明日は今年の24節気締めの冬至です。冬が去って春が再びめぐってくるという意味で「一陽来復」は、まさに命の再生であり、人生においても苦しい時期が過ぎて運が開け始めることのたとえにも用いられます。この日を境に日脚は徐々に伸びていきます。
昔からこの日は小豆粥や南瓜(カボチャ)を食べたり柚子湯に入ったりする習慣があります。我が家では毎年このようにしているせいか、お蔭様で風邪をひきません。
漢方の国、中国では「冬令進補」といい、動物もそうであるように冬は貯蔵・蓄積の季節であるということから無理をせず栄養のある食べ物や、補う力のある養生薬を摂る習わしがあります。
また「補在三九(補は三九にあり」「三九補一冬、来年無病痛」といって、冬至の日から数えて3x9=27日の間に滋養剤を服用し、十分なエネルギーを蓄えておくと、次の年は病気にかからないという伝えもあります。

冬の養生薬には「鹿茸大補湯」「亀鹿二仙」などの人体の基本的なエネルギーの根源である”腎精”を補うもの、貧血を補う当帰を多用した漢方薬などなど沢山あります。
冬に弱い人,頑張りたいのに頑張れない人はこの27日間が勝負です。
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