雨水ぬるみ草木が発芽し始めるという二十四節気の”雨水”も過ぎ自然界も活動的になる春の訪れを感じます。心躍る春ですがスギ花粉に痛めつけられる人にとっては辛い春になります。
日頃のウォーキングコースの杉の木の果序も雨水をイッパイ含んで花粉をはじき出す準備が整いつつあります。40代前後の頃は車の運転も出来ないくらいの鼻炎患者でしたが今では花粉を浴びても被害はありません。漢方薬での体質改善に助けられました。
人間は細菌やウイルス(漢方では風邪=ふうじゃ)が体内に侵入したときに「抗原抗体反応」を起こして身体を守ろうとします。それが正常のレベルであれば免疫として身体を防御するのですが過剰すぎるとアレルギー反応となり、からだに害を及ぼすようになります。
花粉症になる人 ならない人
同じ環境の中にいても症状が出る人と全く無反応の人がいます。どこに両者の違いがあるのでしょうか。中医学漢方ではアレルギー性鼻炎を引き起こす最大の原因は「
からだの中の過剰な水分」(内因)と考えています。中医学漢方では「あらゆる外因は内因を経由して発症する」といって花粉症は花粉という外邪が内因である水分代謝の悪い人を探してアレルギー反応を起こしていると考えます。したがって水分代謝の正常な人は正気(免疫力)があり花粉症にならないのです。
日常生活で冷たいものを摂り過ぎたり、過労や加齢、ストレス過多などがあると胃腸の働きが衰えて水分代謝が悪くなります。こうなると消化吸収力も低下するので代謝されない水が体内に残るようになります。これらは病的な水分(漢方では痰湿という)ですので、からだの生理機能に影響を与え
肺の防衛力も低下して花粉などの非常に軽度なアレルギー物質を受け入れてしまいます。
からだの中にいったん病的な水分が溜まるとその改善には年月を要します。その為毎年春の季節になると花粉症に悩まされるようになるのです。五臓六腑のうちで水分代謝に関係する臓器は胃腸(脾)・肺・腎ですのでどの臓器の機能が落ちているのか見極めその機能をアップし体調をととのえることが大切です。
当店の漢方薬の特徴
体質をよく伺い、オリジナル漢方薬を調合いたします。エキス剤で適応処方がない場合は煎じ薬を造ります。抗アレルギー薬のような ねむけ、だるさ、鼻やのどの乾き、注意力散漫などの副作用は皆無です。ご相談ください。
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