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カテゴリ:季節の養生( 11 )
冬の養生・寒さ(寒邪)に打ち勝つ!! 4のⅣ
 寒さに勝って冬を乗り切ろう!!

 Ⅳ 漢方薬で寒さをノックアウト

 寒さに負けないためには、規則正しい生活と季節感のある食養生が基本ですが免疫力・抵抗力・エネルギー(陽気)の不足が甚だしい場合には中医学漢方薬の出番です。e0024094_17105161.jpg


 陽気(エネルギー)を生む胃腸を調えて食物の消化・吸収を良くしたり熱エネルギーのもとを補ったり、或いは体に受けた寒さや冷え自体を取り除いたり、それによって悪くなった血行をよくしたり、ダメージのタイプによって様々な方法があります。

 漢方薬は一人一人の体質や症状によって使い分けます。
素人判断でご自分の症状や体質に合わない服用の仕方をすると効果がないだけでなく副作用の危険性もでてきます。

当店では体質に合った漢方薬を選定、調合しています。ご相談ください。



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by home-k | 2019-01-26 17:16 | 季節の養生
冬の養生・寒さ(寒邪)に打ち勝つ!! 4のⅢ
  寒さに勝って冬を乗り切ろう!!

Ⅲ 寒さに強くなるワンポイント

 寒さは体の表面や首の後ろ、足元、鼻から肺の呼吸器などから侵入してきます。
日頃から衣類の上からでもいいのでマッサージをしたり、外出時は首回りや足元を温かくしましよう(帽子・マスクやマフラー、カイロなどで)。

 食事も生ものや冷たいもの、過剰の水分は体の内側から冷やして代謝や血行を悪くしてしまうので避けた方がいいでしょう。また旬でない食べ物も同じことがいえます。できるだけ旬の食べ物や少量のスパイスを摂ることをお勧めします。e0024094_12032926.jpg

私たちの周りではここ10数年の間に「食」を取り巻く環境が変わっています。大きく変わったことは「食材の旬」が分かりにくくなったこと、物流の発達から「遠隔地の食材」が増えたことです。このことは食卓に季節感がなくなったことだけでなく中国医学漢方でいう医食同源・薬食同源の立場からすると食材のもつ性味の体を冷やすもの・温めるものや五味の酸・苦・甘・辛・鹹の味などの摂り方にもアンバランスとなり臓腑の働きに狂いが生じてきます。

 献立は地産地消で季節に合った食材を主にすることが寒さに強くなり、内臓を養い免疫をも豊かにすることになります。



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by home-k | 2019-01-26 12:14 | 季節の養生
冬の養生・寒さ(寒邪)に打ち勝つ!!  4のⅡ
 寒さに勝って冬を乗り切ろう!!

Ⅱ 寒さに負けないからだ 

 寒さに強い人と弱い人がいるのはなぜでしょうか?
寒さというのは、気候の変化や外気温など外界からの刺激です。ですから、免疫力・抵抗力の弱い人は寒さにも弱いということが考えられます。また寒さは陽気を襲いやすいので、この陽気が不足している冷え性タイプの人が寒さに弱いということにもなります。e0024094_15232127.jpg

 免疫力や抵抗力、陽気などの熱エネルギーは食べ物や生活習慣によって大きく左右されます。人間は食事によってほとんどの栄養を摂取しているので、不規則な食事や偏食、或いは無理なダイエットなどにより栄養の摂取ができないと体力の低下を招き、免疫力や抵抗力、熱エネルギーの不足に繋がります。同様に、睡眠不足や疲労の蓄積も体力の低下を招きます。また運動不足は、新陳代謝を低下させ、老廃物を蓄積させ身体にエネルギー不足を生じさせます。ストレスの蓄積もまた新陳代謝の低下を招くので、同じ結果になります。

 寒さに負けない体を作るということは、規則正しく栄養のバランスのとれた食事を心がけ、適度の運動と休息をとりストレスをためないということです。

"腹が減っては戦はできない”と言われるように飲食物を体の中でエネルギーに変えて人は活動をしています。自動車のようにただガソリンを入れさえすれば、エンジンが廻り走るだけのものではありません(ただお腹が膨らめばいいではダメ)。栄養バランスのとれた食事をすることは勿論ですが胃腸機能に負担をかけるような食生活や嗜好品も要注意です。例えば、冷たい飲食物を過度に摂っていると、体の中が慢性的に冷え、胃腸もその働きが緩慢になり陽気が生まれにくくなります。


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by home-k | 2019-01-25 16:00 | 季節の養生
冬の養生・寒さ(寒邪)に打ち勝つ!! 4の1
寒さに勝って冬を乗りきろう!!

