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冬の養生・寒さ(寒邪)に打ち勝つ!! 4の1
寒さに勝って冬を乗りきろう!!

 新年も小寒・大寒と過ぎ去り暦の上では早や立春が視界に入るような時期に来ていますが実際の春はまだまだ。関東地方では霜柱が立ち氷が張る本当の寒さはこれからです。

 今一度、気を引き締めて寒さを乗り切りたいものです。冬の養生・寒さ(寒邪)に打ち勝つ!! 4の1_e0024094_17455744.jpg


 暖かい部屋から急に寒い外に出たり、寒いところに長時間いると体にはどんな変化がみられるでしょうか?一般的には体が冷え唇や皮膚の色が悪くなり、筋肉がこわばってくるなどの変化が見られます。これは寒さの持つ特徴による体の変化です。

 寒さは自分と反対の性質を持つ熱エネルギー(陽気)を襲いやすいので、寒さによって熱が奪われ冷えが現われます。この熱エネルギーは代謝を行ったり、促進したりする働きがあるので、寒さにより熱が奪われると代謝も低下して消化器症状や排尿異常などが見られることもあります。

 いろいろな物質は温度が下がると固まりやすくなります。私たちの体も同じで、血液は固まらないまでも流れが悪くなり、唇や皮膚の色が悪くなります。寒さは体を収縮させて運動を制限する性質もあります。そのため、寒さが皮膚を収縮させると鳥肌がたって汗が出なくなり、筋肉を収縮させるとこわばりや痛みが現われます。

 一般的に体温が1度下がると新陳代謝は10%余り下がり、免疫力は30%余り下がるといわれていますので寒さ(漢方では寒邪という)=冷え には十分な注意・対策が必要です。     ・・・・つづく。




漢方ホーム薬局のHPはこちら
定休日;日・月・祝日   営業日;火~土  Am9.~Pm6.
# by home-k | 2019-01-24 17:46 | 季節の養生
冬の養生・寒さ(寒邪)に打ち勝つ!! 4の1
寒さに勝って冬を乗りきろう!!

 新年も小寒・大寒と過ぎ去り暦の上では早や立春が視界に入るような時期に来ていますが実際の春はまだまだ。関東地方では霜柱が立ち氷が張る本当の寒さはこれからです。

 今一度、気を引き締めて寒さを乗り切りたいものです。

 Ⅰ 寒さは熱を奪い代謝を低下させる
冬の養生・寒さ(寒邪)に打ち勝つ!! 4の1_e0024094_17455744.jpg

 暖かい部屋から急に寒い外に出たり、寒いところに長時間いると体にはどんな変化がみられるでしょうか?一般的には体が冷え唇や皮膚の色が悪くなり、筋肉がこわばってくるなどの変化が見られます。これは寒さの持つ特徴による体の変化です。

 寒さは自分と反対の性質を持つ熱エネルギー(陽気)を襲いやすいので、寒さによって熱が奪われ冷えが現われます。この熱エネルギーは代謝を行ったり、促進したりする働きがあるので、寒さにより熱が奪われると代謝も低下して消化器症状や排尿異常などが見られることもあります。

 いろいろな物質は温度が下がると固まりやすくなります。私たちの体も同じで、血液は固まらないまでも流れが悪くなり、唇や皮膚の色が悪くなります。寒さは体を収縮させて運動を制限する性質もあります。そのため、寒さが皮膚を収縮させると鳥肌がたって汗が出なくなり、筋肉を収縮させるとこわばりや痛みが現われます。

 一般的に体温が1度下がると新陳代謝は10%余り下がり、免疫力は30%余り下がるといわれていますので寒さ(漢方では寒邪という)=冷え には十分な注意・対策が必要です。 
    ・・・・つづく。




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# by home-k | 2019-01-24 17:46 | 季節の養生
年末・年始 お休みのお知らせ
お客様各位

 いつもお引き立ていただきありがとうございます。
年末年始のお休み予定は
12月30日(日)~1月4日(金)まで連休いたします。
新年は1月5日(土)からの営業になります。
年末・年始 お休みのお知らせ_e0024094_15443374.jpg

