?」
 学者が言う。「そのような長寿の人を望診いたしますと、鼻が長くて高く、顎や頬ががっしりと張っています。それは、呼吸と咀嚼が完全に行われているということで、営衛の運行が調和している証拠だからであります。また、顔面の上中下の各部の彫りが深くて調和しているのは、その人の骨組みが丈夫で肉付きの良いことを現しています。ですから、このような人は百年の寿命を全うすることができるものであります。」


この時代に「天命は百歳」を語っていたことに驚きです。

 「人生100年時代」の言葉をよく耳にするようになりました。2018年の統計で百歳超えは69785人とのことでしたがここ数年この伸び率が高いようです。
健康で長寿を目指したいものです。歴史に裏付けられた中医学漢方の出番です。

           ・・・つづく・・

  望診とは、人の神色・動態・体表各部・舌・大小便など目で観察すること。視診ともいい他に、聞診・問診・切診があり中医学では重要な診断法です。




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# by home-k | 2019-05-17 16:46 | 健康寿命
花粉症には漢方薬が効く!! 治験例
毎年、花粉症で悩みこの季節だけ来店されること8年目

48歳  男性Aさん  営業職  BMI 26

主症状:クシャミ、透明な鼻水、鼻づまり、目の痒み、涙目、時に目の充血 、目や鼻腔の粘膜痒い、頭重など

舌診:形は胖大(舌の形が浮腫んで大きい)、苔・中央部白い、色・淡(紅みが少ない)、歯痕あり(舌の周りに歯の痕がつく)。
 
 営業職で外食、会食が多くビールや焼酎の水割りなど冷えたアルコール類を多飲、帰宅が遅く夕食は就寝直前になる。仕事だから仕方ないと。鼻炎の初期段階では市販の抗アレルギー剤で対処しているが粘膜の乾燥感や倦怠感、ねむけ、頭がボーっとするなどがあり不快という。効き目もいまいちになる。ここで漢方薬の出番となること8年目。日にポケットティシュを3ヶ以上使うようになると来店される。e0024094_18114855.jpg


漢方治療:症状と舌診から日常生活の不摂生からの冷えと過剰な水分の停滞、食滞がうかがいしれる。自己で処理できないものが口から入っているので、これらが体にダメージを与え発症している状態。それ故、冷えに対し乾姜・黄耆・細辛などの温める薬、水分代謝の改善に茯苓・白朮・半夏などの配合のある漢方薬と食滞に”晶三仙”を、鼻の症状を改善するハクモクレンの花蕾(辛夷)のお茶で服用していただいた。これに満足していただきこの季節だけお付き合いをしていただいている。


中医学漢方では、花粉症の症状は体を守る衛気(免疫力)の不足により起こると考えています。衛気を充実させる基本は、まづ元気な胃腸でしっかり栄養を摂り、体内の気を十分に養うことと、肺は衛気を全身に張り巡らせる働きを担っているため肺の働きを健やかに保つことも大切です。


花粉症の低年齢化を危惧しています。冷たいものに注意して未完成な内臓機能にダメージを与えないように養生しましょう。

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# by home-k | 2019-03-09 18:22 | 花粉症・鼻炎
冬の養生・寒さ(寒邪)に打ち勝つ!! 4のⅣ
 寒さに勝って冬を乗り切ろう!!

 Ⅳ 漢方薬で寒さをノックアウト

 寒さに負けないためには、規則正しい生活と季節感のある食養生が基本ですが免疫力・抵抗力・エネルギー(陽気)の不足が甚だしい場合には中医学漢方薬の出番です。e0024094_17105161.jpg


 陽気(エネルギー)を生む胃腸を調えて食物の消化・吸収を良くしたり熱エネルギーのもとを補ったり、或いは体に受けた寒さや冷え自体を取り除いたり、それによって悪くなった血行をよくしたり、ダメージのタイプによって様々な方法があります。

 漢方薬は一人一人の体質や症状によって使い分けます。
素人判断でご自分の症状や体質に合わない服用の仕方をすると効果がないだけでなく副作用の危険性もでてきます。

当店では体質に合った漢方薬を選定、調合しています。ご相談ください。



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# by home-k | 2019-01-26 17:16 | 季節の養生
冬の養生・寒さ(寒邪)に打ち勝つ!! 4のⅢ
  寒さに勝って冬を乗り切ろう!!

