人生100年時代!! 2000余年前の記述を発見!! その 1
先日来、調べ物があり中医学(日本では漢方という)の古典を紐解いていて飛び上がるほどの驚きの記述に出会いました。それは中医学のルーツである世界最古の古典・黄帝内経 霊枢 意釈書のいちページにありました。
2000年余前に書かれたものですが、人の生い立ちが黄帝と学者との問答になっていて今でも通用する大変参考になる書物です。
黄帝 曰く。「天から与えられた寿命は百年であって、そこで命は尽きる。この天寿を全うすることできる者を、望診によって知る方法はどうか?」
学者が言う。「そのような長寿の人を望診いたしますと、鼻が長くて高く、顎や頬ががっしりと張っています。それは、呼吸と咀嚼が完全に行われているということで、営衛の運行が調和している証拠だからであります。また、顔面の上中下の各部の彫りが深くて調和しているのは、その人の骨組みが丈夫で肉付きの良いことを現しています。ですから、このような人は百年の寿命を全うすることができるものであります。」
この時代に「天命は百歳」を語っていたことに驚きです。
「人生100年時代」の言葉をよく耳にするようになりました。2018年の統計で百歳超えは69785人とのことでしたがここ数年この伸び率が高いようです。
健康で長寿を目指したいものです。歴史に裏付けられた中医学漢方の出番です。
・・・つづく・・
望診とは、人の神色・動態・体表各部・舌・大小便など目で観察すること。視診ともいい他に、聞診・問診・切診があり中医学では重要な診断法です。
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