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カテゴリ:口内炎( 2 )
口臭が酷い  治験報告
今日は11月8日は「いい歯の日」だそうです。
口のなかと言えば日頃から虫歯や歯槽膿漏の治療が大切ですが、口臭も気になります。

先月のこと酷い口臭に悩んでいる女性が来店されました。65歳  BMI 22
年に数回酷い口臭やら口内炎を発症して市販のサプリやら口中殺菌剤を使用していたが効果がなかった。問診中、温泉街などで感じるイオウ臭のような臭気を感じる。
家族からも注意されるので外出も控えるようになり落ち込むことが多い。性格的にも思慮過度のタイプで食道がんや胃がんがあるのではと胃カメラを受診したこともある。萎縮性胃炎との診断だった。e0024094_17445513.jpg


このところ食欲不振・空腹感はあるが食べたくない・口中が粘る・上腹部不快感・胸やけ・軟便・小便濃い、舌苔;ベットリとした黄色の苔が舌全体を覆い・裂紋(ひび割れ)がある。

思慮過度について中医学漢方では「思は脾の志」とあり「思」とは思考・思慮のことでありそれが過度になれば熱が生じ(A)、胃腸の生理活動の一つの水分代謝も悪影響で滞り(B)、AとBが合体して湿熱という病症が発生します。この患者さんの場合舌の状態や諸症状から胃腸の湿熱と判定しその治療をしてみました。

治療;胃腸の湿熱を捌く甘露飲を主にし水分代謝を改善する漢方薬を併用した。5日間の服用で口臭は無くなった。食欲も回復し表情も明るくなった。口臭の原因は様々なタイプがあり中医学漢方での病状の弁別が大切になります。殺菌剤の長期使用は口中の必要な常在菌も殺菌してしまいますので避けたいものです。


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定休日;日・月・祝日   営業日;火~土  Am9.~Pm6.
by home-k | 2018-11-08 17:49 | 口内炎
再発を繰り返す口内炎(舌)
64歳 女性  BMI 21
ここ数年、舌裏や舌辺にできる口内炎の再発を繰り返している。逍遥散類や帰脾湯類、小柴胡湯、黄連解毒湯などで手当てしていたが効かなくなった。処方薬も効果なしと来店された。

 問診から、最近口内炎の出来る場所は舌に限局されていて歯茎や唇、頬の内側などにはできない。2~3mmのものが月に1~2回できる。患部はやや赤く白い潰瘍状で熱感がある。痛くてヒリヒリする。食事がしみる、咀嚼しにくい、口数が減、再発するとイライラ、不機嫌、不眠、疲れやすい、口や喉の乾燥感、手足のほてり、尿が濃い、軟便気味、舌に苔少ない、舌色淡紅などの情報を得ることができた。

e0024094_17345489.jpg 中医学漢方では口内炎は様々な原因で生じた過剰な熱が口腔粘膜を焼けただれさせ発症するとしています。中医学の定義に「心(しん)は舌に開竅する」(心の機能は舌に反映するの意)とあるので上記の問診事項に照らし合わせると心の病症に合致することが多い。

 そこで、心の熱を冷ます黄芩やハスの種子の蓮子が主薬の清心蓮子飲にさらに心熱を冷ます処方を服用していただいた。二日目にヒリヒリ感と痛みはかなり軽減して、一週間でほぼ治癒することができた。

 口内炎は日頃多い疾患ですが原因も様々で多くの臓腑の異常が潜んでいますので発生源を見つけるために、詳細な問診や望診(視診)が必要です。






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by home-k | 2017-06-29 18:06 | 口内炎