 新年も小寒・大寒と過ぎ去り暦の上では早や立春が視界に入るような時期に来ていますが実際の春はまだまだ。関東地方では霜柱が立ち氷が張る本当の寒さはこれからです。

 今一度、気を引き締めて寒さを乗り切りたいものです。

 Ⅰ 寒さは熱を奪い代謝を低下させる
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 暖かい部屋から急に寒い外に出たり、寒いところに長時間いると体にはどんな変化がみられるでしょうか?一般的には体が冷え唇や皮膚の色が悪くなり、筋肉がこわばってくるなどの変化が見られます。これは寒さの持つ特徴による体の変化です。

 寒さは自分と反対の性質を持つ熱エネルギー(陽気)を襲いやすいので、寒さによって熱が奪われ冷えが現われます。この熱エネルギーは代謝を行ったり、促進したりする働きがあるので、寒さにより熱が奪われると代謝も低下して消化器症状や排尿異常などが見られることもあります。

 いろいろな物質は温度が下がると固まりやすくなります。私たちの体も同じで、血液は固まらないまでも流れが悪くなり、唇や皮膚の色が悪くなります。寒さは体を収縮させて運動を制限する性質もあります。そのため、寒さが皮膚を収縮させると鳥肌がたって汗が出なくなり、筋肉を収縮させるとこわばりや痛みが現われます。

 一般的に体温が1度下がると新陳代謝は10%余り下がり、免疫力は30%余り下がるといわれていますので寒さ(漢方では寒邪という)=冷え には十分な注意・対策が必要です。 
    ・・・・つづく。




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by home-k | 2019-01-24 17:46 | 季節の養生
冬の養生・寒さ(寒邪)に打ち勝つ!! 4の1
寒さに勝って冬を乗りきろう!!

 新年も小寒・大寒と過ぎ去り暦の上では早や立春が視界に入るような時期に来ていますが実際の春はまだまだ。関東地方では霜柱が立ち氷が張る本当の寒さはこれからです。

 今一度、気を引き締めて寒さを乗り切りたいものです。e0024094_17455744.jpg


 暖かい部屋から急に寒い外に出たり、寒いところに長時間いると体にはどんな変化がみられるでしょうか?一般的には体が冷え唇や皮膚の色が悪くなり、筋肉がこわばってくるなどの変化が見られます。これは寒さの持つ特徴による体の変化です。

 寒さは自分と反対の性質を持つ熱エネルギー(陽気)を襲いやすいので、寒さによって熱が奪われ冷えが現われます。この熱エネルギーは代謝を行ったり、促進したりする働きがあるので、寒さにより熱が奪われると代謝も低下して消化器症状や排尿異常などが見られることもあります。

 いろいろな物質は温度が下がると固まりやすくなります。私たちの体も同じで、血液は固まらないまでも流れが悪くなり、唇や皮膚の色が悪くなります。寒さは体を収縮させて運動を制限する性質もあります。そのため、寒さが皮膚を収縮させると鳥肌がたって汗が出なくなり、筋肉を収縮させるとこわばりや痛みが現われます。

 一般的に体温が1度下がると新陳代謝は10%余り下がり、免疫力は30%余り下がるといわれていますので寒さ(漢方では寒邪という)=冷え には十分な注意・対策が必要です。     ・・・・つづく。




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by home-k | 2019-01-24 17:46 | 季節の養生
冬の漢方養生 中国医学の古典に学ぶ
 2000年も前に書かれた中国の医学書・黄帝内経素問に今でも通用する四季の養生が記載されています。そのうちの「冬の養生」を転記してみました。

 冬の三か月間を閉蔵という。それはもろもろのものが門戸を閉ざして閉じこもる季節である。この期間は、水は凍り、地は凍てついて寒さが厳しいので、さすがに天の陽気もこれを柔らげることができないほどである。

この時にあっては、夜は早く寝、朝は遅くまで床にあって日が昇ってから起き、寒気に損なわれないようにしなければならない。精神的には気を静めて、何かしなければと思う志などふせかくし、また、ひそかな心持で、つねに満足していなければならない。肉体的には直に寒さにふれぬように、また、体を温かく保つように注意し、過労して汗をかき、陽気をたびたび逃がすことのないようにしなければならない。そのようにできれば、冬時における蟄蔵(チツゾウ=穴ごもりのことで啓蟄はその逆)を特徴とする天地の気に相応じることとなり、これこそ、冬時の養生法であるというものだ。