Ⅲ 寒さに強くなるワンポイント

 寒さは体の表面や首の後ろ、足元、鼻から肺の呼吸器などから侵入してきます。
日頃から衣類の上からでもいいのでマッサージをしたり、外出時は首回りや足元を温かくしましよう(帽子・マスクやマフラー、カイロなどで)。

 食事も生ものや冷たいもの、過剰の水分は体の内側から冷やして代謝や血行を悪くしてしまうので避けた方がいいでしょう。また旬でない食べ物も同じことがいえます。できるだけ旬の食べ物や少量のスパイスを摂ることをお勧めします。e0024094_12032926.jpg

私たちの周りではここ10数年の間に「食」を取り巻く環境が変わっています。大きく変わったことは「食材の旬」が分かりにくくなったこと、物流の発達から「遠隔地の食材」が増えたことです。このことは食卓に季節感がなくなったことだけでなく中国医学漢方でいう医食同源・薬食同源の立場からすると食材のもつ性味の体を冷やすもの・温めるものや五味の酸・苦・甘・辛・鹹の味などの摂り方にもアンバランスとなり臓腑の働きに狂いが生じてきます。

 献立は地産地消で季節に合った食材を主にすることが寒さに強くなり、内臓を養い免疫をも豊かにすることになります。



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# by home-k | 2019-01-26 12:14 | 季節の養生
冬の養生・寒さ(寒邪)に打ち勝つ!!  4のⅡ
 寒さに勝って冬を乗り切ろう!!

Ⅱ 寒さに負けないからだ 

 寒さに強い人と弱い人がいるのはなぜでしょうか?
寒さというのは、気候の変化や外気温など外界からの刺激です。ですから、免疫力・抵抗力の弱い人は寒さにも弱いということが考えられます。また寒さは陽気を襲いやすいので、この陽気が不足している冷え性タイプの人が寒さに弱いということにもなります。e0024094_15232127.jpg

 免疫力や抵抗力、陽気などの熱エネルギーは食べ物や生活習慣によって大きく左右されます。人間は食事によってほとんどの栄養を摂取しているので、不規則な食事や偏食、或いは無理なダイエットなどにより栄養の摂取ができないと体力の低下を招き、免疫力や抵抗力、熱エネルギーの不足に繋がります。同様に、睡眠不足や疲労の蓄積も体力の低下を招きます。また運動不足は、新陳代謝を低下させ、老廃物を蓄積させ身体にエネルギー不足を生じさせます。ストレスの蓄積もまた新陳代謝の低下を招くので、同じ結果になります。

 寒さに負けない体を作るということは、規則正しく栄養のバランスのとれた食事を心がけ、適度の運動と休息をとりストレスをためないということです。

"腹が減っては戦はできない”と言われるように飲食物を体の中でエネルギーに変えて人は活動をしています。自動車のようにただガソリンを入れさえすれば、エンジンが廻り走るだけのものではありません(ただお腹が膨らめばいいではダメ)。栄養バランスのとれた食事をすることは勿論ですが胃腸機能に負担をかけるような食生活や嗜好品も要注意です。例えば、冷たい飲食物を過度に摂っていると、体の中が慢性的に冷え、胃腸もその働きが緩慢になり陽気が生まれにくくなります。


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# by home-k | 2019-01-25 16:00 | 季節の養生
冬の養生・寒さ(寒邪)に打ち勝つ!! 4の1
寒さに勝って冬を乗りきろう!!

 新年も小寒・大寒と過ぎ去り暦の上では早や立春が視界に入るような時期に来ていますが実際の春はまだまだ。関東地方では霜柱が立ち氷が張る本当の寒さはこれからです。

 今一度、気を引き締めて寒さを乗り切りたいものです。

 Ⅰ 寒さは熱を奪い代謝を低下させる
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 暖かい部屋から急に寒い外に出たり、寒いところに長時間いると体にはどんな変化がみられるでしょうか?一般的には体が冷え唇や皮膚の色が悪くなり、筋肉がこわばってくるなどの変化が見られます。これは寒さの持つ特徴による体の変化です。

 寒さは自分と反対の性質を持つ熱エネルギー(陽気)を襲いやすいので、寒さによって熱が奪われ冷えが現われます。この熱エネルギーは代謝を行ったり、促進したりする働きがあるので、寒さにより熱が奪われると代謝も低下して消化器症状や排尿異常などが見られることもあります。

 いろいろな物質は温度が下がると固まりやすくなります。私たちの体も同じで、血液は固まらないまでも流れが悪くなり、唇や皮膚の色が悪くなります。寒さは体を収縮させて運動を制限する性質もあります。そのため、寒さが皮膚を収縮させると鳥肌がたって汗が出なくなり、筋肉を収縮させるとこわばりや痛みが現われます。

 一般的に体温が1度下がると新陳代謝は10%余り下がり、免疫力は30%余り下がるといわれていますので寒さ(漢方では寒邪という)=冷え には十分な注意・対策が必要です。 
    ・・・・つづく。




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# by home-k | 2019-01-24 17:46 | 季節の養生
冬の養生・寒さ(寒邪)に打ち勝つ!! 4の1
寒さに勝って冬を乗りきろう!!

