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my walking 3 ナデシコの花
 この夏、仕事上がりの余暇に始めたサイクリングも20数回になります。路傍に咲く草花にも目を向ける余裕が出てきました。先日はナデシコの花が目にとまり確か漢方薬で使っている?と思い調べて見ました。
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 ナデシコの開花期の地上部全草を「瞿麦クバク」といい膀胱の熱を冷ます働きがあることから、この季節に多い湿熱の膀胱炎に「八正散」という効果のある処方の主成分になっています。

 湿熱の膀胱炎とは体質的に日頃水分代謝が悪くその上に暑がりの人に、夏の暑熱が発病因子(外邪)として体に入り込み「湿熱の邪」となり膀胱や尿道に炎症性の症状を発症したものです。冬の膀胱炎に比べ自覚症状は強く、下腹部痛も強く・頻尿・尿意促迫・尿は濃く・ときには血尿になることもあります。舌の形がやや大きく・舌の苔が黄色くべっとりと付くことも特徴です。




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# by home-k | 2019-09-06 17:05 | my off time
my walking 2  60年ぶり枸杞と出会う
 30度超えの暑い日が続いています。熱中症で生命の危険に及ぶ人も多いと報道されています。日頃、炎症性の疾患を抱えている人は細心の注意が必要です。

 昨日、仕事上がりのサイクリング中に60年ぶりの大発見がありました。いつもの酒匂川サイクリングコースでのこと。なんと!!枸杞の花を見つけたのです。思えば薬学生の頃自宅近くの農業用水路には無数のクコの木が自生していました。それが当時枸杞ブームが起き、またたく間に消え去ってしまいました。漢方薬局を開局してクコの実をよく使うようになり、どこかに自生してないか気になっていました。かなりのスピードで走っているにも関わらず、1cm位の小さな花ですがなぜか目が合ったのです。
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 秋になると赤い実(生薬名 枸杞子)が付きます。楽しみに見守ります。

 ナス科の植物で漢方薬の原料として繁用されています。葉は茶料として、根皮は地骨皮、果実は枸杞子といい本草綱目では「長く食べ続けると筋肉と骨は丈夫になり、体は軽やかで老けにくく、寒さや暑さに強くなり、不足した精気が補われ、美顔、美肌、明目安神によく、人を長寿にする」と記され「神農本草経」では上薬の不老長生薬に分類されています。

 我が家では、老化対策や目の栄養に枸杞が配合されている杞菊地黄丸を毎日服用し野菜サラダには枸杞子をばら撒いてたべています。

 



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# by home-k | 2019-08-22 16:35 | my off time
my walking  1
 日々の仕事が終わり18時過ぎ頃からwalkingによくでかけます。当地(小田原)では七夕の頃を堺に日が短くなり始め、8月のお盆前ともなると箱根山系の上に聳える富士山の裾野に夕日が沈む時間になります。

 このところの異常な暑さのため夕方とはゆえ道路の熱は冷めずwalkingどころではありません。そこで思いついたのが自転車、近くには二級河川の酒匂川がありその土手沿いにサイクリングコースが整備されていることに気づき走って見ることにしました。

 いやーなんと気分のいいこと。風を切って走るので汗ばむこともなく足の筋肉は鍛えられるし暑さなんて忘れるくらい快適なひとときです。昨日は二宮尊徳さんの生誕地・報徳橋まで走つてきました。家につくと流れるように汗がでて身も心も軽くなりビールの旨さは格別です。

 路傍に咲く「葛の花」をみつけました。葛の花は二日酔いなどの酒毒を消す働きがあり葛花解醒湯の処方があります。
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この葛の花の根っこが葛根(かっこん)といい風邪薬で有名な葛根湯の原料です。
葛根湯は桂枝・麻黄などが配合されているため温め・発汗作用があり、寒気を伴う風邪には最適でこれにまさる風邪薬はありません。

 しかし、冬に効いたからと夏に服んだら大変なことになります。葛根湯の性質は寒気があることがメインゆえ温め発汗させて体のバランスをとります。夏の体は暑さで熱を帯びています。更に温めることは禁忌であることは自明の理です。

 夏の漢方風邪薬は症状に応じてたくさん用意されています。漢方専門薬局で相談されることが治癒の早道です。
 

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# by home-k | 2019-08-10 15:03 | my off time
夏休みのお知らせ
 いつもお引き立ていただきありがとうございます。

勝手ながら下記の期間、夏休みとさせていただきます。

  8月 11日(日)~15日(木) 5日間

暑さ厳しき折、くれぐれもご自愛下さい。
夏休みのお知らせ_e0024094_13203078.jpg


漢方ホーム薬局のHPはこちら
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# by home-k | 2019-08-10 13:18 | お知らせ
梅雨時の漢方養生と膀胱炎患者の治験例
 梅雨どきの陽気は「蒸し暑い」の言葉がピッタリ。湿気と暑熱が合わさったもので漢方用語では「湿熱」と表現しています。

 この季節、急に小便の出具合が悪くなり下腹部の張りや痛み、尿道や出口の痛み、尿の濁りや血尿など「急性膀胱炎」症状の方が多くなります。この時期の膀胱炎はカロリー過多やストレスの感受性大(内因)の人に多く、外気の湿熱(外因)が相乗して発症します。

 今回の症例はストレス性の急性膀胱炎。

  70代  女性  bmi 21.5   日常ほぼ健康体梅雨時の漢方養生と膀胱炎患者の治験例_e0024094_17315457.jpg

 趣味の仲間40人と日帰りバス旅行にでかけ主催者の一人としてかなり気をつかつた。旅は楽しかったが小便の出が悪いのが気になっていた。夜中から下腹の張りと尿道の灼熱感、尿道痛があり尿色はかなり濃く量は少ない、疲れが酷い、不眠。以前にも同様な症状があり病院の治療(化学薬品)を受けたが半月以上治療を要した。
 ストレスを受けやすく思慮過度でもあり、今回のバス旅行がかなり体の負担になったものと思い肝経のストレスに効く龍胆瀉肝湯、加味逍遥散、五淋散など使用したが少し効果があるがあまりすっきりしない。顔が紅いことに気づき心経にストレスが流れ心労が心火となり、心と表裏の関係にある小腸の働きを乱し膀胱への水の流れが不足し旅先での尿量が不足したのではないかと弁証し心火を収める清心蓮子飲をメインに利尿を促す漢方薬を併用してみた。効果は抜群で薬を変えて二日目の昼過ぎ(5回目の服用,発症から4日半)には辛い症状はほぼ消失した。

 漢方薬の選択の難しさを実感し、中医学漢方の病状分析(弁証論治)の大切さを学んだ。症状が起きた背景などの聞き出し(問診)も大切なことでした。
 
 一般的には化学薬品の出番なのでしょうが中医学漢方を理論付けた先人の知恵のお陰で体にダメージを与えることなく漢方で治療できたことに喜びを感じました。

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# by home-k | 2019-06-27 17:49 | 季節の養生