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痛み方にも種類がある  漢方では仕分けが大切!!
 痛みには、頭痛や歯痛、五十肩や頚椎症、関節炎・腰痛や膝の痛み、痛風やリュウマチ、神経痛や筋肉痛、生理痛・・・・などがあり、誰でも日常生活の中でよく経験させられる疾患です。

 漢方で痛みを考えると、いずれの痛みにも共通した痛み方があります。
言葉で表現すれば、ひきつるような痛み 重だるい痛み 刺すこうな痛み 張るような痛み・・・・などですが漢方(中国医学)ではこの表現こそ大切で、そこから痛みの原因を探し出すことができます。

 1 天気が悪くなると重だるく痛む      痛み方にも種類がある  漢方では仕分けが大切!!_e0024094_17231938.jpg        

 2 冷えるとひきつるように痛む

 3 疲れるとシクシク痛む

 4 夕方や夜間にしびれるように痛む

 5 夜になると刺すように痛む

 6 緊張すると張るように痛む

 7 風呂に入ると痛みが増す

 8 痛みがあちこちに移動する

 9 痛みはいつも固定されている

など、よく経験されたのではないかと思います。

漢方薬での治療には、上記の痛みの仕分けが原因治療の基礎となり治癒への近道です。
痛みの治療は漢方薬が副作用もなく、体に優しく効果を期待できます。





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# by home-k | 2010-03-31 17:29 | 痛みと漢方
膝の痛みと漢方 体験談
 ついに来た老化現象!!

 常日頃の養生のお陰か、ご先祖様のいい遺伝子を頂いたのか歯科以外の診療を受けることがない高齢者の筆者ですが、昨晩秋の頃から膝の痛みを自覚。

 漢方薬での治療を試すいいチャンス到来です。それとも漢方研究の成果を試されているのか?。

 痛みは膝の関節から膝上の筋肉の前大腿部にかけてで、椅子から立ち上がるとき重だるく痛み無力感がある。立ち上がる時に何時とはなしに机やテーブルにひじをついて立ったり、両手を膝の上に置いて膝を押すような感じで立ち上がっている自分に気づいた。これは正真正銘の老化病だ!!。

 そう言えばこのところ、金時山でも追い越されることが多くなったり、眼精疲労の度合いが強くなったり、臼歯が割れて欠けたりで老化度はアップするばかりでした。

 このような症状がベースの痛みは、漢方の弁証からすれば「不栄則痛」の症状です。「不栄則痛」の痛みの程度は強くなく、体の生命活動に必要なエネルギー(気)や栄養物質(血)が不足していて、痛みの悲鳴を上げている関節や筋肉を養えない状態なのです。

 この原因の多くは過労による消耗や加齢による内臓機能の低下が気・血・精を十分に造りえないことであり、「肝腎の精血不足」といっています。

 このような時に漢方では、肝腎を補う”うどの根茎”が主成分の 独活寄生湯、 ”クコ”が主成分の杞菊地黄丸などを用いることが多くあります。筆者の場合、左膝の痛みが強かったので血液循環も改善する活血薬も併用し二ヶ月で改善することができ、いつの間にか肘を使って立ち上がることはなくなっていました。
漢方パワーに感謝!!。

 反省
 週一回の早朝金時山登山、夕食後の6000歩のウオーキング、週三回の社交ダンスのレッスン、しかも昨秋から習い始めたラテン種目のジャイブはボール部分(足の指部分)で踊ることが多くBMI 25の体格にはチョットきつかったのかも知れません。家族からは「身の程知らず!」とブーイングの嵐。膝の痛みと漢方 体験談_e0024094_2222496.jpg





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# by home-k | 2010-03-20 17:54 | 腰膝痛
オーストラリアの旅 No.4 ブルーマウンテンズ国立公園
 シドニー郊外の人気観光地・ブルーマウンテンズ国立公園は西へ約65km、1時間半のドライブです。
2000年に温帯雨林帯の森として世界自然遺産に登録された100万ヘクタール余の広ーい・ひろーい森林公園で数百種ものユーカリの木の森です。ブルーマウンテンズの名称はこのユーカリの木々からオイルが揮発し、それに太陽の光が反射してこのジャミソン渓谷一帯が青く霞んで見えることに由来するとのこと。
 
オーストラリアの旅 No.4 ブルーマウンテンズ国立公園_e0024094_15361564.jpg

 幸運にも天気に恵まれ雄大な景観の青く霞む大自然の姿をこの目で見ることができました。左手に原住民・アポリジニの伝説の奇岩スリーシスターズがアクセントに聳え絶景です。深呼吸、シンコキュー,吸って、吐いてーはいてーー、濁気の交換!!。
 
オーストラリアの旅 No.4 ブルーマウンテンズ国立公園_e0024094_15375377.jpg

 9名の小グループツアーでしたので衆議一決、スリーシスターズの奇岩まで散策することになりました。予定にないことで、こんなこと初めてと困惑顔ながらガイドさんの厚意で実現。急な階段を上り下り、小さな橋を渡り奇岩の懐にお邪魔する。遠くで眺めたのとは迫力が違います。往復30分のウオーキングはカロリー過多の体に空腹感を与えてくれました。
 