 新年も小寒・大寒と過ぎ去り暦の上では早や立春が視界に入るような時期に来ていますが実際の春はまだまだ。関東地方では霜柱が立ち氷が張る本当の寒さはこれからです。

 今一度、気を引き締めて寒さを乗り切りたいものです。e0024094_17455744.jpg


 暖かい部屋から急に寒い外に出たり、寒いところに長時間いると体にはどんな変化がみられるでしょうか?一般的には体が冷え唇や皮膚の色が悪くなり、筋肉がこわばってくるなどの変化が見られます。これは寒さの持つ特徴による体の変化です。

 寒さは自分と反対の性質を持つ熱エネルギー(陽気)を襲いやすいので、寒さによって熱が奪われ冷えが現われます。この熱エネルギーは代謝を行ったり、促進したりする働きがあるので、寒さにより熱が奪われると代謝も低下して消化器症状や排尿異常などが見られることもあります。

 いろいろな物質は温度が下がると固まりやすくなります。私たちの体も同じで、血液は固まらないまでも流れが悪くなり、唇や皮膚の色が悪くなります。寒さは体を収縮させて運動を制限する性質もあります。そのため、寒さが皮膚を収縮させると鳥肌がたって汗が出なくなり、筋肉を収縮させるとこわばりや痛みが現われます。

 一般的に体温が1度下がると新陳代謝は10%余り下がり、免疫力は30%余り下がるといわれていますので寒さ(漢方では寒邪という)=冷え には十分な注意・対策が必要です。     ・・・・つづく。




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# by home-k | 2019-01-24 17:46 | 季節の養生
年末・年始 お休みのお知らせ
お客様各位

 いつもお引き立ていただきありがとうございます。
年末年始のお休み予定は
12月30日(日)~1月4日(金)まで連休いたします。
新年は1月5日(土)からの営業になります。
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 急用の際は、お電話してみてください。


新年はより良い年になりますように祈念いたしています。


       漢方ホーム薬局  薬剤師 川口雅祥

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# by home-k | 2018-12-25 16:00 | お知らせ
冬の漢方養生 中国医学の古典に学ぶ
 2000年も前に書かれた中国の医学書・黄帝内経素問に今でも通用する四季の養生が記載されています。そのうちの「冬の養生」を転記してみました。

 冬の三か月間を閉蔵という。それはもろもろのものが門戸を閉ざして閉じこもる季節である。この期間は、水は凍り、地は凍てついて寒さが厳しいので、さすがに天の陽気もこれを柔らげることができないほどである。

この時にあっては、夜は早く寝、朝は遅くまで床にあって日が昇ってから起き、寒気に損なわれないようにしなければならない。精神的には気を静めて、何かしなければと思う志などふせかくし、また、ひそかな心持で、つねに満足していなければならない。肉体的には直に寒さにふれぬように、また、体を温かく保つように注意し、過労して汗をかき、陽気をたびたび逃がすことのないようにしなければならない。そのようにできれば、冬時における蟄蔵(チツゾウ=穴ごもりのことで啓蟄はその逆)を特徴とする天地の気に相応じることとなり、これこそ、冬時の養生法であるというものだ。

この養生法に逆らって精神を忙しく動揺させたり、寒にふれたり、過労して発汗し陽気をたびたび逃がしたりすると、冬の主役である腎の臓が傷害されて発病する。たとえすぐに発病しなくても、春になるとこれが原因となって、手足が萎えて冷える痿厥という病になる。それは冬にうけた傷害が元になって春の発生の気力が減少した結果、病が表面に出てくるのだ。

と、のべています。e0024094_17322584.jpg

保温が基本ですが暖房設備過剰で汗をかくのは体から陽気が抜けることでいいことではないと戒めています。戸外での有酸素運動、太陽の光を浴びることで陽気を養うことも大切です。






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# by home-k | 2018-12-15 17:36 | 季節の養生