この養生法に逆らって精神を忙しく動揺させたり、寒にふれたり、過労して発汗し陽気をたびたび逃がしたりすると、冬の主役である腎の臓が傷害されて発病する。たとえすぐに発病しなくても、春になるとこれが原因となって、手足が萎えて冷える痿厥という病になる。それは冬にうけた傷害が元になって春の発生の気力が減少した結果、病が表面に出てくるのだ。

と、のべています。e0024094_17322584.jpg

保温が基本ですが暖房設備過剰で汗をかくのは体から陽気が抜けることでいいことではないと戒めています。戸外での有酸素運動、太陽の光を浴びることで陽気を養うことも大切です。






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by home-k | 2018-12-15 17:36 | 季節の養生
秋の漢方的養生 中国医学の古典に学ぶ
2000年前も前に書かれた中国の医学書 黄帝内経素問に今でも通用する四季の養生が記載されています。そのうち、「秋の養生」を転記してみました。

 秋の三か月間を、容平(ようへい)という。それはものの形が定まる季節である。
この期間は、天地の気が引き締まって澄んでくるように、すべてのものが収斂してく      る。
この時にあっては、早く寝て早く起きることが、ちょうど鶏の寝起きのようであるべきだ。志を安らかにして、あれもしなければならなかった、これもしなければならなかったと、心の中に欲望を押し込めるようなことはせず、遂げ得なかった志を悔やむことなく、心をゆったりとさせる。精神を落ちつかせて、秋の天地の粛殺の気が身体を損なうことのないようにし、志を遂げようとしてやたらと動き回り、冷えを受けて肺の臓を冷やすことが無いようにしなければならない。そのようにできれば、それが秋における収斂を特徴とする天地の気に相応じる所以であって、これこそ、秋時の養生法というものだ。
 もしこの養生法に従わず、むやみに精神を動揺させたり、あるいは秋の冷えにあたりながら過労したりすると、秋に盛んに活動している肺の臓が傷害されて病となる。たとえすぐには発病しなくても、冬が来ると、これが因となって下痢をおこす病となる。それは、秋に受けた障害が元になって、冬の蟄蔵(ちゅうぞう)の気力が減少する結果、病が表面に出てくることになるのだ。


とあり、秋冷に注意し、春・夏の季節のような活動的な行動にブレーキをかけた生活が大切としています。蟄蔵の気とは蓄えたエネルギーのこと?。e0024094_10474169.jpg


 


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by home-k | 2018-09-18 13:48 | 季節の養生
夏の漢方的養生  発汗過多は要注意
 暑さには汗が付きまといます。普通の暑さでの自然発汗はクールダウンであり、また体の老廃物を排出し代謝を活発化するためにも必要な生理現象です。

酷暑のこの夏は異常な発汗を感じている方が多いのではないでしょうか。
季節や天候が体の生理機能に及ぼす影響を重視する中医学漢方では「心(しん)は暑熱を悪(にく)む」といい、暑熱が心の生理機能に多大なダメージを与えるとしています。
この炎熱下では、体はオーバーヒート気味で熱中症様症状気味の方が多いのではないかと危惧しています。
また、中医学の古典では「心(しん)は汗を主る」「汗は心の液」ともいい心と汗は深い関係にあることを指摘しています。異常な発汗が見られる病に心筋梗塞や狭心症があります。e0024094_17262177.jpg


汗のもとは血液です。血液の中の水分(血漿)が汗として流失すれば血液は濃くなり血流は悪化し心の機能が発揮されなくなるので心筋梗塞や脳梗塞などの循環器疾患を引き起こしかねません。中医学漢方では血漿や組織液など栄養のある体液を津液(しんえき)といいます。それ故、発汗過多はこれらの栄養物(気・血)を失うことでもあり、このような場合津液を補う生薬を用いて血液の潤いに対応いたします。

熱中症予備軍の症状 体のほてり、めまい、頭がボーっとする、口の渇き、吐き気、動悸、息切れ、生あくび、体温高い、言葉がもつれる、黄色い汗、舌の苔が黄色、小便色濃い、便秘など。      意識障害は病院へ