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オーストラリアの旅 No.4 ブルーマウンテンズ国立公園_e0024094_1540623.jpg


 最高傾斜52度の斜面を下るシーニックレールウエイのトロッコ列車で行くユーカリの木々の森林浴散歩も癒しの空間でした。





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# by home-k | 2010-03-11 17:04 | オーストラリアの旅
尿路結石の漢方治験例 
 65歳  男   BMI 22

数年にわたり、再発を繰り返す尿路結石に悩む。年に1~2回発作痛あり。ツアー旅行中にも発作痛が再発したことがあり、同行者にも大変な迷惑をかけてしまい好きな旅行も怖くて参加できなくなった。腎盂付近に砂状の結石が多数あると医師の診断。毎日が爆弾を抱えているようで不安でたまらない。尿路結石の漢方治験例 _e0024094_1147527.jpg
漢方薬で何かいい方法があるのかと来店された。

 激痛発作時、脇腹・下腹部から外陰部に放散する激痛、いつもより強い張るような腰痛、吐気、血尿(潜血)がある。

 既往症:7年前初期胃ガンOPE、高血圧症。

漢方所見: 舌は大きく(胖大)・白い苔が厚くある、尿遠く濃い・夜間尿3回、軟便、腰痛(ベルトラインの上)、膝の痛み(左右)。

漢方的分析: 舌の状態や軟便・吐気などから脾胃(消化器系)の水を捌く機能が低下がみられ、又、排尿異常・腰膝の慢性痛などがあることから腎の水を捌く機能も低下し、滞りがちな水湿は湿濁という病理的産物(汚れた粘液性の物質=ヘドロ様)に変化し、やがて熱を帯び尿液を濃縮し尿路に結石を形づくったと思われます。

漢方薬治療: 体の水分代謝を引き受けている脾・腎の機能低下(脾腎気虚)が結石を形づくったことから、脾腎の機能を高める二種の漢方薬を服用していただいた。一年間再発なし。
二年目から加齢に対し抗老防衰の意味で腎の働きを正常に保つ補腎薬のみを服用し、5年間痛みの再発はない。

発作期に対しては、りんどうの根の竜胆草・オオバコの種子の車前子・牛膝(イノコズチ)・くちなしの実の山梔子などの漢方薬を用意しましたが、その後再発の発作痛がないので一度も服用せず。


   筆者も35年前の激痛以来、漢方薬の補腎薬を服用し再発なしです。




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# by home-k | 2010-02-25 11:50 | 痛みと漢方
尿管結石と漢方
 激痛を伴う尿路結石が食生活の変化に伴い増加しています。
尿は腎臓で作られ腎盂、尿管、膀胱、そして尿道を通り体外に排出されますが、尿の通り道に結石が詰まるのが尿管結石で激しい痛みを伴うのが常です。

 西洋医学では尿路結石の原因は特定されていませんが、一つの考え方として代謝異常や腎臓での排泄障害などから尿中に過剰にふくまれるようになった結石形成物質が析出しやすくなるために結石ができるとしています。尿管結石と漢方 _e0024094_17195447.jpg

 中国漢方では、一歩踏み込んで前述の代謝異常や腎臓での排泄障害の原因の多くは暴飲暴食、お酒、甘味、油っこいものなどの過食が消化器・胃腸系に負担をかけ、またそのパワー不足(脾虚)のために生理的な物質に転化できず非生理的な汚れた水分として体内に留まる(痰湿・ヘドロ様物質)のが原因と考えています。

 こうして内生した痰湿はストレスやカロリー過多で発生した熱により徐々に熱を帯び(化熱)、湿熱の状態となり熱はさらに痰湿を濃縮して溶解しにくい病理的な物質を形成していきます(丁度ヘドロが濃縮されて固形物になる如し)。
湿熱は腎・膀胱などの尿路の正常な生理機能を乱しますので尿液はさらに濃縮されて尿路に結石を形成していきます。

 尿路に異物が詰まり尿の排泄ができなければ痛むのは当然で、突発性の腰痛や脇腹の激痛、下腹部から外陰部に放散するような激痛に見舞われます。

 中国医学ではこのような痛みの原因を「不通則痛=詰まって通じなければ痛む」と明快に説明していますので障害物を取り除くことを最優先します。

 中国では 排石湯 が繁用されていますが、日本では五淋散、猪苓湯、大柴胡湯、四逆散、五苓散、血府逐瘀湯、牛車腎気丸などなどが症状に応じて使われています。

 辛い痛みを伴う尿管結石は再発を繰り返し易いので、痛みのない安定期に体質の改善をするのが得策です。食養生は勿論のこと、余剰のカロリーは運動で減らし、消化器系や腎系の働きを改善する漢方薬で痰湿(ヘドロ様物質)を溜めないようにすることが大切です。

 筆者も35年前に晴天の霹靂の激痛を経験し驚きましたが漢方養生のお陰で再発は一度もありません。
次回に尿管結石の治験例を報告いたします。 



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# by home-k | 2010-02-20 18:02 | 痛みと漢方