 急用の際は、お電話してみてください。


新年はより良い年になりますように祈念いたしています。


       漢方ホーム薬局  薬剤師 川口雅祥

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# by home-k | 2018-12-25 16:00 | お知らせ
冬の漢方養生 中国医学の古典に学ぶ
 2000年も前に書かれた中国の医学書・黄帝内経素問に今でも通用する四季の養生が記載されています。そのうちの「冬の養生」を転記してみました。

 冬の三か月間を閉蔵という。それはもろもろのものが門戸を閉ざして閉じこもる季節である。この期間は、水は凍り、地は凍てついて寒さが厳しいので、さすがに天の陽気もこれを柔らげることができないほどである。

この時にあっては、夜は早く寝、朝は遅くまで床にあって日が昇ってから起き、寒気に損なわれないようにしなければならない。精神的には気を静めて、何かしなければと思う志などふせかくし、また、ひそかな心持で、つねに満足していなければならない。肉体的には直に寒さにふれぬように、また、体を温かく保つように注意し、過労して汗をかき、陽気をたびたび逃がすことのないようにしなければならない。そのようにできれば、冬時における蟄蔵(チツゾウ=穴ごもりのことで啓蟄はその逆)を特徴とする天地の気に相応じることとなり、これこそ、冬時の養生法であるというものだ。

この養生法に逆らって精神を忙しく動揺させたり、寒にふれたり、過労して発汗し陽気をたびたび逃がしたりすると、冬の主役である腎の臓が傷害されて発病する。たとえすぐに発病しなくても、春になるとこれが原因となって、手足が萎えて冷える痿厥という病になる。それは冬にうけた傷害が元になって春の発生の気力が減少した結果、病が表面に出てくるのだ。

と、のべています。冬の漢方養生 中国医学の古典に学ぶ_e0024094_17322584.jpg

保温が基本ですが暖房設備過剰で汗をかくのは体から陽気が抜けることでいいことではないと戒めています。戸外での有酸素運動、太陽の光を浴びることで陽気を養うことも大切です。






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# by home-k | 2018-12-15 17:36 | 季節の養生
いい夫婦の日  1 1 2 2 
今日は11月22日、” いい夫婦の日 ” だそうです。
価値観の問題でいろいろな形の「いい夫婦」があると思います。でも人生で望むものは誰しも「幸福と健康」ではないでしょうか。

幸福については国連が発表している統計で「世界幸福度報告書」があります。2018年版によると156ケ国中日本の幸福度は54位で年々下降気味です。フインランド、ノルウエーなど北欧の国々が毎年上位を占めています。因みにアジアでは台湾が26位、韓国57位、中国86位です。

この幸福度は 1.人口当たりのGDP(堅調な経済成長)
       2.社会的支援(困ったときに頼れる人がいるか)
       3.健康寿命(介護なしで自立した人生を送れている)
       4.生き方の自由度(自由に満足し自分に適した生き方ができる)
       5.他者への寛容さ(過去一年間に慈善団体に寄付などしたか)
       6.社会への信頼感(政府や仕事上で腐敗が蔓延していないか)
 などを主な指標として過去三年間の平均値を算出しています。

個人の幸福度は「家族・友人・仲間がいる、仕事や役割があり生きがいがある、楽しみを持っている、感動がある、健康である、運動習慣がある、経済的に余裕があること」などで左右されると言われています。自分の強みを見つけそれを活用することが幸福度を向上させることになります。例えば向学心(知恵・知識)、熱意、親近感を生む人間性、謙虚さ、感謝、未来への希望などこうありたい憧れなどを持ちながら生活ができればと思います。

健康についても、いくら寿命が延びて長生きしても要介護の人生では幸福とは言えません。各人介護なしで自立した人生を送ることができれば「いい夫婦の日」にふさわしい生き方になると思います。

幸福度・健康寿命を延ばすには三千余年にわたる臨床経験に裏付けられた中医学漢方の活用が最適です。




 







# by home-k | 2018-11-22 18:07 | 健康寿命