大自然の生命力とつながる食生活17項目の解説 10~13
”npo大地といのちの会”より
10.油ものを減らし、煮物、和え物を食べる
野菜を煮るとファイトケミカルを生食の10~100倍吸収できる。煮汁を捨てる場合は湯量を最小にし、ふたをして蒸す。30歳を過ぎた日本人の半数は高脂血症(病気の一歩手前)。油の取り過ぎはアレルギー性疾患の一因。揚げ物、油菓子、ドレッシング、マヨネーズ、バター、マーガリンを控える。アイスやケーキ、クリームなどの安物は油が主原料。
11.たくあん、ぬか漬け、納豆、梅干を食べよう
ファイトケミカルだけでなく、微生物代謝物質も酵素もいただける究極の生食。原材料名に生き物だけ表示されているものを選ぶ。塩は自然海塩。安いたくあんや梅干は、絵の具と調味液に漬けただけで、微生物代謝物質や有機酸が大変少ない。
12.添加物の少ない調味料、加工食品を
原材料名に日常の食べ物以外の名前があまり書かれていないものを選ぶ。醤油の場合、原料が大豆と小麦と自然塩だけのものなら、その味は微生物の代謝物質(生命力の源泉)の積み重ねで出来たもの。逆に安い醤油、ソース、つゆ、たれは化学的に味を調合した砂糖液。添加物等で本来の二倍量に増やした食品も多い。たんぱく加水分解物やアミノ酸を使ったものは各種ミネラルが激減。
13.砂糖、塩を選ぼう
てん菜糖、黒砂糖、きび砂糖、自然海塩などスーパーにも売っている。生命力ある素材を選べば、料理を砂糖で甘くごまかす必要がない。人口甘味料に注意。
次回5の5 ; 14~17の項目につづきます。
コメント;最近,若い人たちにコレステロールや中性脂肪(TG)が高い脂質異常症(高脂血症)が多く見られます。飽食の時代、摂取する食事のバランスが悪いのが原因と思われる方が多いように思います。野菜・海藻類・豆類・きのこなどの食物繊維にはコレステロールを低下させる働きがありますので献立を良く考えて、食養生したいものです。
かなり前に上野の国立博物館にルーブル美術館所有の名画”モナリザ”の絵を見に行ったことがありますが、モナリザの絵の左目のつけねに、米粒大のいぼ様の腫れ物が有ったのをご存知でしょうか。あれが黄色腫といって脂質代謝異常のサインです。モナリザは高脂血症だったのでしょう。
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