
前回(2018.05.19)痛みの治験例の漢方的補足です。
若い人の痛みの治療に比べ、高齢者の痛みの治療は症状は同じでも漢方での治療法は異なります。西洋医学では症状が同じなら年齢不問で治療法は同じです。痛み止めを中心に薬物やリハビリを主とした治療になります。
こうした手当をしていても治らない人が多いのはなぜでしょう??
治す力がないからです。
治す力とは本来、体の中にあるべき物質(気)エネルギーや(血)栄養に富んだ血・(水)栄養に富んだ水が過不足なくそして滞りなく巡っていることです。治す力がない人は気血水の不足を主としたバランスが崩れていることです。
これを中国漢方では「不栄則痛」(栄養不足で痛む)と表現していて組織を養う気血水を補い活力を与えることで筋骨を養い痛みを改善でき、そしてフレイルも予防できるのです。
歳だから・・・・・・とあきらめていませんか
! 根治療法は漢方にあります。
「
気」とは活動や運動をささえるエネルギーの源で、体を動かしたり、温めたり体の抵抗力に関係しています。
「
血」とは全身を巡り臓器や組織に栄養と潤いを与えます。また、精神を安定させる働きもあります。
「
水」とは血液以外の水分、汗・涙・リンパなどの体液のことで水分代謝に関わりがあります。
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