ブログトップ
夏の漢方的養生 中国医学の古典に学ぶ
 2000年も前に書かれた中国の医学書・黄帝内経 素問に今でも通用する四季の養生が記載されています。そのうちの夏の養生を転記しました。

 夏の三か月間を、蕃秀(ばんしゅう)という。それは花咲栄える季節である。
この期間は天地の陰陽の気が活発に交流し合って、生きとし生けるものすべて、花咲き実る盛んな時である。
この時にあっては、人々は夜は夜更かしすることなく、朝は早く起床し、日の長いのに倦むことがないようにする。精神的には志をたかぶらせることなくのびのびとし、肉体的にはうっとうしさを除いて、陽気を体外に泄らしてやる。この時にはすべて発散させるようにし、鬱積することのないように気をつけるべきである。そのようにできれば、それが夏における成長を特徴とする天地の気に相応じることであって、これこそ、夏時の養生法であるというものだ。
 この養生法に逆らって心をうつうつさせたり、身体に鬱熱させたりすると、夏に盛んに活動する心の臓が傷害されて病となる。たとえすぐに発病しなくても、秋がくるとこれが原因となり、おこり*となる。即ち夏にうけた傷害が元になって秋の収斂の気力が減少する結果病が表面にでてくるのだ。

とあり、特に「陽気を体外に泄らしてやる」は暑い=発汗の生理現象を上手に使うことを指しているのではないかと思います。暑い時こそ適度な発汗・発散が大切です。
*おこり は間欠熱のこと。





漢方ホーム薬局のHPはこちら
定休日;日・月・祝日   営業日;火~土  Am9.~Pm6.
by home-k | 2018-07-11 14:04 | 季節の養生