西洋人参、白虎加人参湯、三黄瀉心湯、清暑益気湯、生脈散(麦味参)、炙甘草湯、天王補心丹、蒿芩清胆湯、感応丸などが繁用されます。

暑い環境で起こる健康の障害を中国医学3000年余の歴史の中の知恵を応用し、この酷暑を乗り切りたいものです。


 




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by home-k | 2018-07-21 17:35 | 季節の養生
夏の漢方的養生 中国医学の古典に学ぶ
 2000年も前に書かれた中国の医学書・黄帝内経 素問に今でも通用する四季の養生が記載されています。そのうちの夏の養生を転記しました。

 夏の三か月間を、蕃秀(ばんしゅう)という。それは花咲栄える季節である。
この期間は天地の陰陽の気が活発に交流し合って、生きとし生けるものすべて、花咲き実る盛んな時である。
この時にあっては、人々は夜は夜更かしすることなく、朝は早く起床し、日の長いのに倦むことがないようにする。精神的には志をたかぶらせることなくのびのびとし、肉体的にはうっとうしさを除いて、陽気を体外に泄らしてやる。この時にはすべて発散させるようにし、鬱積することのないように気をつけるべきである。そのようにできれば、それが夏における成長を特徴とする天地の気に相応じることであって、これこそ、夏時の養生法であるというものだ。
 この養生法に逆らって心をうつうつさせたり、身体に鬱熱させたりすると、夏に盛んに活動する心の臓が傷害されて病となる。たとえすぐに発病しなくても、秋がくるとこれが原因となり、おこり*となる。即ち夏にうけた傷害が元になって秋の収斂の気力が減少する結果病が表面にでてくるのだ。

とあり、特に「陽気を体外に泄らしてやる」は暑い=発汗の生理現象を上手に使うことを指しているのではないかと思います。暑い時こそ適度な発汗・発散が大切です。
*おこり は間欠熱のこと。





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by home-k | 2018-07-11 14:04 | 季節の養生
梅雨どきの漢方的養生
 日本の気候は変化に富んでいて四季折々、自然界の変化を楽しむことができます。
その反面、気候の変化についていけない人も多くいます。春の風の害:めまい・花粉症。夏の暑さの害:熱中症・紅い湿疹。秋の乾燥の害:咳や皮膚の乾燥。冬の寒さの害:インフルエンザ・しもやけ・神経痛など・・・・・・。

 なかでも、梅雨時は高温多湿、苔や藻、カビやぬめり(外湿)が目につきます。人の体も自然界同様に水虫や皮膚の化膿症、じくじく湿疹、陰部の痒み、カビ・ダニによるアレルギー性鼻炎、むくみや関節の腫れ、神経痛や痔・膀胱炎の悪化など ”湿気” の影響を受けた疾患が多く見られます。

 湿気体質(痰湿)のチェック   e0024094_18092729.jpg

 1.浮腫みやすい
 2.肌が脂性、または吹き出物が出やすい
 3.コレステロール、中性脂肪、体脂肪値が高い
 4.頭が重く痛む、体が重だるい
 5.めまいや吐き気がよくある
 6.低気圧の接近や雨の日に体調が悪い
 7.口が粘り、舌の表面に厚いベトベトした苔が多い  など

中医学漢方では、このような体質は水分代謝を主る臓器の脾(消化器系)・肺・腎の共同作用が悪いからで「口から胃に入った水分は脾で吸収され肺に運ばれ全身を潤して一部は汗となり、また腎に運ばれ尿となり体外に排泄される」一つの代謝システムとして考えています。この過程の異常を見つけ漢方薬で対処します。

 湿気体質(痰湿タイプ)の漢方的養生

1.甘いもの、果物など食べ過ぎない。炭酸飲料など飲みすぎない(就寝前の3時間は何も口にしない)
2.食物繊維の多い食事(雑穀類、海藻類、根菜類など)を心がける。食物繊維は腸内老廃物や余分な水分を吸収し便として排泄させる
3.コレステロールなど検査値の悪い人は青背魚を多く食べる
4.緑豆、緑豆春雨、冬瓜、はと麦、小豆(皮付き)は利尿作用がいい
5.インターバル・ウオーキングで良い汗をかく
6.除湿機、扇風機で湿気を追い出す

羗活勝湿湯、平胃散、藿香正気散、勝湿顆粒、三仁湯、清暑益気湯、五積散、療方昇陽などが繁用されています。

中医学漢方理論の応用で梅雨を乗り切りましょう。


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by home-k | 2018-06-20 18:18 | 季節の養生