お血と微小循環障害 ⑫-カム かむ 咬む 噛む 30ー
年初ですので健康づくりに
一つの提案をさせていただきます。
食べるとき皆様は何回ぐらい噛んでいますか?食べものの種類にもよりますが一口で多くても15回以内の方が多いのではないでしょうか。
生きていくうえで体に良いものを摂ることは当然のことですが、それを体に取り入れ有効利用するために
「よく噛む」ことを実行している方は少ないようです。社会のテンポが速いためか、便利な食べ物が多くなつたのか考えさせられます。そこで、これから
「カム・ かむ・ 咬む ・噛む30回以上」を実行してみていただきたいのです。必ず今までと違う体調に気付くと思います。
今や日本の食卓は飽食の時代、人に優しい企業努力?の結果スーパーやデパ地下では食べやすく加工調理された軟らかく美味しそうな食べ物であふれています。スルメや煎り豆などの硬い食べ物は片隅に追いやられたり見つけられなくなってきています。
咀嚼すれば唾液の分泌が起こり、よく噛めば噛むほど唾液の分泌は増加します。唾液腺は血管拡張物質や神経成長因子などの生理活性物質を分泌するので、咀嚼により唾液の分泌が多くなればなるほど血液の中の有益物質も濃度が高くなります。その結果脳内の血流量は増えると共に脳細胞の働きも活性化されます。ゆっくり食べることで満腹中枢も刺激を受けて食べ過ぎないという効果も期待できます。
咬む・噛む・噛みしめることはこんなに大切なことなのです。よく咬まない人にボケや肥満が多いのもうなずけます。
咀嚼の不足は唾液腺の出も少なくなり血管拡張物質も不足となるので血の流れも悪くなり様々な病を引き起こします。これが漢方で言う
「お血」で微小循環障害の一つです。
脳の血流障害を起こさないためにも
「良い食べ物」を
「バランスよく」「よくかんで」食べることが大切です。最近、「食養」がさかんに提案されてきましたが
「よく噛む」ことこそその原点ではないでしょうか。
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