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かかと(踵)の痛み・中国漢方の考え
   踵の痛み こんな前兆症状にご注意!! 老化現象??!!

 1. 足腰の筋肉や関節のだるい痛み・無力感。
 2. 何気なく物につかまることが多くなった。
 3. 頭のふらつき・めまい。
 4. ジーーと蝉の鳴き声のような耳鳴りがする。耳が遠くなった。
 5. 目が疲れる、目がかすむ、目が乾く。
 6. 歯が割れたり、ぐらつき、歯槽膿漏。(歯は骨の余り)
 7. 爪の変形、もろく割れる、枯れる。(爪は筋の余り)
 8. 髪の毛が細くなった、枝毛が多い、若白髪、脱毛多い。(髪は血の余り)
 9. 顔色に艶が無い、筋肉がやせてきた。
10. 夜のトイレが近い、大小便が整わない。

 このような症状が、日常生活に見られるようになったら、漢方で言う肝腎の精血不足です。肝腎かなめ(要)の働きが低下し老化現象が進行し始めたことです。

 中国漢方では ”肝は血を蔵し、筋を支配する” ”腎は精を蔵し、骨を支配する”と肝と腎の主要な働きを定義しています。

 中国医学でいう ”筋” とは筋肉、腱、靱帯、滑膜などを包括したもので、肝に蓄えられた良質の ”血(けつ)”の栄養補給により、正常な機能が維持することができます。それ故、肝血の不足は筋膜の運動障害を引き起こし、さまざまな筋肉の炎症や痛み、踵の痛みを発症させます。かかと(踵)の痛み・中国漢方の考え_e0024094_1756662.jpg

 肝血はまた、精選された滋養物質の”腎精”からも供給されますので、老化による腎虚はこの補給が弱まり”筋”の栄養不足となります。それ故、肝腎同源ともいい、肝腎は要であり、肝腎精血の不足をきたさないように、日ごろの漢方薬による養生が大切となります。

 外傷以外の踵の痛みや腰痛、膝痛などの発症原因の多くはここにあることが多いのです。
4000年の歴史の中で確立された中国漢方の肝腎要の手当てで精血を養い、未病を予防し美しく歳を重ねていきたいものです。




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by home-k | 2010-07-10 17:40 | 痛みと漢方