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2007年 03月 07日 ( 1 )
カム かむ EVERYBODY④ードライ体質は陰虚体質ー
 中国医学(漢方)では「体は気と血と水を基本にして構成されている」と考えています。
気・血・水は健康を支える三本柱といえ、「気」は生命のエネルギー、「血」は血液及びその機能、水は血液以外の水分及びその機能を指しています。この三っが充実して、スムーズに巡れば人は健康状態を保てますが不足したり巡りが滞ったりすれば人は健康の枠から外れていきます。

 前回のブログで、「水(すい)」の不足は「陰虚の体質」と分類しましたが、「陰虚」は血虚(血の不足)の程度が進み体の生理的な水分(津液=しんえき)が失われた状態で栄養不良、脱水、自律神経興奮などが見られるようになります。

 水は「陰陽」の陰に属し体内の陰陽バランスを保つために「体を潤し熱を冷ます」という重要な役割をしています。水が不足すれば体の陰陽バランスが崩れ陰の不足による熱が現れてきます。

 よく女性は、更年期が近づくとのぼせ、ほてり、カーッと汗をかくなどの症状に見舞われますが、これも体を潤す水が不足して熱が出やすいことと関係しています。更年期にドライマウスの訴えが多いのも源はここにあります。

 その他、「陰虚」の人などはやせ気味、頬が赤みをおびやすく、微熱、耳鳴り、寝汗が現れやすくなります。また、体の潤いが不足するため、肌のカサカサ、から咳、鼻の乾き、目の乾燥、口燥、唇のヒビワレ、便が兎糞様で硬く、舌の色は赤く、時に表面に裂け目があったり(裂紋舌)します。

 このように、最近多くなっているドライマウス、ドライスキン、ドライアイ、ドライノーズなどのドライ症状は漢方では上記の陰虚体質の一連の症状であつて局所的な病気とは捉えず補肺・腎・脾でその陰(水)を補うことで複合的な症状を改善することが可能です。ドライマウスを口だけの問題とする西洋医学の局所的な捉え方とは異なものといえます。

 噛んでも唾液が出ない人も「よく噛むこと」に努力し、漢方の滋陰薬で陰虚体質の全体を改善をする事で唾液腺を復活させ、その効用にあやかることが出来るようになります。

 健康を保つ秘訣は中医学の気・血・水の考えから自分の体質を知り、毎日の生活や食事の中で足りないものを補い、滞ったものを巡らせることが大切です。


* 気・血・水の過・不足による体質の見分け方は2005.12.21・23・26の当ブログの「自分でできる漢方的体質の見分け方」を是非ご覧ください。
 「自分でできる漢方的体質の見分け方 1」 2005.12.21
 「自分でできる漢方的体質の見分け方 2」 2005.12.23
 「自分でできる漢方的体質の見分け方 3」 2005.12.26

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by home-k | 2007-03-07 17:26 | ドライマウス