我が郷土の偉人 二宮金次郎さん を祀っている報徳二宮神社に家族で参拝させていただきました。
あれから40数年続いている我が家の新年行事です。私どもの結婚式でお世話になって以来、子供の出生に、七五三になにかとお世話になっています。
今日も家族の健康祈願を本殿にてお願いしてきました。神主さんの祝詞、大太鼓の響きが心にしみて身が引き締まり、お札をいただき、お神酒をいただきすっかり新年のすがすがしい気分になりました。新店の建て替え行事も無事に終り、作年12月10日に新装薬局を開店することができ感無量です。
これも二宮金次郎さんの教えの賜物です。
二宮金次郎さんの教え(尊徳の仕法)
金次郎さんは小学校の校庭などに、薪を背負って本を読みながら勉強する姿の銅像が建てられていますがご存知でしょうか。農民の出身ながら藩政にまで影響を与えた郷土の偉人ですがその思想の基本は「経済と道徳の融和を訴え私利私欲に走るのではなく、社会に貢献すればいずれ自らに還元されると説き、至誠、勤労、分度、推譲を行っていくことで、はじめて人は物質的にも精神的にも豊かに暮らすことが出来る」というのが根本思想です。
至誠 とは
いわゆる「まごころ」のこと。役立つことを進んでやろうとする思いやりの心でなすべきことと向き合う、尊徳の教えのすべての土台になっている。
勤労 とは
文字どうり熱心に働くこと。能力を発揮して結果を良くしようとすることで、自己の成長になると説いている。
分度 とは
自分に相応しい生活を送ること。現在の収入に応じた支出の範囲内で生活することが大切だといっている。
推譲 とは
働いて得た余分を家族のために貯えたり(自譲)、社会のために譲ること(他譲)。仕法の真髄ともいえる教え。
積小為大 とは
小を積んで大をなすこと。小さな努力の積み重ねが大きな収穫や発展につながると言う意味。捨て苗から一家再興を図り、友人に借りた菜種から多くの菜種油を収穫し、勉強に励むなど少年時代の経験が積小為大の考え方に結びついたといわれている。
一円融合 とは
全てのものは互いに働きあっており、一体になったときに初めて結果が出るという意味。植物は水、温度、土、養分が融けあった中で育つように人間も、自然環境や社会環境が一つになって融けあい、働きあう中で育っていくこと。
昨今の政治や経済、世情をみて尊徳さんは苦虫を噛みつぶしていられるのではないかと思います。
尊徳さんの生家は当店から約10km小田原市栢山に記念館とともにあり、二宮神社は南に4km小田原城址の南隣にあります。
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