間もなく節分・立春となり春の気配を感じ、気分も明るくなります。しかし花粉症(アレルギー性鼻炎)の方にとっては「
つらい春です」。花粉症の方は毎年どのようにお過ごしでしょうか。
花粉性鼻炎の症状
クシャミ・鼻水・鼻づまり・鼻やのどの粘膜がむづかゆいや乾燥感・軽い寒気・臭いを感じない・目のかゆみ・目の充血・涙目・頭が重いなどの様々です。
漢方治療 花粉症になる人、ならない人
それにしても花粉症になる人、ならない人の差はどうしてなのでしょう。漢方では「
肺の気は鼻に通じている」(2000年前の中国医学書・黄帝内経)と考えていますので鼻の異常は肺の機能が正常でないことを意味していることになります。肺のエネルギー不足が水分を気化できず、肺の水ーー>鼻水となり溢れ出ると診ています。
一般的に気化力不足は、冷えによることが多く寒さが強い早春時は温める漢方薬を多くし、温かさが増した晩春のころのは少し冷やす(涼)漢方薬を配合したり、さじ加減が重要なポイントになります。当店ではその人の体質に合わせオリジナル・マイ漢方薬をご用意し、毎年満足をいただいています。主に簡単で飲みやすいエキス剤で対応していますが対応不可の症状の場合は煎じ薬を調合いたします。副作用皆無。
新薬治療 新しい抗アレルギー薬或いはステロイド剤の合剤が繁用されていますが副作用に不快感を覚える人が多いように思います。ねむけ、倦怠感、頭がボーッとする、鼻や粘膜の渇き、注意力散漫(インペアードパフォーマンス)など。新薬はその場しのぎの対症療法です。
花粉症は一時的な軽い病気です。強い薬でなく漢方薬のようなソフトな薬が体質も改善でき根治療法につながります。今年の春は頭スッキリの漢方療法にチャレンジ、快適な春を迎えましょう。
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