この夏、仕事上がりの余暇に始めたサイクリングも20数回になります。路傍に咲く草花にも目を向ける余裕が出てきました。先日はナデシコの花が目にとまり確か漢方薬で使っている?と思い調べて見ました。
ナデシコの開花期の地上部全草を「瞿麦クバク」といい膀胱の熱を冷ます働きがあることから、この季節に多い湿熱の膀胱炎に「八正散」という効果のある処方の主成分になっています。
湿熱の膀胱炎とは体質的に日頃水分代謝が悪くその上に暑がりの人に、夏の暑熱が発病因子(外邪)として体に入り込み「湿熱の邪」となり膀胱や尿道に炎症性の症状を発症したものです。冬の膀胱炎に比べ自覚症状は強く、下腹部痛も強く・頻尿・尿意促迫・尿は濃く・ときには血尿になることもあります。舌の形がやや大きく・舌の苔が黄色くべっとりと付くことも特徴です。
定休日;日・月・祝日 営業日;火~土 Am9.~Pm6.