有酸素運動といえばウォーキングが代表的で、ストレス解消や気分転換に、最近ではメタボリックシンドロームにいいと盛んに推奨されています。しかし「体にいい」こともその運動をする場所により効果が異なることが森林総合研究所の研究で明らかになってきました。
一つは街なかの都市環境と山や森の森林環境では同じ運動をしてもストレスホルモンである血中コルチゾールの数値は森林の方が低下するということです。コルチゾールが減ればストレスの解消にはより優位なのです。もう一つは、体をばい菌から守りガン細胞をやっつけるナチュラルキラー細胞(NK細胞)の免疫細胞は都市環境での運動では大した変化が無いのに山や森の森林環境ではグンと増え活性化されるのです。
こうなると、いい酸素(清気)の影響が大であることは明白で、それが漲っている所はやはり山や森がより優れていることになります。当然のことながら植物は炭酸ガスを餌に酸素を作り出し、人は植物達の作った酸素をいただき炭酸ガスを差し上げるのですから当に共生の関係にあります。この秋は自然豊かなところに出かけ出来たての酸素をタップリいただき免疫細胞を大いに増やしましょう。健康づくりにはこれに勝るものはないのです。
ウォーキングの山・森林環境での効用
○ 内臓脂肪を減少させる。
○ インスリン抵抗性を改善し、血糖を減少させる。
○ 血圧降下作用がある。
○ 血中トリグリセライド(中性脂肪)を減少させる。
○ HDLコレステロール(善玉)を増加させる。
○ ストレスホルモン(血中コルチゾール)を減少させる。
○ 抗ガン作用のあるNK細胞を活性化する。

金時山登山道の林の小道は新鮮な酸素がいっぱい!!
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