5月16日(金)、金時山の花たちに逢いに今朝も早起き、5時半出発。平日なのに足柄峠口車止め駐車場には早朝登山者の車が7台も並んでいます。こちらからの道は花が一番多いので花の観察には適しています。
ギンリョウソウが純白の姿を、テンナンショウが奇妙な形の花を、スミレも咲き誇っています。
小鳥達のさえずりをベースにウグイスが美声を披露してくれ、ツツドリが宇宙との通信?でしょうかポポー ポポーとリズミカルに重い美声を発しています。そして残雪に輝く美しい富士山を望みつつ歩を進めるのですから、回を重ねたくなるのは当然です。こんないいところが身近にあって幸せです。
今日の収穫
モミジイチゴ (キイチゴ属ばら科)

間違えやすいニガイチゴは花が上向きに咲くのが特徴。いずれも初夏には橙色の美味しい果実をつけ早朝登山者のみ、ご馳走になれます。
ミツバツチグリ(キジムシロ属ばら科)
山のモラル
いい気分でしたが、残念な出来ごとがまた起きてしまいました。先週美しい花を見せてくれていたアカバナヒメイワカガミが消えてしまったのです。登山道のすぐ脇でしたので嫌な予感がしていましたが案の定です。そこに咲いていてくれれば皆で楽しめたのに心ない人がいるものです。もう一つ近年困った問題があります。それは街から草花を持ち込んで植えたり、好みの花のタネを蒔いてしまうのです。金時山は自分の庭ではありませんし、植生が変わってしまうことになるかもしれません。自然を愛する者同士、金時山の自然を守っていきたいものです。
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