当店での治験例 上腕部から肩の痛み(左) 五十肩?
50歳 男 BMI 23 比較的健康体
H29年12月 1ヶ月前位から自然発症的に左腕の付け根辺りから肩にかけて痛むようになった。刺すような痛みで夜間朝方の痛みが酷く重だるい。挙手は可能。
鼻づまり、空咳少々、血糖値高め、便秘(硬便)。
舌診;胖大(形が大きい)、苔無、淡紅 舌裏静脈++
圧痛点;左腕の付け根辺り前側 肺経絡上の中府・雲門の辺りに刺すような痛みあり、辛い。
漢方治療;この病症は痛みの漢方治療指針からすると「不通則痛」(当ブログ2018.4.6に解説)で気血が肺の経絡上でブロックされて通じないので痛みを発している病状と判定。既往歴から秋冬期の乾燥(燥邪)が災いの元と推測し肺を潤し熱を涼す辛夷清肺湯、左側の病症ゆえ瘀血(おけつ:血の滞り)もあるので血府逐瘀湯(けっぷちくおとう)を投薬してみた。
7日ほどの服薬で完治することができた。さらに良い副作用?が出て便秘も改善されたのには驚きで前々回の
当ブログ(2018.3.17)の「肺は大腸に合す」の実例にもなります。
漢方の応用力の広さ、懐の深さに驚かされます。
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